大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
すっかり朝夕の冷え込みを感じるようになり、「お布団から出たくない~」という季節がやってきました。
美容にとっても、睡眠は切り離せないもの。私も、“睡眠を制する者は、美を制す!”と言っても過言ではないほどだと思っています。とりわけ秋冬は、ぐっすり眠りたいものですが、現代では睡眠障害を抱える方が多いのも、また事実……。
そこで「もっと気持ちよく眠って、朝を迎えたい!」と思い、最高の朝を迎えることをコンセプトに掲げた、エアコンのないホテルを訪れました。
2018年の秋、福岡市博多区にオープンした「ホテルグレートモーニング」は、その名の通り、素晴らしい朝を迎えるために作られた、次世代の冷暖システムを導入しているホテル。
徹底的にこだわったのは、居心地の良さ。体感温度をコントロールする特許システム「HIKARI FIRST」という冷暖房を採用し、森の中にいるようなリラックスした空気を体感できるようになっています。
ホテルに入った瞬間、最も驚いたのが、とにかく“静か”なこと。
それもそのはず。“エアコンゼロ”を実現した光冷暖は、遠赤外線を利用し、中に冷水や温水を流すことで冷暖効果を発揮するメカニズム。送風によって空気の温度を調整するエアコンと異なり、風が出ることがないため、音がなく、ホコリも舞うことがないのですから。
ホテル内では、客室内を含むいくつかの場所にラジエーターが設置されていますが、インテリアになじんでいて、しばらく光冷暖システムがどこにあるのか気づかなかったほど! 無機質な印象もなく、もはやスタイリッシュにインテリアに溶け込んでいますよね。
客室はデラックスツイン、デラックスダブル、スイート、プレミアムスイートの4タイプ(27平米~130平米)。
音の出ない冷暖システムに加え、2重扉になっているので廊下からの騒音も完全に防ぎ、プライベートな空間が保たれています。
上階のスイートには、キッチンやミストサウナも完備されています。
聞けば、空気の良さにこだわるスポーツ選手から光冷暖を自宅に取り入れることを考えている方まで、長期滞在されるケースも多いとか。
1Fの「カフェ グレート」では、チェックインの始める午後3時~深夜1時まで、福岡市内の古民家レストラン「天井桟敷」から毎日届けられる、こだわりの発酵玄米おにぎりと、志賀島天然わかめと福岡県産の合わせ味噌仕立てのお味噌汁が、セルフサービスでいただけます。
実は、おにぎりをオーダーしている古民家レストラン「天井桟敷」も、エアコンのない空間!夜にはこちらで“大正ロマン”なひとときを楽しむか、より良い眠りのために、プチ断食さながら夜ごはんをセーブしてお部屋でおにぎりをいただこうか、しばし迷ってしまうかも。
※2019年11月より、発酵玄米おにぎりのお夜食サービスは廃止。朝食での選択制となりました。
客室内には、岡山県倉敷市で作られた温かみのある竹素材の家具が置かれ、照明も目に優しい光に調整されています。またタオルは、愛媛県今治市のタオルメーカーと共同開発して作られたもの。
そして、眠りの主役となる羽毛布団とマットレスは、京都の老舗寝具メーカーと共同開発し、広々としたベッドフレームは、かのスティーブ・ジョブスから認められた八木保氏によるデザイン……と、最高の睡眠を提供してくれる立役者が、これでもかと揃っています!
マットレスはスプリングを使用していないので、ふわふわというよりは、畳の感覚。そのぶん、腰に負担がかからず、自然な姿勢で眠れたように感じました。
翌朝、客室まで運ばれてきたクロワッサン(地元の老舗洋菓子店「チョコレートショップ」のオーナーが毎日焼き上げているそう)をいただく頃には、「よく眠れた~」と、清々しい気持ちを噛みしめていました。
「疲れているのに、なかなか眠れない」、「眠りが浅い気がする」―そんな、仕事柄、どうしても不規則な生活を送りがちな方や、睡眠の質に自信が持てない方は、一度エアコンのない静かな環境で眠ってみてはいかがでしょうか?
<取材協力>
ホテル グレートモーニング>>
大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
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