ピンセットで角栓を抜く人は、好きになった男にすぐ告りがち!?【大野真理子「美人はリスク」vol.13】

アパレルと美容の会社を経営する傍ら美容家としても活躍する、自称“皮膚の変態”こと大野真理子さん。美肌への変態レベルの情熱や、恋や仕事に悩める女子にアドバイスする経営戦略のようなトークは、SNSや誌面で圧倒的な人気を誇ります。そんな大野さんが「女という生き物」について考察する連載がスタート！『美的.com』にて、第２・第４週の土曜日夜に公開していきます。vol.13は焦らずこつこつ慎重になるべき、毛穴と恋愛の話。

「毛穴問題」はこつこつ慎重に。恋愛と同じ！

どういうこと？って思いますよね、 「ピンセットで角栓を抜く人は、好きになった男にすぐ告りがち」 。これは、本来「毛穴」ってじっくりコツコツ向き合わないといけないものなのに、角栓を見つけたら即ピンセットで抜いちゃう人は、 恋愛でも「この人好きだな、気になるな」って思ったら、すぐに告っちゃいがち 、という話です。

インスタでもたくさんお悩みやコメントをいただくのが 「毛穴問題」 。その度に、 毛穴って本当に焦らずこつこつ慎重なケアが大事 と伝えています。角栓が気になって、「今すぐ駆逐したい！」と思っても、まずは角栓崩壊技術が搭載されたクレンジング剤で角栓を溶かして、やさしく取り去ってあげて……でもそれだけでは終わらなくって、今度はビタミンCで引き締めるよ、ちゃんと保湿するよ、食べ物も気をつけるよ……っていうステップを１カ月弱続けて、はじめてよくなっていくものなんですよね。

シミに関しては一朝一夕では取れないというのがだいぶ浸透してきたと思うんですが、 毛穴となると、「明日、今すぐ毛穴がキレイになるんじゃないか」と思っている人が多い。 それって恋愛だと、お付き合いするために段階を踏んで距離を詰めて、二人の関係性がだんだん深くなってから「好きだよ」って伝えるんじゃなくて、相手のことを深く知る前にすぐ告っちゃいがちな人がやりそうなこと。 毛穴の悩みはとにかく一朝一夕では解決しないので、毛穴にはすぐ告るな！ ということです。

毛穴悩みの季節がやってきました

目の前のものを取りに行くから、結果にコミットできない

恋愛を成就させたいなら、まず相手が何を求めているのか、相手を楽しませる会話は何なのか、そして自分には何が足りないのかを考えながら、少しずつ進むべき。いつも自分の話を聞いてほしい、私の思うことをやってほしい、私の欲しいものを買ってほしい…ってなると、 それはうまくいかないに決まってる。

まずは相手の気持ちになってみること。それは毛穴も然りです。

毛穴さんが今何を嫌がっているか、もしかしたら毎日のスクラブや、毛穴を隠すために塗ってるカバー下地がお嫌いなのかもしれない、とか。何かきっとへそを曲げてる理由があるはず。それを一度毛穴になった気持ちで考えてみましょう。

ちなみに私はというと、ずっと女子校で育ってきて、白馬の王子様が迎えに来る思考だったから、 好きになったら「運命かも！」と思って、もうすっごい勢いで告る感じでした。で、撃沈しまくり（笑） 。 社会人になって仕事をするようになってから、そういうふうにするといいんだ〜っていうのを少しづつ学んで（恋愛スキルというより、営業技術に近い感じ）、今に至ります。こういうことって誰も教えてくれないから、必修科目にいれてほしいくらい。ま、それを天然できる女ってのもまた存在するんですけどね。

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毛穴も恋愛も、“一旦放置できるか”がカギを握る

彼からの連絡が気になってしょうがない人っていますよね。「さっき送ったLINEが全然既読にならない」とか。そういう人はお肌に対しても、ひっきりなしに鏡見て皮脂を取るとか、上からまたなんか肌に塗ったりとか、構いすぎの傾向があるかもしれません。 でもモテる人って、“放置”が上手。 今日は忙しいからいいや、みたいな放置プレイができないとダメなので、 毛穴ケア以外の趣味をもつことが大切です（笑）。

これは美容好きの方全般に言えることかもしれないけど、 美容が趣味のすべてみたいになっちゃうのって“あるある”で。 次の新しい彼に出会うまでに、女磨き（ダイエットやスキンケア）を頑張ります！みたいな感じになると、 男の人といざご飯行くってなった時に、美容以外の情報をインプットしていないから、喋る話題がなかったりして。

美容を頑張る女同士では、「そこのあれがいいよ」とか「何使ってる」とか、情報交換だけで何時間でも盛り上がれるんだけど、 男の人って、「スポーツの話もいけるんだ」とか「意外と男っぽい趣味持ってる」みたいな子が好きだったりするわけで。 恋愛の自分磨きにおいて、「頑張るのそこじゃない問題」っていうのは結構よくあります。 あと余談ですが、美容好きってお金がかかりそうって印象を持たれるのでそこも注意が必要（笑）。別に自分で賄ってるので好きにさせてくれって思うんですけどね。

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触らないことって、こんなにも肌にいい！

だからひとまず放置が肝心。 肌を触らないことが、こんなに効果があるんだ！と最近思ったのが、キュレルの“着る角層ケア”ことヴェールクリエイター。 顔全体にシュ〜っとふきかけると、膜のような“生ヴェール”が出現して、もう一枚の肌のように密着するという新発想スキンケアです。

ちょうど使ったのが花粉の時期で、何をしても赤みが治らなくって。ニキビもできていたので薬も塗って、その上からシューっと。そしたらしっかり沈静されてニキビの治りが早い！　今度はゲランのクリームを塗ってから厚めにスプレーして寝たら、 寝ている間も肌を触らないし、贅沢な成分がいつも以上に浸透して翌朝もっちもち。 触らないってこんなに肌を変えてくれるんだと感動した出来事でした。全敏感肌の方におすすめしたい！

気になっても触らない。 とにかく待つ。恋愛も同じで、一旦蓋をする っていうのができるようになるといいですよね。

待ちの時間が、毛穴も恋愛も、女の人生を制す。

どうしても、相手から連絡がこない…と気になってしまう人は、帰ってからスマホをタオルにくるんで、ゴミ箱に捨てておきましょう。

撮影前のスタジオにて

連載「美人はリスク」は毎月第2・第4土曜日に更新中！

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スキンケアやメイクといった美容を中心に、旅行vlogや家族とのvlog（夫、娘、息子の4人家族です♪）、料理やいろいろな購入品などの動画をアップしています。 「人生も、美容も、遠回りせず、楽してイイものを知りたい！」という方はもちろん、「これからスキンケアを始めたい」という方まで楽しめるチャンネルです♡　配信は、毎週金曜日と土曜日の20時。ぜひチャンネル登録を！

皮膚の変態／美容家

大野真理子

アパレルとコスメ会社を経営し、2018年にインスタグラムを通じて自称“皮膚の変態”として発信をスタート。説得力のある美肌や独自のスキンケアテクニック、愛用コスメがたちまち話題を呼び、現在のフォロワーは12.4万人。美容家としてさまざまメディアでも活躍するほか、自身のインスタグラム（@skinholictokyo）「真理子会議」で語られる恋愛哲学にもファンが多い。プライベートでは二児の母、44歳。10月スタートのYouTube『大野真理子チャンネル【美容家|皮膚の変態】』も要チェック！

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