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2024.9.11

神崎 恵さんが語る「私が美容を探求し続ける理由」|作家LiLy対談連載「生きるセンス Season.4」第4話

「年齢を重ねるって、どういうことですか?」 作家・LiLyさんが人生の先輩を訪ねて歩いた 人気連載『生きるセンス』がリニューアルスタート。 より楽しく、より自由に、より心地よく生きるべく、 人生のヒントをさらに深掘りしていきます。 第4回のゲストは、神崎 恵さん。彼女が語る「愛は愛でも人類愛」とは、一体?

第1話▶▶神崎 恵さんにとっての「センス」とは?
第2話▶▶神崎 恵さんが語る「1歳サバを読むということ」
第3話▶▶神崎 恵さんが語る「自分の人生を正解にできる唯一のもの」
第5話▶▶神崎 恵さんが語る「人生を攻略するって楽しい」

美容を通じて得られるフィードバックが私を幸せにしてくれる――神崎恵さん

LiLyさん(以下、L) 率直にお伺いしたいのですが、神崎さんがここまで美容を究めるモチベーションはどこにあるのでしょうか? その理由をあらためて聞いてみたくなりました。

神崎 恵さん(以下、M) そうですね、私がここまで美容を探究し続けている理由。それは、ただ生き物として美しくありたい。今はもうそれだけなんです。愛は愛でも人類愛。今は目指しているのはそこかなぁ。

L わっ、美容家としてのステージが違いますね! 全人類のために美しくあることの素晴らしさを説いているということですね。

M そのとおり。私のスキンケアアプローチやメイクテクニックを見て、ひとりでも元気になってくれる人がいたらいいな、そんな気持ちでやっています。

L わ〜素敵! その思い、絶対みんなに届いてますよ。女性はもちろん、メンズ美容も定着している今、ジェンダー関係なく、全人類が元気をもらっているはず。

M 嬉しい! 今や男の子含めてのシスターフッドといえばいいのかな、美容を通じてみんなの連帯感を深めていきたい、そんな感じです。

L わぁ、目がイキイキしてる! 神崎さんって、本当に仕事が好きなんですね。また率直に聞かせてください。仕事が好きな理由はどこにあるのですか? 

M 皆さんと繋がっている感覚が得られるから、というのがいちばん大きいと思います。私が発信したものをキャッチして、そこで得られたものをまた返してくれるのが嬉しい。特に美容は実践することで目に見えるから、直接皆さんとお会いできたときは、その方の表情がパッと明るくなる様子が見られたりして、それは私にとって何物にも代え難い幸せなんです。

L なるほど! 使命感のようなものを感じますね。

自分との戦いで勝利してこそ得られるものがある――LiLyさん

M あとはね、仕事というものに対して、今や美容というジャンルではなくても、やり抜く自信がついてきたんです。

L はい、どんな職種に就いたとしても、やりきっているだろうお姿が見えます。

M 今はこの膨大なエネルギーをいい循環のなかで回していけるのがすごく楽しいし、仕事がない時代も長かったからこそ、あること自体がありがたいという気持ちもあるんですよね。

L それが今では、自分で仕事を生み出すことができるまでになっていますよね。

M そうなるまでに時間がかかったけれど、頑張ってきてよかったなとあらためて思います。

L お金のために仕事をしている人って少なくないと思うんですけど、神崎さんは十分にお金を得ているのに、仕事への情熱がまだまだ燃えたぎっている。誰よりも休みなく働いているとお見受けするのですが、少し休みたいなぁなんて思ったりしませんか? 

M ないですね。自分でも不思議なんですけどね。

L わっ、即答! 

M ずっとずっと仕事していたいんですよ。

L この連載の初回に登場してくれたMEGUMIもそう言ってました…。彼女は野心が枯れるのがいちばん怖いんですって。「社長! 起業! 社長! 起業!」って声をかけられながら寿命を終えたいって言ってましたよ(笑)

M ああ、わかります。一緒です! 私、野心剥き出しでいきたいんですよ。

L さすがです! そう言えるようになったのは、やはり年齢を重ねたから?

M それに加えて、自分との戦いで勝利をおさめてきた、その成功体験があるから、かな。

L 他人とのいさかいではなくて、自分と戦いで勝利してこそ得られるものってありますよね。

M 自分を相手に切磋琢磨した上での成功体験は血肉になるし、何より自分のことが好きになって、信頼できるようになるんですよね。ようやくここまで来たなぁ、やっとだなという気持ちです。

L 自分と戦う女ってかっこいい。すごく神々しいです!
 

神崎 恵
美容家。神崎美容塾 塾長。『一生ものの基礎知識 美容の教科書』(講談社)ほか、著者累計発行部数は170万部を超える。自身初の料理本となる、最新刊『神崎恵のおうちごはん さぁ、なに食べる?』(扶桑社)が好評発売中。
Instagram:@megumi_kanzaki
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LiLy
作家。1981年生まれ。神奈川県出身。N.Y.、フロリダでの海外生活を経て上智大学卒。25歳でデビューして以来、女性心理と時代を鋭く描き出す作風に定評がある。著書多数。今年ベッド内美容ブランド「Bedin」をローンチ。
Instagram:@lilylilylilycom

次回は9月18日公開予定!
第5話「人生を攻略するって楽しい」
お楽しみに!

イラスト/ekore 構成・文/本庄真穂

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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