健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2020.8.29

女優・あーちすと のんさんインタビュー|「美容も創作も悔しさや怒りがパワーの源」のんさんの“清廉潔白肌”をプロが解説

\「清廉潔白肌」を体現するのんさんスペシャルインタビュー/
単なる美肌よりもさらに深く。透明感のもっと先。今みんなが本当に求めているのは、角層数ミリではなく、芯から美しい、清い肌。独特の存在感と唯一無二の透明感で注目を集める女優・のんさんの魅力に迫りながら、私たちが目指すべき肌について考えます。

美肌の価値観が変わろうとしている、今だから。「清廉潔白肌」へと舵を切ろう!

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美容も創作も、悔しさや怒りが私のパワーの源です
カメラ前に立ったのんさんは、マスカラをたっぷり塗っているわけでもなければ、スキなくファンデーションを塗っているわけでもない。なのにその目や肌は圧倒的な存在感を放ち、まさに「清廉潔白」そのもの。『清廉潔白肌という表現、面白いですね』と、はにかみながら伝えてくれるその姿に、場がほっこりと和む。

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清廉潔白な肌と聞いて思い浮かぶ人はいますか?という問いに、すぐさま名前を上げてくれたのは、女優の大先輩でもある桃井かおりさんと宮本信子さん。
「おふたりとも透明感やハリがあって毛穴がない。何より肌に品があって、まさに清廉潔白な肌。思わず、なんでそんなにキレイなんですか?と聞いてしまった程。今までは、本当に何もやっていなくてメイクさんに怒られていたんですが、27歳になってようやく美容に興味が出てきました。ケアを怠っていると、やっぱり怠ったなりの顔になる…。やりたいことのために一生懸命勉強するのと同じように、自分を生かし輝かせるためにスキンケアやメイクはすごく大切なんだとやっと気づきました。最近はスクラブで毛穴のケアをしたり、家の中にいるときもUVケアをしたり…。あっ、でも面倒なときは、一級遮光カーテンにも頼ったりもしています(笑)」

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美容に目覚める一方で、それが義務になり、“美肌に追いかけられるような生活”は嫌だと言うのんさん。その言葉から垣間見えるのは、内に秘めた芯の強さ。
「外に出られないステイホーム中も、メラメラとやる気がわいてきて、いつも以上にストレッチやお手入れをして、すごく健康に。肌の調子も良くなりました」

そんなエピソードからもわかるように、美容や現在の精力的かつ幅広い活動のエネルギー源は、なんと怒りなんだそう。
「怒りや悔しさを感じた瞬間に脳が活性化するというか。そのパワーを明るく変換して創作に生かしています」

最後に今後やりたいことを尋ねると、「最近かわいい型紙を見つけたので、今すぐにでも洋服を作りたい!陶芸もやってみたいし、映画監督も!」と、目を輝かせるのんさん。もしかしたら、彼女の清廉潔白なオーラは、美しい肌という表面的なものだけではなく、飽くなき好奇心や信念といった内面からにじみ出ているものなのかも知れません。

私たちがのんさんに魅かれる理由

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なぜ今、「清廉潔白肌」なのか――?

女優の枠に収まらない多方面かつ多彩な活躍ぶりは、のんさんが多くの人を魅了しているからにほかなりません。ではなぜ私たちはのんさんに惹かれるのか?その理由を美容やエンタメのプロをはじめ、のんさんを知る身近な人が改めて分析。そこから見えてきたのは、人も物も、情報も、美しさも…、“表面的”なものではなくより“本質的”なものが求められているという事実でした。

美容エディター 松本千登世さん「それは貫いた意志の先に得られるもの」

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強くしなやかな「意志」なくしては、「清廉潔白」はかなわないと思うのです。生まれつきのものでもなく、もちろん、装ったり演じたりできるものでもなく。いつなんどきも、そうでありたい、そうであり続けたいという意志で 鍛えられ、磨かれ、何層もの清らかさが積み重なって、ようやく出来上がるもの。のんさんの肌には、その層を感じる。だから、今、目を奪われるのです。

