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2024.1.26

竹内涼真さんが大切にしている“3つのこと”って?|『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』スペシャルインタビュー

20代から30代へ、一段と大人の魅力をまとった竹内涼真さんが『美的』に登場! 30歳になり大人の色気も兼ね備え、さらに魅力が増した竹内さんの意識している生活習慣から最新作の映画まで「今」について話を聞きました! 自身の代表作ともいえるドラマ『君と世界が終わる日に』の劇場版公開を控え、制作秘話や俳優としてのあり方についてもたっぷり語っていただきました。

竹内涼真の現在地。

“健康で前向きな状態で仕事ができるって、幸せなことだと思うんです”

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期待に応えるだけではいけない。仕事の意識は次のフェーズへ

デビュー10周年という節目で、30代に突入した竹内涼真さん。爽やかなたたずまいは変わらないが、どことなく漂う雰囲気はどっしり落ち着きがあり、大人の魅力をまとっている。それは、彼の仕事や生活習慣に対する姿勢からもうかがえた。特に、最近は仕事への向き合い方に変化があったそう。

「僕に期待してくださることには今までどおり全力で応えたい。だけど、最近はそれに加えて“自分はそれをどう表現したいのか”“自分は何を本当にやりたいと思っているのか”という気持ちも大切にしたいと思うようになってきました。僕の仕事は期待に応えるだけではいけないのかもしれないな、と。私生活でも昔に比べて、不摂生をしなくなりました。それは撮影のためにコンディションを整えるということではなくて、毎日のこととして食事や睡眠、運動、すべてにおいてコントロールができるようになってきていて。やっぱり健康で前向きな状態で仕事ができるって、幸せなことですよね」

10年のキャリアのうち約4年をドラマ『君と世界が終わる日に』と共に過ごしてきた。シーズンを積み重ねるごとにチームの結束が強まり、ハードな撮影を乗り越えることができたという。この経験こそが、彼の心境に変化を与えたのかもしれない。そんな竹内さんにとっての代表作^『きみセカ』が、ついにファイナルとして劇場公開される。

愛する人さえ失う予測不能のスリリングな展開で、シーズンを追うごとにファンを増やしてきたが、シリーズを観ていなくても予備知識なしで楽しめる内容だ。主人公・間宮 響を演じてきた竹内さんは、劇場版について「ご褒美をいただいたよう」だと語る。

「映画化でスケールアップしたことで、今までチームの皆さんがそれぞれにやりたかったことを発揮できた作品になったと思います。制限を気にせず、大胆に取り組めたことはご褒美でもありました。これだけ長期間にわたって同じスタッフの方々と作品をご一緒できたことも、僕にとって大きな財産になっています。“あうん”の呼吸というか、10ではなく3の説明で通じ合える。そういう関係ってなかなか作れないと思うんです。そうした呼吸の中でしか生まれない、奇跡的なカットみたいなものもありました」

劇場版では響の父親としての覚悟が力強く描かれる。新たにキャスティングされた共演者で、響と行動を共にする大和役の高橋文哉さんについて聞いた。

「過酷な状況が重なって響は感情を出さなくなっていたのですが、大和がいたことで感情を爆発させるシーンも何度かあって。文哉くんが本気でぶつかってきてくれたからこそ、響を通じて僕自身も熱さを取り戻せた気がします」

 

芝居を楽しいと思える瞬間は、自分にうそをついていないとき

竹内さんにとって、いいお芝居とは?

「いいお芝居には正直、正解はないと思っていて。ただ、僕が楽しいと思える瞬間は、やっぱり自分にうそをついていないときです。もちろん物語を演じていて、非日常なことをやっているからリアルではないんだけれど、自分にうそをついていると思いながら演じた瞬間、魅力は半減してしまう。だからこそ、現場で楽しめない自分がいると『もったいないな』と思うんです。小さな違和感を見過ごさないようにして、自分の中で腹落ちした状態で撮影に挑むと、作られた世界じゃなくなる瞬間があって。そんな芝居を毎回追い求めているのかもしれません」

『きみセカ』は響の物語というだけではなく、竹内涼真自身の記録でもあったのだ。また、ハードな撮影を支えた体作りについて、彼が実践している生活習慣も気になるところ。

「雑誌を読んだり、知人から教えてもらって『これを食べるといいよ』という情報も参考にしながら、最終的には自分に相性が良くて健康でいられるものを選びとるように意識しています。やっぱりみんなが同じ体質ではないから、自分の体に合うものを知ることは大事だと思うんです。その際に、なるべく先入観とか思い込みを外して『自分が食べたいもの』『今は食べないもの』『食べた方がいいもの』をバランス良くコントロールするようにしていて。後は運動ですよね。体作りのためにもウエイトトレーニングとか有酸素運動を中心に、たまにウォーキングもすることも。ここ1年半くらいは、こういうライフスタイルを心掛けるようにしています」

自分にうそはつかない、本当に求めているものを見極める。そんな彼の信条が生活習慣でもかいま見られた。今後も、ますます輝きが増すこと必至だ。

 

竹内涼真が大切にしている3つのこと

“日々の生活習慣の積み重ねこそが今の自分を支えている”

1.我慢をしない

「好きなものに関しては我慢しません。ただ、コントロールをしてバランスをとるようにしています。もし我慢をしなければいけない状況なら“より良くする”ための工程なんだと、意識を切り替えるようにしています」

2.時間の使い方

「時間を無駄にしないように…という考えより、“この時間で何ができるか”を考えるようにしています。1時間空いたら『何しよう!』ってワクワクするんですよね。その時間で運動をしに行ったりします」

3.聞く力

「どんな話でも興味をもって聞くように意識しています。そうしていると、ふとした情報から自分が今度したいことのヒントにつながったりすることもあって。人の話をきちんと聞くことの大切さを実感します」


“先入観や思い込みを外して自分にとって必要なものを選びとることが大切だと思う”

『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』


(C) 2024「君と世界が終わる日に」製作委員会
ゴーレムと呼ばれる化け物に対抗するワクチン研究をする希望の塔「ユートピア」。そこには、特殊な抗体をもつ間宮響の娘・ミライが研究材料として隔離されている。響はユートピアに集まった男たちとミライを救い出そうとするが…。
1月26日より全国公開。

 

竹内涼真
たけうち・りょうま/1993年、東京都生まれ。『仮面ライダードライブ』で主演を務め、ドラマ『テセウスの船』『君と世界が終わる日に』『ひよっこ』『六本木クラス』『落日』、映画『太陽は動かない』『アキラとあきら』など話題作に次々と出演。

 

『美的』2024年3月号掲載
撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/佐藤友勝 スタイリスト/徳永貴士(SOT) 構成/宮田典子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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