健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2025.5.25

田中 樹さん「僕は僕が好きな人たちに時間を使うのに忙しいんです」|『 連続ドラマW I, KILL』スペシャルインタビュー

『 連続ドラマW I, KILL』でW主演を務めた田中 樹さん。お芝居を通して感じたこととは?

田中 樹
たなか・じゅり/1995年千葉県生まれ。SixTONESのメンバーとして2020年にデビュー。俳優としても活躍し、ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』、配信ドラマ『単身花盛り 花の男-片山直哉』などに出演。SixTONESの冠番組『Golden SixTONES』(日曜21時~、日本テレビ系)では主に進行を担当。主演舞台『ぼくらの七日間戦争2025』が8月24日より全国5カ所で公演。

評価は気にならない。大事な人のためだけに時間を使いたい

シャツ¥53,900(ASKYY TOKYO FLAGSHIP〈ASKYY〉) パンツ¥53,900(THE VIRIDIANNE) その他/スタイリスト私物

しばらく髪を伸ばしていた。それは、W主演を務めるドラマの役作りのためかと思いきや…。

「伸ばすというより放置(笑)。美容院が苦手で、年2回程しか行かないんです。じっと座っていられなくて。メイクさんにその都度カットしてもらえるし、ヘアにもこだわりがないんです」

人の意識を保ちながら人を食う“群凶”になった男・士郎を憂いと美しさたっぷりに演じているが、役作りはしていないそう。

「役作りのスキルもないので、自分の表現をしようなんて考えず、指示されたことを全力でやるだけです。台本も先々まで読まないんですよ。全部知ってしまうと、僕は次の展開をわかっている人の動きになってしまうから。お芝居は、監督が良しと言ったら僕もOK。こだわりすぎません」

クリエイティブはプロに任せ、「表に立つ自分はいろいろ言わない」。現場では「早く帰れるよう集中する(笑)」とうそぶきながらも、殺陣も見事にこなし、“群凶”役の俳優陣には「血のりで濡れたままで寒そう」と慮る優しさ。半分人間、半分“群凶”で、「自分は何者か」を問う士郎を通して感じたことも。

「士郎にとって自分の境遇は特別ではないけれど、周りに違いを思い知らされるから悩むんですよね。例えば、僕がマイノリティについて語るとき、彼らは普通ではないという前提のように聞こえると傷つけるかもしれない。そう思うと、言葉や寄り添い方についても考えさせられました。僕自身は20歳の頃、エゴサをしては落ち込んでいました。でも身内や友人との突然の別れを経て、僕に否定的な人のご機嫌をうかがう時間はもったいないと感じると、他者からの評価は気にならなくなって。僕は僕が好きな人たちに時間を使うのに忙しいんです」

今は旧車に惹かれ、時間があれば探しているそう。

「お金がなかった頃に憧れたものは特別で、最初に買った車も当時憧れたオープンカーでした。車は今、ベントレーが気になります。あと最近、海が青いなとか、雨が降っているなとか、なにげない自然を美しく感じます。いつか見たいのはオーロラ。今は長期休みがないので、番組で行けるのを狙います(笑)」

He is into…

時間を無駄にする幸せ

休日は予定に縛られたくない派。始めたゲームが面白くなかったりすると、オフって感じがして楽しくなる!

健康法は“我慢しない”

食べたいものを食べ、したいことをする。 我慢する方がストレスになるから。「病は気から」は本当だと思う!

drama『 連続ドラマW I, KILL』


関ヶ原の戦いから35年、突如、人を食らう化け物“群凶”が現れた。忍びの過去を隠し、血のつながらない娘を守るため旅に出たお凛、人としての意識を保ちながら“群凶”となってしまった謎の男・士郎。ふたりの人生が交錯していく――。
出演:木村文乃、田中 樹ほか
WOWOWにて放送・配信中(全6回)

『美的』2025年7月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/福田純子(Nestation) スタイリスト/川原真由 レイアウト/稲垣章子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

twitter LINE Threads

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事