今週末にもすぐ行ける! 広島&島根のアクティブ周遊旅でキレイ磨き☆ 【前編-広島編】
写真提供/広島県観光連盟
旅行でキレイ磨きをしたいなら、世界遺産や観光スポット満載で、海の幸も山の幸も堪能できる「広島」&「島根」に両方行くのがおすすめ! 実は広島県と島根県は南北に隣接し、1泊2日もあれば気軽に楽しく、アクティブに周遊できるんです。前編ではまず、広島県の魅力を存分にお届けします!
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アクティブ周遊旅の第1日目は広島県。広島県には広島城や原爆ドームなど数多くの有名観光スポットがありますが、絶対に外せないのが「宮島」なんです。今回は宮島から、周遊旅をスタート!
安芸の宮島散策で、おなかも心も満たされる♪
日本三景のひとつである「安芸の宮島」。安芸は古くは「阿岐」と書き、「阿岐国」の名称で『古事記』にも登場する古い地名。宮島はその名の通り「お宮(嚴島神社)のある島」という意味なのだそう。
歴史を感じられる町並みや手つかずのまま残されている自然環境はどこを切り取っても絵になる景色です。 また、広島県自慢のグルメも楽しむことができるので、おなかも心も満たされること間違いなしです!
見どころ1:世界遺産の「嚴島神社」で運気アップを祈願!
広島本土の「宮島口」というフェリー乗り場から、約10分おきに出航しているフェリーに乗り、いざ宮島へ! 宮島に近づくに連れまず見えてくるのは、冒頭の写真の海の中にある「嚴島神社」の赤い鳥居です。
砂浜の中に埋め込んであるわけではないのに、潮の満ち引きにも揺らぐことなくそびえ立つ赤い鳥居を見ていると、不思議でもあり、おごそかでもある…非日常な気分が盛り上がってきます。ちなみにフェリーでの移動時間は約10分程度。揺れることもほどんどなく、気軽に短い船旅を楽しめます♪
写真提供/広島県観光連盟
宮島(=嚴島)とは、「神を斎(いつ)き祀(まつ)る島」という語源のように、古くから島そのものが神として信仰されていたという島。神社自体も海上に神秘的に建つ大胆で独創的な配置構成で、平安時代の貴族の邸宅様式である寝殿造りが特徴的な日本屈指の名社と言われています。
この「嚴島神社」は12世紀、平清盛によって現在の姿に造営。遠浅の浜にある境内は、満潮時には海に浮かんでいるかのような優美な光景に。その背後に広がる自然とのコントラストも格別な美しさで、1996年には世界遺産に登録され、季節を問わず国内外の観光客が数多く訪れています。
写真提供/広島県観光連盟
「嚴島神社」に祀られているのは市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三女神。海の神、交通の神として敬われているほか、弁財天と同一視されることもある市杵島姫命は財運の神としても慕われています。 そのためご利益は、水難除けや交通安全、金運財運のアップ、芸術技能の向上や学業向上、勝負運のアップなど、多岐にわたっています。
ちなみに筆者の後輩が10数年前にこちらで結婚式を挙げ、筆者も出席させていただいたことがあります。神社での結婚式に出席すること自体が初体験でしたが、何とも神秘的でおごそかで奥ゆかしい、素敵なお式でした。
四季折々に観光するも良し、初詣をするも良し、結婚式をするも良し。「嚴島神社」なら、きっと一生心に残る思い出が作れること間違いなしです!
嚴島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
TEL:0829-44-2020(9:00~16:00)
見どころ2:「千畳閣(豊国神社)」から眺める風景は最高!
写真提供/広島県観光連盟
宮島島内では最も大きな木造建築物で、畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」と呼ばれてきたという神社。宮島には何度も訪れたことがある筆者も、この「千畳閣」には初めて訪れました。
ここは1587年、豊臣秀吉が戦で命を落とした兵士を弔って千部経を読誦するため、政僧・安国寺恵瓊に建立を命じた大経堂。秀吉の急死によって工事が中止されたことにより、御神座の上以外は天井が張られておらず、未完成のままの状態で現在に至っているとのこと。
写真提供/広島県観光連盟
「千畳閣」は高台に位置し、宮島の四季折々の美しい景色を見下ろすことができます。江戸時代には既にここは交流の場・納涼の場として人々に親しまれていたようで、大きな柱には当時の歌舞伎役者一行の名や川柳などが記されています。明治の神仏分離令により仏像は大願寺に遷され、秀吉公を祀る豊国神社となりました。
また、殿舎の中にいくつか祀られている”特大しゃもじ”も千畳閣の見どころのひとつ。宮島は古から木製しゃもじの産地ですが、いつしか「飯とる」=「(敵を)召し取る」ものとして有名に。明治以降には兵士が戦勝を祈願して、ここの柱にしゃもじを打ちつけてから出征したそうで、柱に残されたたくさんの傷はその名残なのだそう。
ちょっぴり悲しい思い出をもつ神社ではありますが、今では涼しく広々として見晴らしも良いことから、観光客の憩いの場に。縁側にしばし腰を下ろして宮島の風景を眺めれば、きっと都会の喧騒を忘れてリフレッシュできるはず♪
千畳閣(豊国神社)
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
TEL:0829-44-2020
見どころ3:「宮島表参道商店街」で“美に効く”お土産をGET!
