年齢による体の変化、どう向き合う？｜石井美保の美になる話。vol. 33

石井美保の美になる話。

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読むだけで、昨日よりちょっとキレイになれる。石井美保さんの注目の連載、第33弾です。

年齢による体の変化、どう向き合う？

ライフスタイルを見直すべきタイミングが来たというサイン。自分を休ませることも大切に

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脳をコントロールしながら変化もポジティブに楽しもう！

40歳前後では一気に体の変化や体力の低下を感じるもの。私もそうでした。いきなりやってくるので、びっくりするかもしれませんが、それに真っ向から向き合って深刻になる必要はありません。これまで仕事や家事・育児など、100％全力で頑張ってきたという人は、そろそろ上手に休むことを覚えるべきタイミングだということ。

私も30代までは自分はショートスリーパーだと思い込み、2～3時間しか寝ずに働きづめでしたが、今は一定のリズムで必ず睡眠をとるようにしています。ホルモンバランスの変化やエネルギーダウンなど、睡眠の質も低下しがちですが、だからこそじっくり入浴して、寝る直前に食べない・寝室でスマホを見ないなど、睡眠の質を高めるための努力や工夫が大切です。

なので、私の今の努力目標は“上手に自分を休ませてあげること”。若い頃は微塵も考えなかった、リラックスタイムやお休みの充実度や満足度を大切にするようになりましたね。自分を上手に休ませて、体の変化と上手に付き合えるようになると、とても楽になることはもちろん、周囲からも素敵な女性に映るはずです。

年齢による変化をネガティブに捉えすぎないこと！大人だからこそ醸し出せる色気や今だからこそ似合うファッションがあります。老眼鏡も、おしゃれなデザインや似合うものを選ぶのって楽しいですよ。

コツは脳のコントロール。「もう40歳」ではなく「まだまだ40歳」。同じ40歳でも捉え方ひとつで大きく変わります。

私もかつては「40歳からはおばさんとしての人生が幕を開ける」…なんて呪縛を感じていましたが、そんなわけないですよね！実際私は40歳以降、脳による年齢のカウントをストップした結果、見た目の老いを緩やかにするのに成功したと自負しています。お恥ずかしい話ですが、年齢を聞かれると無意識に実年齢より10歳下の37歳と答える程。いいんです（笑）。図々しく行きましょう！

読者から寄せられたリアルなお悩みに石井さんがお答えします！

Q.周りも年も重ねてきて、つい私も「もういいか」と諦めそうになるときが増えています。どうやって気持ちを切り替えたらいい？気力・体力の低下を受け入れつつ対応したいけれど…

（主婦・41歳）

A.頑張りすぎないのがコツ。挫折しない程度にゆるりと

私は四六時中、美にストイックというイメージがあるかもしれませんが、疲れたらスキンケアもメイクも簡単にすませるなど、抜くときは抜いていますよ。いつも頑張っていると疲れたり挫折したり、投げ出したくなって当たり前。適度にONとOFFを切り替えながら、無理せずゆるりと、自分自身と付き合っていきましょう。

Q. 今年40歳になり、急激に老いを感じています。眼鏡屋さんに行くと老眼宣告…。白髪も増えてきて、このまま一気に老けてしまうのでは…と心配です。

（主婦・40歳）

A.40歳あるあるではありますが、年齢カウント、やめましょう

私も経験があるので気持ちはよくわかります。私の場合、39歳で急激に老いの波が来て、「このスピードで老けたらどうしよう」と焦りました。でも実は「もうすぐ40歳」というのを脳が意識した瞬間、「そろそろ老化する頃合いだよ」と指令を出しただけなんですよね。年齢は単なる記号です。自分で自分を老け込ませるような脳への指令をやめましょう！それだけでかなり違いますよ。

Q. 職場の若くてかわいい女のコたちと並ぶと卑屈になってしまうときがあります。自分が好きな“かわいい”は圧倒的に彼女たちの方が似合うので…。自分らしく“かわいい”を追求するには？

（保険会社事務・38歳）

A.若い子と同じかわいさで競わない！大人のかわいらしさを目指そう

“かわいい”とはそもそも幼さや若さに対して使う言葉。大人が目指すべきは「かわいらしさ」なんです。だからかわいいものに闇雲に飛びつかず、「大人が身につけてかわいらしく見えるか？」という観点で、長く使える上品なものを厳選すること。若い人と同じものをもって張り合おうとしないで。彼女たちには真似できない、大人だからこそできるかわいらしさを上手に取り入れましょう。