健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2008.1.10

西の国から美的通信#3 〜博多の和(1)〜 和裁師のアトリエで雅な世界に浸る

手織りの博多献上帯と機械織りの伊達帯。博多帯のよさって、素敵な織りのあしらいもさることながら締めやすいのが魅力!(※1)
素敵にディスプレイされている店内の一角。着物のオーダーやお直しはもちろん、一部和物の販売も!(※2)
My博多帯&知佐さんに作ってもらった着物(※3)

お正月、成人式…と、一月は何かと和服美人を見かけることが多い季節。やはり日本人は、着物が一番似合いますね! かくいう私も着物が大好き。数年前、ヘアメイクの友人に<マン・ツー・マン>で着付けを習い、覚えるのは異常に早かったものの、忘れるのも人一番早くて…。今は遠い記憶をたどりながら、時間をかけてやっと一人で着られる程度で、まだまだ修業が足りません。今年こそは“ちゃっちゃっと”着付けられるくらいの技術を身に付けたいと思っています。

さて、博多帯(※1)に代表されるように、福岡には何かと和物も充実しています。今月は和物月間と称して、“博多の和”をご紹介していきますね。

第一弾は「きものあとりえ ちさや」(※2)。店主の濱田知佐さんとは昨年、某雑誌の取材でお世話になって以来、友人付き合いをさせていただいております。彼女、実は和裁師。浴衣はもちろん、ひとえ、袷…なんだって作ってくれます。もちろん全部手縫いです。しかも、彼女の針さばきといったら…ミシン並み。やはり職人さんってカッコいいな〜と思いつつ、しみじみ見とれてしまいます。このアトリエは和裁師と直にコミュニケーションがとれるとあって、中間業者が入っていない分、価格もお得。調子にのって私も昨年、紬の反物で袷の着物を作ってもらいました。何が楽しかったかって、好みの色の八掛(はっかけ)が選べたこと。私の着物は濃い紫色だったので、反対色の落ち着いた黄色でお願いしました。

さて、いよいよ着物が出来上がった当日。これまた運命的に、ある帯との出合いが! シンプルなデザインで使いやすそうな博多帯(※3)です。もう長いこと福岡に住んでいるにも関わらず、博多帯といえば伊達帯しか持っていなかった私ですが、やっと好みの一品に出合えました。これなら、ほかの着物にも合わせられそうです。こんな素敵な出合いがあるのも「ちさや」ならでは。最近では、大島の織物業者とのタイアップイベントやお香教室、着付け教室など和にまつわる楽しい催しも行なわれているので、一時も目が離せません。さらには、高い技術を持っている知佐さんだけに、例えば「このバティック生地で帯を作って!」なんていうわがままもきいてくれそうです。ますます広がる雅な和の世界。博多にお越しの際は、ぜひ「きものあとりえ ちさや」へ!
《次号へ続く》

<取材協力>
きものあとりえ ちさや
福岡県福岡市博多区上川端町9-35冷泉荘B-45
TEL 092-282-2864

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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