「嚴島神社」へと続く約350mの商店街。宮島しゃもじや宮島彫といった民芸品や土産物店、牡蠣や穴子を使った宮島の名物グルメが味わえる店、もみじ饅頭店などが軒を連ね、お土産探しや飲食を楽しむ人々で日々賑わっています。
写真提供/広島県観光連盟
宮島みやげの定番、もみじ饅頭はその場で焼きたてを味わえるお店も。ちなみに、もみじ饅頭には定番の餡子だけでなく、りんご入りやクリームチーズ入りなど、お店によって趣向を凝らしたさまざまな種類があるので、ぜひ自分好みの味を探してみて。
そして見逃せないのが宮島の新・食べ歩き名物、上の写真の紅葉堂『揚げもみじ®』。揚げたて熱々サクサクのもみじ饅頭を串に刺したもので、これを食べるために宮島旅行を計画する人もいるほど人気なのだそう。こちらももちろん、いろんなフレーバーをご用意!
ほかにも唐揚げ棒やさつま揚げ棒などの棒グルメや、広島名物の牡蠣の焼き立てを売っている出店もあるので、食べ歩きをするのもすっごく楽しい♪ ちなみに宮島にはゴミ箱が設置されていないので、自分で出したゴミはきちんと持ち帰りましょうね!
宮島表参道商店街
住所:広島県廿日市市宮島町
TEL:0829-51-1122(TOTO宮島おもてなしトイレ観光案内所)
見どころ4:「まめたぬき」で宮島名物『あなごめし』を堪能!
写真提供/まめたぬき
創業100年以上の歴史ある旅館「錦水館」に併設されているレストラン。ここでは、牡蠣や穴子などの宮島名物を使った『宮島牡蠣の香草焼き』や『あなごめし』がいただけます。
「錦水館」といえば、筆者の後輩が「嚴島神社」で挙式した後に披露宴を挙げた名門旅館。お部屋も料理もお部屋から見える景色も最高で、とても感激した思い出があります。
ここ「まめたぬき」はカジュアルなテーブル席やゆっくりくつろげる個室もあり、老若男女を問わず食事を心から楽しめる空間。
蒸すことでふわふわとろけるような食感に仕上げた『あなごめし』は陶箱ごと温められていて、最後まで熱々でおいしくいただけます。この陶箱で出すというアイディアは、店主と料理長が時間と労力をかけ、何度も試行錯誤を重ねて作り上げた自信作なのだそう。
ちなみにあなごに含まれるDHAやEPAは肌の乾燥を防ぎ、ニキビや肌あれ予防に効果があると言われています。代謝をアップして美肌にも◎とも言われているので、美容好きの皆さん、宮島に行ったらここの『あなごめし』は必食ですよ!
穴子と牡蠣 まめたぬき
住所:広島県廿日市市宮島町1133
TEL:0829-44-2152
見どころ5:「okeiko japan」で自分だけのお守り作りにトライ!
美容が大好きで常に向上心を忘れない素敵な『美的』読者の皆さんに、宮島でぜひ体験していただきたいのが「okeiko japan」。
「okeiko japan」は宮島の閑静な一角に佇む、創建300年の禅寺「徳寿寺」の中にある日本の伝統文化を体験できる施設。お守り作りやミニ茶道、しゃもじ書道体験など、さまざまな体験メニューがあります。
今回筆者が体験させていただいたのは、お守り作り。徳寿寺で祈祷したミニしゃもじのお札に、自分にピッタリのお願い事を書くことができます。着物をほどいて作られたお守り袋は常時300種類以上、組みひもは10色以上もあり、選ぶだけでもワクワクものです♪
先生のレクチャーはとてもわかりやすく、誰でも簡単に、世界にひとつだけのお守りを作ることができます。そこで完成したのが、こちらのお守り。「心願成就」や「良縁祈願」「無病息災」など、主な願い事が記載されたスタンプもあるから、字にはあまり自信がない…という人でも大丈夫。
次に訪れるときにはミニ茶道や着付けにチャレンジしてみたい! 絶対にキレイ度が上がりそう〜なので、皆さんもぜひ体験してみては?
okeiko japan宮島
住所:広島県廿日市市宮島町741-1(徳寿寺内)
TEL:0829-30-9888
見どころ6:宮島の鹿は神様の使い!
宮島に降り立つとそこかしこにいるのが鹿さん。のんびりゆったりと、気ままに過ごしている鹿さんたちを見ていると心も和みます♪ 宮島の鹿さんは「神様の使い」と言われているそうで、とても大切にされているそう。なのでむやみに触ったり、勝手にエサをあげないように注意しましょうね!
下瀬美術館は「アートの中でアートを観る。」、新コンセプトの美術館!
