ボディケア
2021.12.15

自己処理を続けると埋もれ毛になるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「脱毛」について。自己処理を続けると埋もれ毛になるってホント? 医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿院院長の大地まさ代先生にお話を伺いました。

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「脱毛」について。自己処理を続けると埋もれ毛になるってホント? 医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿院院長の大地まさ代先生にお話を伺いました。

Q:自己処理を続けると埋もれ毛になるってホント?

カミソリで毛を剃る、毛抜きで毛を抜く、除毛クリームを使うなど、自己処理の方法はたくさんあります。しかし、自己処理を続けていると埋もれ毛などの肌トラブルが起こりやすくなり、いざ脱毛したいと思ったときにも問題になるとか…。実際のところはどうなのでしょうか? 大地先生に聞いてみました。

A:ホント

「自己処理は、肌表面の角質層に負担をかけ、カミソリ負けや埋没毛、色素沈着などの肌トラブルに繋がる恐れがあります」(大地まさ代先生・以下「」内同)

埋もれ毛ができる原因は?

「埋没毛(埋もれ毛)とは皮膚の中に毛が埋まってしまうことです。一度そうなってしまうと、埋まった毛はなかなか表に出てきません。成長中の毛をカミソリで剃ったり、毛抜きで無理に抜いてしまうと、毛穴が傷つき、その傷を修復しようと毛穴を覆うように皮膚が再生されます。その結果、下から生えてきた毛が皮膚を貫通できず、埋没毛になってしまいます。

埋まっている毛を無理に出そうとして、深剃りしたりすると、さらに修復するために皮膚が厚くなり、悪化してしまいます。また、自己処理後の傷から毛穴の奥に細菌が入ってしまうことで炎症を起こす、毛嚢炎にもなりやすくなってしまいます。

このように、自己処理は肌トラブルの原因にもなる可能性もあるので、できるだけカミソリで剃ったり、毛抜きで抜いたりするのは我慢しましょう。自己処理を行う場合は、肌への負担を少しでも減らすため、お風呂やシャワーのときに行うことを避けたり、処理後はしっかり保湿するということを心がけてください」

  • 成長中の毛をカミソリや毛抜で処理することで毛穴が傷つく
  • 傷を修復するために毛穴を覆うように皮膚が再生する
  • 埋まっている毛を無理に出すと悪化する
  • 悪化するとさらなる肌トラブルに発展する可能性がある

埋もれ毛があっても脱毛はできる?

「医療レーザーは毛の黒い色素に反応させることで脱毛を行います。そのため、毛が皮膚の内側に埋もれている状態でも、レーザーは届くので脱毛は可能です。ただし、通常の毛がレーザー照射後に自然に抜け落ちるのとは異なります。毛が皮膚の中に埋もれているため、ターンオーバーによって皮膚が新しく生まれ変わるタイミングで抜けるので、効果が出るのは遅くなります。その間は、なるべく自己処理を控えることが大切です」

自己処理は黒ずみの原因にもなる?

「自己処理を頻繁にしていると、だんだん肌が硬くなったり、黒ずみの原因にもなりやすいです。そのため、自己処理による黒ずみが気になっている人は、早めに医療機関などで脱毛することをおすすめします。

プロの手に任せて脱毛をする最大のメリットは自己処理がラクになり、美肌効果があるということです。脱毛をして自己処理の頻度が少なくなるだけで、黒ずんでしまった肌も、少しずつ、もとの肌色に戻り、肌の状態も良くなります。

そして、肌が乾燥していると、カミソリ負けしたり、脱毛の施術をしたときも、肌トラブルが起きやすくなりやすくなってしまいます。そのため、日常のケアとアフターケアにおいて、とくに保湿は大事です。効果的に脱毛する上でも、ご自身の肌に合ったクリームなど保湿剤を使用して、きちんと保湿をするようにしましょう」

 

医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿院院長

大地まさ代先生

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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