脱・くっきり分け目! 髪のボリュームを取り戻す乾かし方のポイントを解説【美的GRAND】
長年の分け目…もはやパッカリ空いた髪のひび割れになっていませんか? その「くっきり分け目」、なんと大人のたるみ顔や大顔見えの原因に。今すぐ小顔になれちゃう分け目チェンジについて、理由とともに詳しく解説します!
分け目チェンジでこんなに小顔!
ショートボブ
ふんわりトップとひし形シルエットでアタマごと小さく
BEFORE
AFTER
ボブ
逆サイドに引っ越した分け目でリフトアップ
BEFORE
AFTER
セミロング
ほんの少しの前髪だけで分け目が消えた!
BEFORE
AFTER
広がる分け目が大顔を作っていく…!?
同じ大きさの絵を太い幅と細い幅のふたつの額縁に入れたとき、太い額縁の絵が小さく見える……この錯視の効果が、髪と顔の関係にも当てはまります。「額縁の幅は髪でいえばボリューム感です。髪に厚みがあれば、絵である顔は小さく見え、なければ顔は膨張して見えます」というのは、ヘアスタイリストの角 薫さん。
「最も小顔に見える髪型はトップとサイドにボリュームのあるひし形シルエットです。分け目はつむじの延長にあるものなので、あるのは仕方ないのですが、そのままだとどうしても平坦なくせになってしまいます。でも本来ならいちばん高く見せたい場所」しかも髪がやせてくるグラン世代は、分け目が徐々にフラット化。
「さらに頭頂部は紫外線が当たりやすい場所です。長年紫外線にさらされ続ければ、その部分だけ地肌は乾燥してダメージを受け、髪の細りにつながります。するとますます分け目近辺がボリュームダウン。地肌が目立ち、顔はますます大きく見えてしまうんです」理想は時々分け目をいつもの逆サイドへ変えることですが、その人のつむじの位置の関係でどうしても難しいことも。
「前から後ろへまっすぐ分け目の線があると、顔も大きく見えがちです。線が前から見えないように頭頂に向かって斜めになるようくせ付けたり、ラインをギザギザにしてぼかすなど、カットだけでなく、セルフでできることもたくさんあるので、ぜひ挑戦してみて」
■髪の分け目角度変化
31歳
42歳
57歳
「最近、トップがペタンとする…」という実感は、気のせいではなかった! 30・40・50代の分け目の髪の角度を調べた結果、ペタンコ化はどんどん進行することが判明!
資料提供/花王
切らなくてもOK!乾かし方だけで分け目レス!
実は分け目がくっきりするのには乾かし方にも問題がありました。「いったん地肌が乾いた髪はもう一度濡らさなければ直りません! 髪のボリュームは乾かすときに決まるので、まずは真っ先に地肌から乾かすことが鉄則。朝は地肌を水スプレーで濡らして」(角さん)
1.最も乾きづらい内側の根元から開始
2.髪を持ち上げて、頭頂部の根元を乾かす
3.トップはまず片側に倒して根元を乾かす
4.ドライヤーを地肌に垂直に当てて反対側も
5.顔周りはここの立ち上げでボリューム感!
\あるあるNGドライ/
▼最初から分けている
▼毛先に風を当てる
最初から分け目を作って乾かしたらペタンコ化は確実。毛先からのドライも、根元がつぶれたまま乾いてしまう結果に!
『美的GRAND』2020夏号掲載
撮影/天日恵美子 メイク/藤本 希(cheek one) スタイリスト/程野祐子 モデル/西原英理子、田中佳奈、品川景子 構成/伊熊奈美
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。