宮島散策を楽しんだ後は、大竹市に2023年に開館した下瀬美術館へ!
「アートの中でアートを観る。」というコンセプトそのままに、建物自体をアートとして楽しむことができます。世界で活躍する建築家・坂 茂(ばん しげる)氏が瀬戸内海の島々から着想したという、水盤に並ぶ8つのカラフルな「可動展示室」や、エミール・ガレの作品にちなんだ「エミール・ガレの庭」などが見どころです。
広島の造船技術を活用して水の浮力で動かせる仕組みの「可動展示室」は、世界でも類を見ない建築作品。可動式の壁を備えた企画展示室は、展示ごとに多様な空間へと変化します。
四季折々の可愛い花々が咲き乱れる「エミール・ガレの庭」は、まるでヨーロッパにトリップしたかのよう。SNS映えも確実だから、ぜひここで記念撮影を!
館内には、アール・ヌーヴォーを代表するアーティストであるエミール・ガレのガラス作品をはじめ、五感に響く素晴らしい作品の数々が展示されています。
展示作品は時期によって入れ替わりますが、ここでしか見られない個性的な作品を見られることは間違いありません。ぜひホームページでチェックしてみて!
一般財団法人 下瀬美術館
住所:広島県大竹市晴海2-10-50
TEL:0827-94-4000
広島の新ローカルキャラクター「ひろくま」も広島の魅力を発信中!
2023年9月に誕生した広島の新ローカルキャラクター「ひろくま」。広島県観光連盟=HITひろしま観光大使(HIT=広島県観光連盟)に就任し、広島の魅力を発信しています。
丸くて大きくて、とっても可愛い「ひろくま」。見ているだけでも癒し効果抜群のキャラクターなんです♪ ちなみにこの「ひろくま」、好物である広島のおいしいレモンを食べ過ぎてしまい、色がレモンのように黄色くなっただけでなく、体からはレモンの香りがするようになったとか…なんてお茶目すぎる!
広島を観光する際にもし出会ったら、ぜひ五感で確かめてみて!
“美に効く”広島土産、おすすめ5選はこちら!
お土産は、旅の醍醐味のひとつ。広島土産はたくさんありますが、その中でも美容好きの人に特におすすめの広島土産5選をご紹介します!
1:甘酒生キャラメル(写真左)
ビタミン豊富で美肌効果やダイエット効果、美髪効果があると言われる甘酒。酒処 広島の甘酒を使った「純米甘酒生キャラメル」は、生姜が効いた豊かな香りで、甘すぎずさっぱりとした食感。美味です!
2:ルルルンの瀬戸内限定シートマスク(写真中・上段)
ルルルンの、瀬戸内限定ご当地シートマスク。瀬戸内産レモン果実エキスをはじめ、貴重な瀬戸内の原産素材で作られています。爽やかなレモンの香りに包まれながら、美肌磨きができるなんて最高! 7枚入りのパッケージが5つ入っているのでお土産にしやすいのもうれしい♪
3:レモ缶ひろしま牡蠣(写真中・下段)
瀬戸内レモンピールを使用した、ひろしま牡蠣のオリーブオイル漬け。レモンにはビタミンCやクエン酸などが含まれ、抗酸化作用や疲労回復、ストレス解消にも◎だと言われています。そして牡蠣に多く含まれる「亜鉛」は新陳代謝を活発にし、シミ・そばかすを防ぐ働きも。温めてからそのまま食べたり、パスタにしても良し!
4:もみじ饅頭(写真右・上段)
もみじ饅頭にはたくさんのフレーバーがありますが、美容を心掛けたい人には「レモン味」や「チョコレート味」が特におすすめ。レモンの美容効果は上記のとおり。チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは肌の老化予防やストレス軽減効果が期待できると言われています。とてもおいしいけれど、食べ過ぎにはご注意を!
5:かっぱえびせん匠海(たくみ)(写真右・下段)
“やめられない、とまらない♪”でおなじみのカルビー「かっぱえびせん」は、実は広島の宇品(うじな)で1964年に誕生したのだそう。「かっぱえびせん匠海」は、そのおいしさをさらに追求。瀬戸内海の希少な天然えびを100%使用し、味つけには瀬戸内海で丹精込めて作られた藻塩を使用。
ちなみに、えびに含まれるアスタキサンチンやビタミンEは抗酸化作用が高く、藻塩には通常の塩よりもミネラル分が豊富に含まれており、美と健康に良いとされています。
いかがでしたか? 広島を巡るだけでも約1万歩のアクティブさ。広島を思う存分楽しんだら、その日のうちに島根に移動&宿泊するのが今回の周遊旅においてはおすすめ。今回宿泊した島根県江津市へは広島から車で約1.5時間ぐらいで到着でき、自然と温泉が豊富。お気に入りの温泉宿で1日目の疲れを癒して、翌日のアクティブ旅に備えましょう!
広島を旅するなら、ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」もCHECK! ひろしま観光アプリ「KINSAI」も便利!
【後編-島根編】はこちらから!
撮影・構成/内田淳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。