“毛先がパサついて絡まりやすい”問題を解決!【髪のプロが指南!ヘアのお悩み一問一答vol.1】
Q.パサついた髪の絡まりを解くにはどうしたらいい?
ダメージや乾燥で毛先がパサつくと、絡まりやすくなりますよね。手ぐしやブラシなどで無理やり髪を解くと枝毛の原因にもなるので厳禁。絡まった毛先を正しくほぐして、指通りのいいツヤ髪に仕上げる方法を、ヘアサロン tricca代表の毛利俊英さんに教えてもらいました。
A.濡らした髪にヘアオイルをつけてからコームでといて
「毛先が絡まる原因は、乾燥、熱、摩擦などのダメージよるもの。セミロングの人の毛先部分は、髪が生え始めてから2年ほど経っているので、頭皮に近い部分の髪に比べるとだいぶダメージが蓄積されています。インバスでダメージケアする必要がありますが、絡まったときの対処法も大事。キレイに髪を伸ばしていくなら、絶対に絡まりを無理やり解さないようにしてくださいね」(毛利さん)
毛先の絡まりをダメージなしで解して指通りのいい髪をキープする方法
【STEP1】髪が絡まっている毛先部分を水で濡らす
「指通りを良くするためには、ヘアオイルをつけるのがいちばん。オイルがなじみやすいように、毛先を霧吹きで軽く濡らしましょう。髪が濡れている方が、オイルの美容成分も浸透しやすいですよ」
【STEP2】毛束を手でプレスしてヘアオイルをなじませる
「毛先の表面にヘアオイルをつけたら、まんべんなくオイルがなじむように、毛束を両手のひらでギュッと挟みます。オイルは少し量を多めにつけてください。この時、つい手ぐしで髪を解きたくなるかもしれませんが、ダメージヘアが濡れている状態で絡まりを無理やり解くとダメージが加速するのでNG。手でプレスしてなじませるようにしてください」
【STEP3】毛先から目の粗いコームで髪を解く
「ヘアオイルがなじんだら、目の粗いコームで毛先から優しく解いていきます。まずは毛先2cmくらいから毛先に向かってコームを入れ、次に毛先5cmくらいから解く…というように、徐々に髪全体にコームを入れるようにすると、髪に負担がかかりにくいです。使用するコームは必ず目の粗いタイプを使って、引っかかりを感じたら無理に解くのではなく、コームを入れる部分を変えて、まわりからほぐすようにしましょう」
【STEP4】仕上げに髪をドライヤーで乾かす
「髪が濡れたままだとキューティクルが開きっぱなしで余計絡まりやすくなります。仕上げに必ずドライヤーで水分を取りましょう。また【STEP2】でヘアオイルを多めにつけても、髪を乾かせばベタつきませんよ」
【完成】
毛先まで指通りのいい髪に。
ヘアオイルを丁寧になじませてドライヤーできちんと乾かしたおかげで、絡まりにくくするんとした毛先をキープ。
撮影/島村 緑 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
代官山、銀座、葉山に店舗があるヘアサロンtriccaの代表。数々のヘアコンテストで入賞経験のあるスペシャリスト。ヘアケア剤の商品開発アドバイザーとしても活躍。毛利さんがいるサロンはこちら。http://www.tricca-m2b.com