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2024.9.4

神崎 恵さんが語る「自分の人生を正解にできる唯一のもの」|作家LiLy対談連載「生きるセンス Season.4」第3話

「年齢を重ねるって、どういうことですか?」 作家・LiLyさんが人生の先輩を訪ねて歩いた 人気連載『生きるセンス』がリニューアルスタート。 より楽しく、より自由に、より心地よく生きるべく、 人生のヒントをさらに深掘りしていきます。 第4回のゲストは、神崎 恵さん。さて、現代女性にいちばん必要なものとは?

第1話▶▶神崎 恵さんにとっての「センス」とは?
第2話▶▶神崎 恵さんが語る「1歳サバを読むということ」
第4話▶▶神崎 恵さんが語る「私が美容を探求し続ける理由」
第5話▶▶神崎 恵さんが語る「人生を攻略するって楽しい」

仕事、そして家庭。今は熱意を注ぐ先を明確にしている――神崎恵さん

LiLyさん(以下、L) 私が神崎さんとお話ししていて感じるのは、すごく大きなエネルギーのもち主なんだなということ。私は、エネルギーってドラゴンボールでいう「元気玉」みたいなものだと思っているんですけど、今はそれを仕事、そして家事育児に向けているという感じですか?

神崎 恵さん(以下、M) 確かに今はそうですね。仕事や家事育児はそれぞれ大変だけど、でもだからこそ面白い。その両方を堪能している感じです。ちなみにこれは人によってタイプが分かれるのかもしれませんが、私、今は恋愛に気持ちが向いていなくて…。

L ええ? 本当ですか?

M 今後、恋なんてするのかしら、と思うぐらい。

L はぁ…こんなにも現役感を漂わせておいて、意外すぎます!

M もしかしてLiLyさんは…。

L はい、まだまだ恋愛しています。

M わぁ! さすがです!

L でも神崎さん、私が思うに、そもそもは恋愛体質だったのではないですか?

M うん、確かに若いときはそうでした。でも大人になって、恋愛とは別に熱意を注げるものがあるんだと気がついたんです。それが私にとっては仕事であり、子供でした。さらにそのスタンスが、今の私には合っているなと感じているんです。

L なるほどなるほど。「自分に合っている」ってすごく重要ですよね。かつエネルギーを注ぐ先を明確にしているからこそ、ここまでの量の仕事ができている。やっぱりさすがです。私は仕事と恋愛のバランスがうまく取れなくて…。

M でもほら、作家さんは恋多きほうがいいって言いますから!

結婚、出産、離婚まで。変化をどう捉えるかはその人次第――LiLyさん

L 私は20代後半に結婚して、ふたりの子供を産み、30代前半に離婚を経験しています。今そのときのことを振り返ってみて、誤解を恐れず言葉にするならば、結婚はもちろん離婚だって、人生における変化という面で見れば、それ自体はすごくよいことだと捉えているんですよね。

M うん、よくわかります。

L 私ね、神崎さんのインスタライブをよく見ているんですが、あるとき「ん!? 今日はいつもに増してきれいだぞ!?」って思った日があったんです。

M やだ、うれしい。ありがとうございます。

L そしてその数日後、神崎さんは離婚を発表されたんですよね。何が言いたいかというと、離婚を決めたのち輝きを増す女性は絶対数いる、ということなんです。

M たぶんだけれど、それまで存分に悩んだ日々があったからこそ、気持ちが解き放たれる瞬間もあるのではないかしら。

L うんうん、そういうことだと思います!

M 先日ある先生と会食をしていたのですが、「結婚するしないにかかわらず、現代の女性にとって必要なのは自立だ」という話になったんですよね。たとえば離婚を選んで、一時的に世間から不正解という印を押されることがあったとしても、自立して経済力があれば人生の選択肢は広がるから、いずれはそれを正解にすることができるって。

L おっしゃるとおり! なんという感動的なメッセージ!

M 離婚をどう捉えるかは、女性男性問わずその人次第。親しい友人たちに報告したら、第一声「うん、おめでとう」って言ってくれました。

L わかります! 「お疲れ〜」「卒業式やろ〜」「新しいスタートだね」って、素敵な言葉をくれる友達、多いですよね。

M そこまでの道のりを知ってくれているからこそ、前向きな言葉をかけてくれるのかもしれないですね。

L 私は当時、ふと「あれ? これってもしや、また初デートできるってこと?」って思ってワクワクしたんですけど、神崎さんは?

M えー! ムリムリムリ!(笑)

L プレイヤーに戻れるなんてやばい、めちゃ楽しみって思いませんでしたか?(笑)

M いやいやいや! ないないない〜! 今は応援団に回りますー!(笑)

 

神崎 恵
美容家。神崎美容塾 塾長。『一生ものの基礎知識 美容の教科書』(講談社)ほか、著者累計発行部数は170万部を超える。自身初の料理本となる、最新刊『神崎恵のおうちごはん さぁ、なに食べる?』(扶桑社)が好評発売中。
Instagram:@megumi_kanzaki
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LiLy
作家。1981年生まれ。神奈川県出身。N.Y.、フロリダでの海外生活を経て上智大学卒。25歳でデビューして以来、女性心理と時代を鋭く描き出す作風に定評がある。著書多数。今年ベッド内美容ブランド「Bedin」をローンチ。
Instagram:@lilylilylilycom

次回は9月11日公開予定!
第4話「私が美容を探求し続ける理由」
お楽しみに!

イラスト/ekore 構成・文/本庄真穂

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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