美的GRAND
健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2023.12.26

“Mattママ”桑田真紀「無理強いしても逆効果。『北風と太陽』法則は想像するよりはるかに効果的です」【全方位「推し活」力の磨き方 vol.7】

夫は野球界のレジェンド・桑田真澄氏、次男は現在アーティストとして活躍中のMatt Rose氏。専業主婦から一念発起し、公私ともに支える桑田真紀さん。 根っからの「応援体質」の真紀さんが、彼らの才能をどうサポートしているのか。真紀さんの「応援力」は、夫、子供、義理両親といった身内だけでなく、上司・部下・同僚やママ友、すべての人間関係の参考になるはずです。

桑田真紀
東京都生まれ。航空会社CA、専業主婦を経て、現在は夫・桑田真澄(2024年より読売ジャイアンツ二軍監督)と次男・Matt Rose(アーティスト)のマネジメント会社を経営。趣味はゴルフ。著書に『あなたはあなたのままでいい 子どもの自己肯定感を育む桑田家の子育て』(講談社刊)がある

無理強いしても逆効果なだけ。「北風と太陽」法則は 想像するよりはるかに効果的です

自主性を引き出すことが大事。本人がその気になるまで見守る

最近、知人からこんな相談を受けました。
「夫が私の親族の集まりに参加してくれないのです。夫側の親戚関係は淡泊で没交渉。反対に私の身内は何かとコミュニケーションをとったり助け合ったりしています。その関係は悪くないと思っているので、ぜひ夫にもシェアしたいのですが、どうも居心地が悪いようです。夫と私の関係はとても良好で、お互いにないものをサポートし合っているからこそ、受け入れてもらえないことを残念に感じてしまうのです」

結論からいえば、私は「今は現状のままでいいのではないでしょうか」と考えます。
なぜなら、それだったら「行っても行かなくても」同じだからです。夫が自ら進んで参加しているのであれば、その場の雰囲気はとても良いものになるでしょう。でも、そうではないのならその気持ちはうっすらと伝わり、場の空気がぐっと沈んでしまいます。プラスに働くどころか、すべてがマイナスになりそうです。
どうして彼女は夫にも参加してほしいと考えているのでしょうか。おそらく、「相手のためだから」と言いつつも、「自分の気持ちを満足させる」のが第一の目的になっているように思います。

彼女はきっと「しきたり」を大切に考えていらっしゃる人なのだと思うのです。「昔からこう言われている」「先生からこう言われた」「親からこうしつけられた」。まず、その思い込みを外す、ということをやってみてほしいのです。とてもラクに物事を考えられるようになるし、気持ちが一気に軽くなることを実感できます。

無理に連れていくのではなく、自ら「行きたい」と言って参加するのがベスト。ひとつの方法として、まずは試してほしいのが、その行事が終わった後に「今日こうだったよ」「こんな話があってね」「そのときこんな展開になったんだ」と、その日のことを話すこと。最初は「ふーん」とつれない反応かもしれませんが、こちらが楽しそうに話すうちに、そのうち「次は行ってみようかな」となることが多い気がします。「北風と太陽」ではありませんが、自分の考えをいきなり押しつけて無理やり従わせるのではなく、本人に決断させるのです。自分のあり方や行動や態度次第で、人の気持ちや態度が変わる。その方が絶対ラクですから。

その反対に、「夫の親族の法事に参加するのがとてつもなく苦痛」だとしたら。私は声を大にして「行かなくていい」と言いたいのです。親戚だから会わなくてはいけない、法事には参加しなくてはいけない、そうやって縛られていると、必ずそれが態度に出ますから、会えば会う程、相手の嫌なところが見えたり、その場は取り繕うことができたとしても、帰宅してから悪口を言ったり言われたり。「悪口を言われているかも」というのは、もしかしたら妄想かもしれません。でも、そんな状況でそういう予感がしたら、「どうせ悪く言われているんだろうな」と考えるのも致し方ありません。
「せっかく行ってあげたのに」。そんな気持ちになったとしたら、それはそれで健全ではない思考ですよね。「今回は行ってもいいかな」「今日は行きたい気分」と思ったら行けばいいのです。

今の世の中だったら、それもアリだと思うのです。昔はそんなことできなかった。世間体が邪魔をしてなかなか許されなかったでしょう。今はいろいろな考えや主張、多様性を認め合おうという風潮に変わってきています。昔だったら少数派だったこと、例えば「家族葬」だって、昔は全くポピュラーではありませんでした。全国津々浦々、「常識」にかなり地域差があるのも冠婚葬祭あるあるですが、時代や考え方の変化により、ずいぶんフラットになってきたように思います。

親戚付き合いだけでなく、「あの人にはなんとなく会いたくないな」「あの食事会に行きたくないな。断ってしまいたいな」。会社や取引先との業務以外での人間関係やご近所付き合いにも応用できるのではないでしょうか。まずは身近な人との対人関係でその「訓練」をしてみてください。「嫌なら断る」「そのうち行きたくなったら会ってみる」。単純に「嫌いな人はいない」という状況を作る練習をすると、生きることがラクになると思うのです。

気持ちを作っているのは、他でもない自分なんですね。「嫌な気持ち」も「いい気持ち」も、その人自身が作り出している。そう考えられるようになると、人間関係をシンプルに捉えられるようになりますよ。

Maki’s キレイの源


家族全員で赤ワイン片手に語らう夜。夫、長男、私は嗜たしなむ程度ですが、Mattは体質的にお酒全般強いようです。

桑田真紀
細く長く続けていたゴルフですが、最近は頻繁に練習しています。プロコーチである長男に教えてもらうことも。


キャンドルが好きです。ゆらゆらとした炎を見ていると心が落ち着きます。常にいくつか灯ともして気持ちを整えます。

桑田真紀【全方位「推し活」力の磨き方 】そのほかの記事はこちら

撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/広瀬あつこ 構成/三井三奈子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事