美的GRAND
老けない生活
2021.10.15

天野佳代子が失敗から学んだ 正しいダイエット学

人生を振り返ったとき、いつの時代もダイエットは欠かせませんでした。それなのに、ほっそり体型を維持できないのはなぜ…。努力しても成果が出ない理由を説きながら、同じ悩みを抱える多くの大人に正しいダイエット法を伝授します。【天野佳代子「老けない生活」vol.2】

痩せにくい大人がダイエットの成果を上げるには

40歳、50歳と年を重ねるごとに、一部を除き、多くの方が否応なしに太ります。
そしてまた多くの方がダイエットに挑戦して、成功と失敗を繰り返し、懲りずに次のダイエット法を模索します。かく言う私も同じです。人生で幾度も太り、幾度もダイエットに挑戦して、幾度リバウンドしてきたことか。

なぜダイエットを繰り返す羽目になるのでしょう。なぜほっそりした体をキープできないのでしょう。その答えが、この年にしてようやくわかりました。今回は自らのダイエット人生から学んだ、成功させる方法を説いてみたいと思います。

最初に私のダイエット人生を軽く紹介させてください。
私の太る人生は中学生のときから始まります。小学生のときまでは痩せていたのに、中学へ上がった途端に太りはじめました。ときどき下校を共にしていた初恋の彼からは拒否られ、クラスメイトからはからかわれ、ただただ痩せたかったです。でもその方法がわからないまま流行りのものに手を出しはじめます。

まずは歌手の弘田三枝子さん著で大ベストセラーになった「ミコのカロリーブック」が発端でした。この本で、食べ物にはカロリーがあることを知りました。ラーメンや菓子パンのカロリーを知って愕然したものです。同時期に流行ったのが、毎食9品目を食べ、炭水化物は控えるという和田式ダイエット。この2つの方法で食事をコントロールすれば痩せられることを学びましたが、親が出す白飯&油っぽい肉食中心の我が家のご飯を子供が拒否できるはずもなく、痩せたい気持ちだけ漠然と抱え、太ったまま中学生活を終えました。
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1970年に出版された日本初のタレントダイエット本。150万部のベストセラーに。

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人生でいちばん肥えていた中学3年生の頃。

高校生のときに彼ができたと同時に、自然と体型がすっきりしたように記憶しています。ダイエットをせずとも太ることはなく、中肉中背な人生が10年程続きます。これは恋愛が及ぼす女性ホルモンの影響が大きかったと思えます。ただ、28歳で結婚、夜型の夫と一緒に夜食を食らうという生活が続き、また太る人生に逆戻り。そこからダイエット熱が再燃します。

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よく食べたのに太ることはなかった20代前半。

以降、油抜きダイエットで有名な「鈴木その子式」を発端に、「炭水化物抜き」、「痩身エステ入会」、油を溶かす&糖質を排除するサプリ、食欲を抑えるサプリなどの「ケミカルダイエット」、「レコーディングダイエット」、「にがりダイエット」、「漢方茶ダイエット」、「半分だけダイエット」、「1日1食ダイエット」など、流行りものに片っ端から手を出してきました。

結果は、どれもそれなりに成果を出しました。それぞれをマニュアルどおりに実行して、2〜3ヵ月で思うように痩せました。でも、痩せ体型を享受できたのは数週間。ダイエットを中止した途端にみるみる元通り。極端な食事制限で体が飢餓状態になっているから、何を食べてもリバウンドが起きて元よりも太るという結果に。そこからまた別のダイエットに手を出し、やめればリバウンドというフローがすっかり出来上がっていました。このダイエット連鎖から見えてくるのは、何かのダイエット法を一度始めたら、ずっと続けなくては痩せ体型は維持できないということ。油抜きや炭水化物抜きを一生続ける? ケミカルや漢方茶を一生続ける? それは無理なことです。健康を害してしまうことは必至です。

偏食ダイエットやケミカルダイエットは、長くても3ヵ月が限度です。ではどうするべきか。そもそもの、ダイエットに対する考えを変換する必要があることに気づきました。まず切り替えなければいけないのは、その目的。ダイエットの目的は、痩せた体ではないのです。食べ物を節制する癖なのです。ダイエット中は食を抑制するという心の筋肉が鍛えられ、その後の食べ過ぎにブレーキがかかるようになります。食べ過ぎをコントロールできればこちらのものです。同時によく動き、よく歩き、常にカロリー消費を心がければ、ダイエットをやめても体型維持が可能です。

とはいえ、セオリーがわかってもなかなか実践できないのも人間。あとはほっそりした体が、自分の人生にどれだけ華をもたせるかの期待度次第。期待度が高い程、継続する力もついてくるはずです。

いつの世にも様々なダイエット法が出現しますが、痩せたい人は「これならできる!」と思えるものに飛びついてみることが先決。ブームを実践しているだけでモチベーションは上がります。楽しみながら励めば挫折することなく、心のダイエット筋を鍛え上げられます。

今、当サイトで小内衣子さんが「ナマケモノダイエット」を実践中です。クリニックのメニューをこなしながら、順調にスリムになっています。以前よりすっきりした小内さんを見る度、自分のことのようにうれしく思います。編集部のメンバーも羨望のまなざしで小内さんを遠巻きに眺めています。目標体重に近づく日もそんなに遠いことではないでしょう。この「ナマケモノダイエット」をきっかけに痩せスイッチが入り、日々、心のダイエット筋が鍛えられているはずです。クリニックのメニュー終了後も、すっきり体型を長くキープしてくれることを願ってやみません。

>>【ナマケモノダイエットって何?】“最後の砦”ダイエット

 

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美的GRAND編集長・美容エディター
天野佳代子
音楽ライター、作家、そして『美的』創刊当時からのエディターを経て、現在は『美的GRAND』編集長。年齢不詳な美肌っぷりが『マツコ会議』ほかテレビ番組で話題になる。初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』(小学館刊)は今なお大ヒット中。『美的』本誌にて旬のコスメを紹介する『カヨッキズム』を連載中。面白そうなことを見つけては、どっぷり沼にはまるタイプ。最近は休みのたびにスパイスカレー作りを楽しんでいる。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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