大高博幸さんの 肌・心 塾
2019.12.3

乳液って絶対マスト? アトランダム Q & A 【 大高博幸さんの肌・心塾 Vol.531 】

 大高さんの連載、いつも楽しく読んでいます。雑誌やウェブで調べても、あまり出てこない情報が たくさんあって、とても参考になっています。
早速ですが、私の Q は〝 乳液 〟について です。私は それほど乾燥肌ではないので、現在は 化粧水 + 美容液 + クリームの順でケアしています。ですが 最近、デパートのカウンタ―で 化粧品を購入する際に、「 絶対に 乳液は 使ったほうが 良い 」と押されます。それは なぜでしょうか?
また、こんな私に適している乳液が あるようでしたら、教えて頂けると嬉しいです。
ちなみに、私が 乳液を使っていないのは、それほど 乾燥肌ではない というのが 一番の理由。さらに 毎日、なるべく効率的に 時短で済ませたい という気持ちと、乳液は ベタベタする というイメージが あるためです。大高さんのアドバイスを、ぜひ お願い致します。( ナミ、33 歳、普通肌ですが、最近、少し敏感肌? )

 Q メール、ありがとうございます 当連載に関する御感想も、嬉しく読ませて頂きました
早速ですが、ナミさんの Q は 様々な要素を含んでいて、現実的かつ興味深い内容でした。しかし、2 ~ 3 の ? マークが 見え隠れしているため、回答は 少々 複雑になります。そのため、順を追って A していきますね。

1 ) まず、デパートのカウンターで「 絶対に 乳液は 使うほうが 良い 」と押された際、ナミさんは その美容部員さんに「 それは なぜ? 」と 聞くべきでしたね。多分、日本の大手ブランドのカウンターでの話だと 僕は想像していますが、その「 絶対に 」という言葉の裏には、そのブランドの スキンケアに関する 確固たる理念が あるワケで、質問さえすれば、美容部員さんは 喜んで教えてくれたはずです。また、乳液は 化粧水の後に というステップが 一般的ですが、それを逆にしているブランドも幾つかあって、それぞれが 納得できるだけの理由を持っています。そんな知識が 得られるのも デパートのカウンターならではの話なので、ナミさんには、もう少し 欲張りな お客様に なってほしいです。それは、ごく自然な、当然の話 ですよね?

2 ) 次に、乳液とクリームの 一般的な違いについて 説明します。基本的に、どちらも 水分と油分 etc を含んでいて、肌を 保湿・保護するためのアイテムですが、乳液は 水分が 多めの処方、クリームは 油分が 多めの処方になっています ( そのため、乳液は 流動体を意味する〝 ml 〟、クリームは 粘性の高さを意味する〝 g 〟で 容量を表示しているケースが ほとんどです ) 。というコトは、ラフに言って、クリームよりも 乳液のほうが 軽やかで、みずみずしい というコトになります。ナミさんが、乳液に「 ベタベタする 」というイメージを お持ちなのは、かつて たまたま、そうした処方のものに 出合った だけの話かも 知れません。

3 ) 僕自身は、乳液とクリームの使用目的は、前述のように 基本的に同じ と解釈していますので、どちらか 1 品でも ケアは可能 という考えです。しかし、2 品を重ねるコトによって、肌への なじみ or 収まり or 満足感が 高まるコトは 確かです。
僕は、初めて自分でスキンケアした 4 歳半の冬から 約 10 年間、乳液を 肌に なじませた後、保湿力が 不十分だと感じた時だけ、その部分を中心に クリームをプラスするという方法を採っていました。最初に常用した乳液とクリーム類は、米国の エリザベス・アーデン社製の、ベルバ モイスチャー フィルム、リキッド ナイト クリーム、エイト アワー クリームの 3 品です。

4 ) さて、ナミさんにオススメの乳液…。ナミさんのスキンケアの常用品が どのようなタイプのモノなのか 不明なため、絞り込みが かなり難しいのですが、乳液としての 価値の高さを 僕が 感じている 5 品ほどを、厳選して 御紹介します。この中から選ぶか、ナミさんに「 絶対 」と押してくださった美容部員さんのオススメ品を入手するか、どちらでも O K だと、僕は考えています。

 

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シスレー エコロジカル コムパウンド 125ml ¥23,500 / 60ml ¥14,800 ( フランス製 )
美容乳液として、世界中で極めて高い評価を得ている逸品です。水分と油分のバランスを理想的に整える処方で、コンディションの良くない時でも、肌を滑らかに落ち着かせてくれます。肌に なじむ感触が 素晴らしい上に、微かな香りも上品 … 、心理的にも充たされる という点で 最上質。それだけに 高価な点が タマにキズですが、少量で よく伸びるので、意外なほど長く使えます。朝晩 使用可。これだけでも O K 、その後に クリーム類をプラスしても O K です。
P.S. 相当 お買い得な 新年キットの発売予定もありますので、興味があれば、https://www.sisley-paris.com を クリックしてみてください。問い合わせの Tel は、03-5771-6217 です。

