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2021.10.12

食べながら痩せるとリバウンドしないってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「ダイエット」について。食べながら痩せるとリバウンドしないってホント? 「食べるダイエット」を基本とし、食事コンサルティングも行っているパーソナル管理栄養士の三城円さんにお話を伺いました。

Q:食べながら痩せるとリバウンドしないってホント?

ダイエットは「食べないこと・食事制限したほうがよい」というイメージがあります。しかし、食事制限のダイエットをすると、逆にリバウンドで太るという話も聞きます。ダイエット中もしっかり食事を摂ったほうが、いいのでしょうか? 三城さんに聞いてみました。

A:ホント

「食べないダイエットは、ダイエットを止めたあと、リバウンドする可能性が高いです。また、そもそも食べないダイエットは続きません」(三城円さん・以下「」内同)

食べないダイエットがリバウンドする理由は?

「食事制限だけに頼るダイエットを続けると、やめたときにエネルギーを吸収しやすく、太りやすい体になってしまいます。また、実際に、食事制限系のダイエットというのは、続いても6か月ほどで、もとの食習慣に戻ってしまうというデータもあります。それを考えると、普通の食事を続けていたほうが、リバウンドもしません。
きちんと食べることで、無理せずダイエットを続けることができれば、それが習慣になり、痩せやすい体がつくれます。ダイエットを“イベント”にせず、“日常生活に馴染ませる”ということがポイントです。例えば、スタイル抜群の芸能人の人が“特別なことは何もしていません”と言っていたりしますよね。そういう人は、特別なことをやっている意識がないくらい、スタイルキープできる食習慣が身についているのです」

「食べるダイエット」のコツは?

「食べることの目的はいくつもありますが、そのひとつが“生きるため”。食べるということは人間の本能です。数日間は続けられたとしても、“一生食べない”ということはできないのです。食べないダイエットがうまくいかない理由は、食べたいという欲求があるのに、食べないという行動をとっている自分に対し、無意識に矛盾を感じたり、“食べたいのに食べられない”という葛藤を抱えながらダイエットをしているため、長続きしません。“生きる”という本能に一致するダイエット方法は“ちゃんと食べる”ということ。“食べてはいけない”ではなく、“正しく食べることが大事”という意識に変わることが、食べるダイエットへの第一歩です。
しっかり食べて痩せやすい体を維持する、という考えに変われば、食事の内容や食習慣も変わってきます。そうすると、食べてもリバウンドしない体に変えていくことができます」

食べることで痩せやすい体がつくれる理由は?

「実は、ダイエットに必要なエネルギーの代謝は、食べることで促進されます。また、美肌を生み出すのに必須な“新陳代謝”と言われる細胞の入れ替わりなども、食事を摂ることでしかうまくいきません。
“しっかり食事をして、痩せやすい体をつくっていく”というのは、車をイメージしてもらうと、わかりやすいかもしれません。車はガソリンを入れて、メンテナンスしながら乗ることで、長く、うまく動いてくれますよね。人間の体もそれと同じで、ガソリンとなる食事を摂って、メンテナンスという調整をしていくことで、調子のいい体をつくることができるのです。
そして、食事だけで大体ランニングを30分しているのと同等のエネルギーが消費されます。ということは、食べてエネルギーを摂取しながら、消費もしているわけです。そう考えると、食べることへの恐怖心も減らせますし、“食べることで痩せやすい体がつくれる”ということも納得できますよね」

食べはじめると一時的に体重が増える

「今まで食べないダイエットをしてきた人が食べはじめると、体重は一時的に増えます。そうすると『やっぱり増えた!』となり、恐怖心から食べるダイエットをやめてしまうことがあります。しかし、この場合の体重増加は、今まで足りなかったものを補うために水分などが増えた結果で、単に脂肪が増えたわけではないので、途中経過として問題ありません。
体の中というのは60%が水分で、代謝を促すために血液が循環し、体を水分で満たすために一時的に体重が増えるということが起こります。しかし、それもしっかり食べて、代謝を促進することで、最終的に余分な水分を排出することができます。そして、脂肪が燃えやすい体に変わっていくことで、痩せやすい体をつくることができます」

Check
  • 食事をすることでしか新陳代謝は起きない
  • 食べ始めると最初は水分で体重が増えることもある
  • 代謝が促進されることで脂肪が燃えやすい体になる
  • 食べることでもエネルギーが消費される

食べながら痩せる食事習慣とは

「食べながらとはいえ、むやみやたらに何でも食べていいという話ではありません。不足している栄養素があったり、必要だけどあまり日常的に食べていないものがある場合は、それらを積極的に食べる意識をもつことが必要です。“これを食べてはいけない”という厳しい制限はないものの、摂りすぎているものは控えるようにしましょう。例えば、ラーメン&ライスがイメージしやすいと思うのですが、糖質は必要な要素である一方、ラーメンとお米のセット、というのは糖質の摂り過ぎです。どちらかを減らして、野菜や肉、魚のメニューを足したほうがいいですよね。多いものは減らし、足りないものは増やし、調整して食べるということを意識しましょう。バランスを取ることを習慣化していくことで、しっかり食べていても太らない、という結果に繋げることができます。

ポイントとなるのは、11食を制限するのではなく、1週間で帳尻合わせするということ。1日のうち1食、ラーメン&ライスを食べたとしたら、そのほかの食事はエネルギーの観点や栄養バランス、食べるタイミングなどを考えたバランスの良い食事に調整できればOKです。この方法であれば気軽に続けることができ、ストレスなく、痩せやすい体に向かっていくと思います」

Point

・食べすぎているものは減らし、不足しているものは増やす
・1食1食を制限するのではなく、1週間で帳尻を合わせる

パーソナル管理栄養士
一般社団法人日本パーソナル管理栄養士協会 代表理事
食の相談窓口 San-CuBic 代表
HER-SELF女性の健康プロジェクト 理事

大学卒業後、病院勤務に従事。その後、筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。自身のダイエット・摂食障害の経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、苦しんでいる人のサポートをするため、2011年にパーソナル管理栄養士として独立。食べるダイエットを基本とし、ダイエットや摂食障害、アスリートなど、一人ひとりの目的に沿った食事コンサルティングを行っている。「健康なときこそ、食の相談は管理栄養士にするのが当たり前な社会づくり」を目指し、さまざまな活動にも取り組んでいる。著書は『一週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法』(サンマーク出版)。

HER-SELF女性の健康プロジェクト
HER-SELF女性の健康プロジェクトとは、女性自身がいきいきと活躍できる世の中を作りたいという思いから生まれたプロジェクト。女性自身、そして女性を取り巻く社会や企業、パートナー、家族や友人のパートナーシップで女性の健康を実現します

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文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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