大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
アメリカ中西部のミシガン湖沿いにあるシカゴは、商業・金融・流通などさまざまな分野において重要な拠点となる都市。出張で訪れる方は多いように思いますが、純粋な”観光”で訪れたことのある方は、まだ少ないかもしれません。
しかしここ数年は、シカゴが女子旅でグンと行きやすくなったことをご存知でしょうか?
ANAは2016年秋から、羽田空港からシカゴへの直行便を毎日運航しています。羽田を朝の10時半頃に出発し、シカゴには朝7時頃に到着。着いた日から一日を有効に使えるのが大きなメリットと言えるでしょう。
長距離フライトも快適なのは、ANAならでは。事前オーダーにより、宗教や疾患に対応した食事が選べるだけでなく、女性にも嬉しいグルテンフリーや低糖質食、フルーツミールなど、機内食のレパートリーはバラエティ豊かです!
私も行きは通常食、帰りはグルテンフリーの食事を満喫しました。ワインのラインナップや、日本語で楽しめる映画やテレビ番組などのエンターテイメントも豊富なので、長旅でも退屈さを感じることはありません。
今回、偶然にも行きのフライトで「スター・ウォーズ・ジェット」に乗ることができました! 機内に入るとスターウォーズのテーマが流れていて、ヨーダとの記念撮影や、絵葉書やカードなどのオリジナルグッズもいただけます。(運航路線はオペレーションの状況により変わるため、当日まで決定しません。)
戻りのシカゴからは夕方に出発し、翌日夜に羽田に到着してその日のうちに帰国できるというフライトスケジュールも魅力! 現地での滞在時間が長いので、3~4泊という短めの期間しかお休みが取れなくても、思う存分満喫できるのが嬉しいですね。
前回の記事では、シカゴ建築についてお伝えしましたが、シカゴには世界有数の美術館・博物館もたくさんあります。
正門前にライオン像がどーんと鎮座する「シカゴ美術館」は、全米三大美術館のひとつで、フランス印象派の作品が多いのが特徴。
2Fの印象派ギャラリーの一画には、シカゴ美術館を代表する1870年代の大作、ギュスターブ・カイユボットの巨大な作品が置かれています。大胆な構図や人の配置、霧や雨の雰囲気がリアルで美しく、しばらく目を奪われてしまいました。
ほかにも、珠玉の名作と言われているのが、ジョルジュ・スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」。シカゴ美術館寄贈者の遺言により他の美術館への展示は行われないため、ここでしか見られない貴重な作品です。美しい点描画と色使いが印象的でした。
そのほか、レンブラントの「金の首飾りの男」、エル・グレコの「聖母被昇天」など、有名作品が数え切れないほど。日本でも人気が高いセザンヌやルノワール、モネの名画も揃っているので、美術に詳しくなくても楽しめるでしょう。
美術館やアートギャラリーだけでなく、何げなく街中を散歩しているだけでもアート作品に出会えてしまうのが、シカゴの魅力。
フォトスポットとして大人気なのが、ミシガン湖沿いの憩いの場「ミレニアムパーク」にある、豆の形をした彫刻「クラウド ゲート(通称:ビーン)」。
シルバーに輝くステンレスでできたアートで、季節や天候、自分の立ち位置や、周りの人の状況によって映り込む景色が変化するのがユニーク! 秋になると紅葉が、冬にはイルミネーションなどがビーンに映りこむなど、どの季節に訪れても新しい景色が見られます。
歪んで写る街の景観も面白いので、数人で訪れてワイワイ写真を撮りあうのも楽しそうですね。
“ミュージアム・キャンパス”と呼ばれるミシガン湖畔の緑地公園には、恐竜コレクションが充実した「フィールド自然史博物館」や、世界最大級の屋内型水族館「シェッド水族館」、現存する世界最古のプラネタリウムがある「アドラー・プラネタリウム&天文学博物館」の3つの自然博物館が点在しています。
私は「フィールド自然史博物館」を訪れたのですが、中央の吹き抜けの空間には迫力ある恐竜が!
館内では子供たちの楽しそうな表情をたくさん見かけました。常設展示のほか、期間によってプログラムが変わる3Dシアターなどもあるので、アトラクション気分で楽しめますよ。
博物館の裏手からは、シカゴのビル群が美しく見えるので、ぜひ外に出てみてください。
これから春~夏にかけては辺りに花々も咲き誇って華やかな雰囲気になるので、とくにおすすめです。
今回ご紹介したシカゴ美術館、フィールド自然史博物館、前回ご紹介したスカイデッキの展望台などの観光名所を訪れるなら、割引チケットがまとまった共通チケットブック 「CityPASS CHICAGO」を購入しておくと良いでしょう。
このシティパスは、入場料の総額を最大で50%以上節約できるというのはもちろんですが、同時に“ファストパスであること”が大きな魅力!
とくにスカイデッキやシカゴ美術館は、通常のレーンに並ぶと長蛇の列…。それが、今回、シティパスのおかげでどの施設でも優先入場ができたので、大幅に時間を短縮できました!
大人(12才以上):106ドル、子供(3才~11才):89ドルですが、全部で5つの観光名所で利用でき、それぞれの場所でチケットを購入する場合の半額ほどになります。
メジャーな観光名所をいくつか回るのであれば、便利でお得なシティパスをチェックして、賢くシカゴ街歩きを楽しんでみてくださいね!
<取材協力>
大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
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