川村壱馬さん(THE RAMPAGE)「僕のリアルな思いを伝えたい」|1st写真集 『Etoile』スペシャルインタビュー
美意識も、誠実さも、男前。THE RAMPAGEのボーカルとして、俳優として、存在感を発揮し続ける。ビューティアイコンとしても注目を集め、ファースト写真集も上梓。輝きを増す川村さんの、熱くまっすぐな心のうち。『美的』6月号だけの特別インタビューです。
川村壱馬さん(THE RAMPAGE) 美意識も、誠実さも、男前。
「言うべきことは言っていきたい。悪しき慣習はぶっ壊したい。それが真のスターの使命だと思う」
ジャケット¥124,300(三喜商事〈BARENA〉) リゾートシャツ¥35,200(サカス ピーアール〈キミー〉) パンツ¥23,000(ザ・PR〈ノルノ〉) イヤーカフ¥24,200(ザ・PR〈リフレクション〉)
赤いジャケット姿でノーブルな雰囲気を見せたかと思うと、パリの街では屈託のない笑顔がはじける。フランスで撮影した初のソロ写真集『Etoile』は、「いちばん自然体な自分が詰まっている」と、自信を見せる。
肌も体も作りすぎず。写真集は今の生き方の証明
「初めてのパリは、歩いているだけで気分が上がりました。クラシカルなものも大好きなんです。写真集ではカッコいい自分を見せたいと思いましたが、今回、体作りはほとんどしなかったんです。バッキバキにキメるのも何か違う気がして。等身大の僕を見てもらいたかったから、体も気持ちも作りすぎずにいたら、すごくリラックスして臨めました。表情も自然ですし、今の僕の生き方の証明を、気を張ることなくできている気がします」
星、花形という意味のタイトルには、「僕自身をその場所に引っ張っていってもらえるよう」と語る。“唯一無二のスター”を目指す川村さん、その理想像への確固たる信念がある。
「エンタメの世界でも、たとえ華やかで、技術が高く素晴らしくても、人として終わっていたら魅力は半減すると思うんです。人間力があり、人に勇気を与えられるのが真のスターだと思うから、僕は業界に飲まれないように、なれ合わないように、自分をもち続けていたい。自分かわいさで、保身のために思ってもいないことを言うような人間にはなりたくないし、皆が遠慮するようなことでも、言うべきことはガンガン言っていきたい。悪しき慣習とかはぶっ壊していきたい。それがスターの使命だと思うんです」
物わかり良く、要領良く世渡りするのではなく、信じる道を貫く。「誠実」をモットーに熱い言葉を発信していく芯の強さと愛の深さは無敵。
「作品や業界も含め、より良くしていこうという意志や意図は誰にも負けないと自負しています。大切にしていることは、相手の気持ちをくみ取り、誠意をもって伝えること。結局、世の中は人と人ですから。ファンに媚びて秘密にするのではなく、共に人生を重ねていきたい、嘘がない関係性でいたいから、僕のリアルな思いを伝えたいんです。ちなみに、僕の人生最大の目標のひとつに結婚があります。結婚したら、子供が生まれるまでは奥さんといろんなところに行きたい。旅行以外にも、公園やスーパーへ買い物に行ったりするような、なにげない日常の幸せをかみ締めたいです!」
スキンケアは怠らない。拭き取り化粧水の効果を実感
写真集では川村さんの美肌も堪能できる。エステティシャンだった母親の影響で、小学生から美容に興味をもち、スキンケアを始めただけあって、撮影前に慌てることもない。普段から、どんなに疲れて帰っても、「ちゃんと落として、ちゃんと入れる」ためのルーティンを怠らない。
「顔は、もっちもちの泡だけで丁寧に洗っています。その後は拭き取り化粧水、導入美容液、化粧水、美容液、クリームの順に。化粧水はその日の肌の調子を見ながら3~4度づけします。最近、朝も拭き取り化粧水を使い始めたら、ザラつきもなくなって、夜まで肌の調子がすごくいいんですよ。僕は元々、自分の顔はほぼコンプレックスの塊でした。ファンの方々が“ハート形”と言ってくれる口や口角以外は、変動がある目の幅も、鼻の形も横顔も好きになれなかったんです。でも美容と向き合ううち、自分の個性として受け入れられるようになったし、肌の調子がいいとメンタルも前向きになれるんですよね」
アーティストとして、俳優として存在感を増し続ける中で、いつも自分の言葉で伝えることを諦めない川村さん。最近、発信の仕方への心境に変化が生まれたそう。
「僕、マインドがラッパーなんですよ。だから、歌も思いも届く人にだけ、聞いてくれる人にだけ届けられればいいと思っていました。でも今、届ける範囲をもっと広げていこうと思っているんです。僕がイメージしていた人以外にも、もしかしたら聞いてくれる人、勇気をシェアできる人がいるかもしれないと思って。自分で枠を作ることなく、縮こまることなく、表現していきたい。今、表現者としてのこだわりはより強くなっています。中途半端な見せ方はしたくないから、納得しながら作品作りをして、いいものを届けていきたい。丁寧に発信できるならお芝居にもまた挑戦してみたい…って、めちゃくちゃ偉そうですよね!でも、今はそんな風に思っています」
SPECIAL INTERVIEW with Kazuma Kawamura
寝室はホワイトティー、ゲーム部屋は赤ワインみたいな香りのアロマディフューザーを使用中。
ステンレスのフライパンを買い替えたい。今使っているのが焦げつきがちで…。最近の自信作はオムライス。
今のスキンケアのスタメンは、
KANEBO ラディアント スキン リファイナー、
コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアセラム、
SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス、
オバジC25セラム ネオ、
SK-II スキンパワーアドバンスト クリーム。
特技は、逆さにしても落ちないふわもこ泡を自分の手だけで作れること。
ヘアケアはスティーブンノルを使用。
スキンケアタイムには、ヒーリング系音楽をかけたい。
毎日飲むサプリは、ビタミンBとCとD、マグネシウム、ナイアシン、アルギニン、オメガ3。
キュンキュンしてヤバかったのがドラマ『Eye Love You』。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は号泣。
ダイニングテーブルに座って、YouTubeでゲームchとかを見ている時間が好き。
心を整えるために部屋を片づける。気持ちが穏やかになれないときはだいたい部屋が散らかっているから。
「混ざらず、飲まれず、なれ合わず。自分をもち続けながら、歌や思いを届けたい。結婚したら、奥さんとスーパーに行きたい」
川村壱馬 1st写真集 『Etoile』
フランス語で星、花形を意味するタイトルをテーマに、フランスのパリとノルマンディーで撮影。世界で初めて写真集の撮影が許可された、ギュスターヴ=モローの美術館と広大な古城で撮影を敢行。そのスター性と等身大の笑顔、美しさは圧巻。カバーは写真の通常版含め全4種。
4月24日発売。
¥3,410/小学館
『美的』2024年6月号掲載
撮影/山根悠太郎(TRON) ヘア&メイク/oya(KIND) スタイリスト/中西ナオ 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。