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2024.4.25

鈴木亮平さん「色気を感じるのはブレない信念をもつ人」|Netflix映画『シティーハンター』スペシャルインタビュー

話題の映画やドラマに次々出演し、今年3月には「アジア・フィルム・アワード」で名誉ある賞を受賞。年を重ねるごとに色気と知性が滲み出る、その秘密に迫りました!

「人の意見に柔軟でありながらブレない信念をもつ人に色気を感じます」

自問自答しながら挑んだ撮影は振り返れば幸せな時間だった

どんなに難しい役でも、徹底的な役作りで期待以上のものを差し出してくれる俳優・鈴木亮平。取材現場では終始柔和な表情で、気配りを忘れない紳士な佇いに心奪われた。

世界独占配信されるNetflix映画『シティーハンター』では、国民的人気キャラクター・冴羽 獠を演じる。原作ファンを公言してきた鈴木さんのキャスティングに、全国民がわいたと言っても過言ではない。令和の新宿を舞台に、日本で初実写化される。

映画の撮影中、冴羽 獠と向き合ってきた時間を「幸せだった」と語る反面、「全力を尽くした自信はあるのですが、撮影中は常に『このやり方でいいのだろうか』と自問自答する日々で。でも、いざ現場につけば自分の信じたものをやり切るしかなかったのですが。原作ファンの方々をがっかりさせたくないですし、新しい世代に作品の魅力を伝えるきっかけにしたいとも思うし、並大抵の覚悟ではできないぞ…と身の引き締まる思いでした」と、俳優としての真摯な姿勢をかいま見せた。

「冷静沈着で最高にクール、それなのにお調子者。その圧倒的な振り幅が冴羽 獠の魅力ですが、感情をあらわにしたり、本音をあまり見せたりしないところが彼の“色気”でもあって。僕にとって“カッコいい男”の原点なんです。美容院で髪型をオーダーするときも、服を選ぶときも、どこかに獠が見え隠れしてしまう程で」

自身はどんな人に色気を感じるのかと尋ねると、「自分の中にブレない信念がありつつも人の意見に柔軟でいられる人でしょうか。ブレずにいられるというのは自分に自信がないとできないことなので。そういう人に色気を感じます」と語ってくれた。

「今回の撮影では準備期間をたっぷりいただけたので、リハーサルをしっかり行った上で本番に挑めました。特に時間をかけたのはガンアクションです。一流スイーパー(始末屋)である獠の華麗な銃さばきを再現するためには、まず銃を見ずに使えるようになること。いちばん練習したのは、冒頭で半グレたちと戦った後、ノールックで銃を分解するシーン。これは難しかった!」


「完璧であることに固執しない。そう自分に言い聞かせていきたい」

スキンケアから体調管理まで40歳をきっかけにメニューを変更

大人の色気も堪能できる鈴木さんの銃さばきはもちろん、アクションシーンのキレ味もすごい。それはきっと日頃のトレーニングで培われた体幹あってこそ。そんな鈴木さんは、40歳になって保湿にも力を入れ始めたそう。

「今までは化粧水と乳液でケアをしていたのですが、それでは追いつかなくなって。最近、メイクさんに教えていただいた保湿クリームを追加しました」

そんな鈴木さんに、まずは化粧水を多めに使って、肌にたっぷり水分を入れ込んでからクリームで蓋をすることをおすすめすると「え、それだと化粧水がすぐ減っちゃうな」と真剣に困る姿に思わずキュン。

「40代に入って肉のつき方が明らかに変わってきて。今までは役作りでトレーニングをしてきた余韻でどうにかなっていましたが、いよいよ無理が出てきた(苦笑)。トレーニングも食事も転換期に来ているのだなあと。朝食もバナナとナッツとプロテインにしたり」

そうは言っても甘いものも大好きで、特に餅系スイーツが好みだそう。
「わらび餅とかいいですね〜。なんか、甘いものとか食べなさそうとか思われるんですけれど、全然そんなんじゃないですから。40代はもっと人間・鈴木亮平を押し出していきたい(笑)。完璧である必要はないですからね」

最近始めたインスタグラムで、人間らしい一面を見せてくれることを期待! 最後に今後挑戦していきたいことを聞くと、「作品をプロデュースすることに興味があります。『シティーハンター』の続編とか。今回は獠と香の始まりの物語でしたが、続きのラブストーリーを作ることができたら幸せですね」と、思わずワクワクしてしまう回答。今後の活躍から目が離せない!

鈴木亮平が大切にしている時間


1.知識を増やす時間
「自分の知らないことを知る過程が、僕にとってはセラピーのような時間です。本や動画、Podcastとか今は情報を仕入れるツールはいろいろ。最近だと山田五郎さんのYouTube番組でルネサンスの解説を聞きました」

2.散歩をする時間
「歩きながら考え事をする時間が好きで、時間があれば散歩したいです。最近はちょっと疲れ気味なので、散歩する時間をとれていないのが正直なところですが(笑)。できるときにやろう! という、ゆるっとした習慣です」

3.トレーニングの時間
「トレーニングはもはや生活の一部で、自分と向き合う時間でもあるんです。40歳の壁を感じつつも己の限界と闘って、それで負けたとしても挑戦することが自信につながります。結果、ほかのことに対しても前向きになれる気がして」


「試行錯誤を繰り返しながらも自分の信じた方法で全力を尽くすしかない」

ジャケット¥1,375,000、ニットポロ¥134,200、パンツ/参考商品(ブリオーニ〈ブリオーニ〉) 靴/スタイリスト私物

Profile
すずき りょうへい/1983年生まれ、兵庫県生まれ。代表作は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)、『下剋上球児』(’23年)など多数。映画『エゴイスト』(’23年)では、「第78回毎日映画コンクール」の男優主演賞をはじめ数々の賞を受賞するなど幅広い活躍をしている。『世界遺産』(TBS系)の9代目ナレーションに決定。

【Information】Netflix映画『シティーハンター』


©北条司/コアミックス 1985

東京・新宿を拠点に、裏社会のトラブル処理を請け負うスイーパー(始末屋)の冴羽獠は、コスプレイヤーのくるみ(華村あすか)の捜索依頼を受け、相棒の槇村秀幸(安藤政信)と捜査を始める。ところが、捜査の途中で槇村が事故死して…。そんな中、兄の死の真相を知りたがる槇村香(森田望智)と出会う。
4月25日よりNetflixにて世界独占配信。

『美的』2024年6月号掲載
撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/Kaco(ADDICT_CASE) スタイリスト/臼井 崇(THYMON Inc.) 構成/宮田典子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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