ボディケア
2023.11.4

不倫をすると肌がくすむ、は本当か|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティ【vol.17】

かなわない恋が美しいのは物語の中だけ。満たされない気持ちを飲み込んでも、肌は雄弁に物語る

不倫をすると「肌がくすんで髪が妙に伸びる」って本当ですか?

エディターM(以下M):今回のタイトルは刺激的ですね。「不倫をすると肌がくすむ」。

亜季:前から疑問に思っていたんです。以前はとてもキレイだった子が、久しぶりに会ったら妙に肌がくすんでいて、近況を聞いていたら、「実は彼には奥さんがいるの…」とか、「最近離婚したばかり」というケースがとても多くて。角質が肥厚して乾いてツヤがなく、髪も伸びてパサパサとしている。肌は暗いし、髪の毛も話も重苦しい…どんよりとした負のエネルギーが出ていて、これは何か相関関係があるなと。

M:離婚したての場合は、生活の変化とかいろいろな手続きとかで物理的にも忙しいでしょうから、肌や髪のお手入れが行き届かなくて見た目が荒れてしまう、というのはなんかわかる気がするのですが…不倫をすると肌がくすむのは何故でしょう?

亜季:色々な巡りが悪くなるのかなと。行き止まり感のある未来、会っている時はルンルンするけどひとりになると鬱屈する気持ち、罪悪感、本当に私は愛されてるのかという不安や不信感、そんな暗い気分とストレスから血行が悪くなり、お肌がくすむ…これは私の推測ですが、そんな気がします。

M:心の奥底にある満たされない想いが、肌や髪のコンディションに現れてしまうということですね。

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自分を可哀相な環境におくほど、キレイが遠ざかります

亜季:いったん、不倫が悪い云々という問題はわきに置いておいて、私がここでお伝えしたいのは、「自分を大切にしようよ‼︎」ということ。自分を大切にする、これはルンルンビューティーの要なので、2度書いておきます(笑)。
よく恋をするとキレイになる、と言いますが、それは幸せな恋のことであって、ツラい恋では逆の現象が起きることが。自分を可哀相な環境に置くほど、キレイは遠ざかります。思い通りにいかないことがあるときに、「私なんて…」と自分のことを卑下したり「うまくいくはずない…」と諦めたり、「いつも私はそういう運命…」と巡り合わせや周りのせいにしていては、自己肯定感が下がるばかり。

M:ウッ。心当たりがあります。うまくいかないことがあった日に、「ダメな私。いつもこう。もう消えちゃいたい」ってお風呂でひとり、自分を責めて、もだえながらひとり反省会したりしています…。

亜季:お風呂で「ひとり反省会」。それはいいと思います。私もしてます。でも反省会の後にはぜひ「でも!私は頑張ってる。ヨシヨシ」って、励ましたり、つらい1日を乗り切った自分をいたわる「激励会」も、セットでしてあげてください(笑)。

M:なるほど。ヨシヨシとなぐさめるのも「自分を大切にする」第一歩ですね。

亜季:はい。そして心で思うだけでなく、行動も合わせて行うのがポイントです。自分に何かしらご褒美をあげるアクションを行うと、“なぐさめ度”がアップします。人間は、脳で考えるだけより、実際にアクションした方が身につきやすい、と言われていますね。
「今日ツラいことがあったから、豪華なシートマスクをしよう」「今日はちょっと夜更かしして、撮りだめてたドラマを観よう」「明日の朝用に、ちょっと高級なヨーグルトとシリアルを冷蔵庫にスタンバイ」といったように、気持ちがルンルンするようなご褒美を自分に贈るんです。

M:でも、落ち込んでいるときってむしろ逆の行動に出ちゃいませんか。「ムシャクシャして甘いものヤケ食いしちゃった」とか「お酒飲んでドラマ観て、そのままメイクも落とさず寝ちゃった」とか。ご褒美どころか、ますます自己嫌悪に落ちちゃいそうな

亜季:ルンルンビューティーとしては、それもいいんです! たまには!
よくないのは、罪悪感を持つこと。我慢し続けること。それはいつか必ずお肌や身体に現れるので。
それより、ジャンキーなものを食べても「それで気持ちがリセットできたんだから、そんな私もいいね♪」と受け入れてあげて。それに1回ビューティーに反することをしたって、その後キレイへと立て直す方法はいくらでもあるので、全く問題ありません! 物事自体に良い悪いはなくって、自分がどう捉えるかが大切

M:メイクを落とさずに寝た翌日も「私にはリカバリーするワザがある!」とナゾの自信でその後スキンケアを頑張れば、それでチャラ(笑)。どんより落ち込んで自分を責めているよりは、前向きになれて結果、キレイになれる気がします。

寝不足、透明感不足、蓄積した肌疲労、パっとしない顔色…etc. 不調を感じる時に、ホームケアで一気に回復させたいなら、「古い角質をオフした後にじっくりシートマスク」が近道。マスクは、気兼ねなくじゃんじゃん使える優秀プチプラシートマスクが大活躍。
左から、ライスパウダースクラブで、お肌に優しく感動の卵肌が叶う。ダーマロジカ デイリーマイクロフォリエント、ハリと潤いをチャージしてくれるオーガニックマスク。ミティア インテンシブマスクC、優しい肌当たりと溢れるみずみずしさが魅力。バイユア ビタギビング アクアセラムマスクv1

落ち込みから抜け出せないときの特効薬は「見た目を変えてみる」こと

M:でも、自分を褒めたりご褒美をあげるアクションすら取れないほど、心に余裕がない時ってありますよね。だからこそ肌もあれてしまうのだけど、わかっていても悪いスパイラルから抜け出せない。

亜季:そんなときは、何も考えずに早く寝るのが1番。ルンルンピープルを研究していくと “ルンルン” のベースには、必ず健康と元気が敷かれています。色々な研究からも、睡眠は身体と心を元気にするのに効果バツグンといわれています。体力や気力が落ちている時に、イイ考えや健全な答えは出るはずもないので、即寝てください。
寝る以外に、大きく運気を変えたい時は、「見た目を変える」のも効果的ですね。
ヴィクトリア ベッカムが、夫の浮気疑惑でメディアに騒がれた後、それまでロングだった髪をバッサリと切って、髪色も明るくしたエピソードは有名です。軽やかで洗練された雰囲気へと華麗にイメチェンを果たした彼女は、その後おしゃれ哲学本を出版したり、バッグやジュエリーをプロデュースしたりと大活躍。
「髪には念が宿る」という表現もあるぐらいなので、ネガティブなことが続いたときは、ヘアサロンでキレイにしてもらうのもひとつの方法です。バッサリと切らなくても、トリートメントでツヤを復活させるだけでも気分が変わりますね。

M:それこそ、自分へのご褒美ですね。

亜季:明るい色のコートを着てみる、靴やバッグを新調してみる…。自分がルン♪とすることを増やしていくと、あなたから放たれるエネルギーがハッピーになって、キレイになる循環が巡りだします。自分を大切にすること、それはルンルンビューティーの要。大切なことなので、最後にも言わせて頂きました(笑)

手っ取り早く “ルン” がチャージできる、ちょっとした高級おやつ。食べる前のワクワク感や、朝起きた時や仕事の合間のちょっとしたご褒美に、気分があがります♡

 

ルンルン・ビューティ格言 vol.17

自分を褒めよう、喜ばせよう。
自分を大切にするほど
ハッピーでキレイな人になれルン♪

 

連載バックナンバー「ルンルン ビューティ」

 

美容家

深澤亜季

 

写真/深澤亜季 構成/もりたじゅんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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