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美容エディター 松本千登世さん
美容や人物インタビューを中心に幅広い媒体で活躍中。『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる「いい加減」美容のすすめ』(講談社刊)をはじめ、著書も多数。

 

フリーライター 木俣 冬さん「ビジュアルや表現“以前”の人となりが透ける時代」

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SNSやYouTubeなど俳優自身が直接発信できるようになってきて、その人のビジュアルや表現のみならず、考え方や私生活も以前に増して注目されています。清潔感あるライフスタイルや前向きな生き方は顔に出るもので、そういう人程肌状態も透明感があるように見えます。とりわけここのところのステイホーム期間中も折り目正しく生活していた方と少し怠けていた人の差は出るもの。その点、のんさんは、常に新しいことにチャレンジしながら、みずみずしい素肌をキープしていて、“清廉潔白肌”と呼ぶのにふさわしいと思います。

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フリーライター 木俣 冬さん
ドラマや演劇、映画などエンタメに関するルポルタージュやインタビューを執筆。「みんなの朝ドラ」(講談社新書)、「蜷川幸雄身体的物語論」(徳間書店)、「ノベライズ連続テレビ小説なつぞら」(NHK出版)など著書も多数。

 

ヘア&メイクアップアーティスト Shihomiさん「内面と肌がリンクして、その人らしい美肌になる」

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時代の流れと共に美しいと人々が感じるものが変わってきていて、それは肌も同じ。明るく均一な肌だけが美肌の正解ではなく、自然な赤みがある繊細な肌や、海で真っ黒に日焼けした肌、そばかすのある肌…すべてが個性であり魅力。肌はその人の心やスタイル、生き方など、パーソナリティを色濃く映すので、内面にフィットした“自分らしい肌”をもっている人に惹かれます。のんさんは、常にスタッフと同じ目線で、“どう表現したらいいか──?”を追求するアーティスト。その一途なピュアさと強さが、彼女のキメ細かく透明感のある肌と相まって唯一無二の「清廉潔白」な存在感となっていると思います。

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ヘア&メイクアップアーティスト Shihomiさん
FOCUS STUDIO主宰。日・英・仏の言語を操り、東京とパリを中心に活動し、2010年に帰国。現在は広告、カタログ、雑誌など活躍の場を広げている。のんさんをはじめ、女優やアーティストからの指名も多数。

 

美容外科医・美容皮膚科医 上原恵理さん「のんさんを通して自分もこうありたいと再確認」

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ここ数年、SNSの影響などで美容を取り巻く環境が変わり始めているのを肌で感じています。情報が手軽に入手できるようになった反面、間違った情報が広がりやすいのも事実。SNSで医学的に間違ったものを正すと、良くも悪くもすごく反響があります。たとえたたかれても真実を伝えることが私の使命でもあり信念。患者様やフォロワーの方、純粋にキレイになりたいと美容に向き合うすべての女性に対して、常に「清廉潔白」でいたいという思いは年々強くなっています。のんさんの活動や佇い、肌から伝わってくるのも、フィールドは違えど同じ「清廉潔白」感。惹かれると同時に、同じ女性としてとても共感します。ピュアなかわいらしさの奥にあるであろう熱く強い信念に、勇気をもらえるし応援したくなる。その“共感”こそが、のんさんが支持される理由ではないでしょうか?

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美容外科医・美容皮膚科医 上原恵理さん
YouTube「えりりんちゃんねる」をはじめ、さまざまな美容に切り込んだSNSが話題。フォローワー数約14万人。著書「さわらない美容」(KADOKAWA刊)が大ヒット中。

 

『美的』2020年10月号掲載
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/Shihomi スタイリスト/町野泉美 モデル/のん 構成/加藤絢子(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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