 

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ネイチャーズウェイ チャントアチャーム モイスチャライジング ミルク 120ml ¥2,500 ( 日本製 )
自然界の成分 100 %、オーガニック系の真面目なブランド発の保湿乳液です。天然ハーブエキス × オイルのブレンドによる 柔らかなベールが 潤いをキープ、ふっくらとした ハリを もたらしてくれます。朝晩 使用可。これだけでも O K 、その後に クリーム類をプラスしても O K 。価格は、品質と効果の高さを考えると、非常にリーズナブルです。
詳しくは、www.chantacharm.jp 、または、0120-070-153 へ。

 

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アンブリオリス
モイスチャーミルク
 500ml ¥3,500 / ミニ 75ml ¥1,800 ( フランス製 )
次に紹介する有名な「 モイスチャークリーム 」の処方を基に、軽やかなフルュイド ( 乳液状 )に仕上げた製品です ( 「 クリーム 」よりも水分量が多く、油分は控えめの処方 ) 。どちらかと言うと 暖かい季節に適していますが、乳液を使い慣れていないナミさんにとっては、ちょうど良いテクスチャーかも知れません。この製品の本質については、次の項を参考にしてください。
モイスチャークリーム 75ml ¥2,800 ( フランス製 )
日本での販売名は「 モイスチャークリーム 」となっていますが、オリジナルの名称は パッケージにあるとうり「 Lait-Créme 」。Lait とは ミルクという意味のフランス語で、これは「 ミルク クリーム 」として 国際的なスーパーロングセラーとなっています。特に メイクアップアーティストに愛用者が多く、そこから 女優やモデルさんたちの必需品になっていったという 歴史を持つ優秀品。主要成分は、アロエベラ、大豆プロテイン、シアバター、ビーズワックス。朝晩 使用可。メイクベースとして、これだけで O K 。モイスチャーマスクとしても効果的で、価格は、品質の高さを考えると、やはり 非常にリーズナブル。
P.S. このブランドでは、年に一度、限定パッケージを発売するのが 恒例になっているようで、2020 年版は〝 東京 〟をイメージしたデザイン。通常サイズよりも小さめの 50mlサイズ ( ¥1,800 ) が、年明け早々に登場します。
詳しくは、https://shop.embryolisse.co.jp 、または、0120-838-747 へ。

 

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Dr. ハウシュカ
クインス デイクリーム 30ml ¥3,800 ( ドイツ製 )
人智学に基づく医薬品会社の創業者 ルドルフ・ハウシュカ博士が、ウィーンの美容家と組んで 1967 年に立ち上げた、真正 オーガニックブランドの製品です。肌を みずみずしく整える クインスシードエキスを配合。普通 ~ 乾燥肌に適す、まろやかなテクスチャーの乳液状デイクリーム ( 夜のケアに使用しても可 ) 。ブランド独自のコンセプトと使い心地に、スキンケア上級生のファンが 集中している優秀品です。
メリッサ デイクリーム 30ml ¥4,000 ( ドイツ製 )
前出の「 クインス 」よりも軽やかな、サラリとしたテクスチャー。メリッサ ( レモンバーム ) が 皮脂分泌をコントロールしながら、乾燥している部分に潤いを補給。特に コンビネーションスキンに適す、乳液状のデイクリームです ( 夜のケアに使用しても可 ) 。
この他、Dr. ハウシュカには、乾燥 & 敏感肌用の 2 品、油分リッチな処方の「 ローズ デイクリーム 」 ( 30ml ¥4,200 ) と、それよりも 一段 軽い処方の「 ローズ デイクリーム ライト 」 ( 30ml ¥4,200 ) が 揃っています ( この 2 品は、ナミさんにオススメ というワケでは ありません ) 。
Dr. ハウシュカについて 詳しくは、https://www.drhauschka.jp/ 、または、03-5833-7022 ( インターナショナルコスメティックス K.K. ) へ。

では ナミさん、できれば 各製品のテクスチャーもチェックして、乳液を ケアに加えるか 否か、研究してみてくださいね。本格的な冬の訪れを目前にして、肌が 敏感に傾いてしまわないようにと 願っています。ではでは、Good Luck

 

このページで紹介した化粧品の価格は、全て本体価格です。

 

 

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biteki-m@shogakukan.co.jp
( 個別回答はできかねますのでご了承ください。)

ビューティ エキスパート
大高 博幸
1948年生まれ。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸さんの 肌・心塾
http://biteki.com/beauty-column/ootakahiroyuki

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