【顔タイプ別ベースメイク】質感をコントロールして理想の肌に!|「棚田トモコのウェルエイジング診断」vol.4

骨格診断ファッション&ビューティーアドバイザー・棚田トモコさん考案の「ウェルエイジング診断」。顔タイプを「リッチ」「エレガント」「ハンサム」の3タイプに分け、顔や体の特徴、エイジングの方向に合った美容法を提案します。自分に向き合い、最適なケア方法やスタイルアップする方法を知って、より楽しく、前向きに年齢を重ねていきましょう!
ウェルエイジング診断とは? あなたはどの顔タイプ?フローチャートでチェック!
ヘア&メイクアップアーティスト
yumiさん
トレンドをその人らしく落とし込むメイクに定評あり。メイクレッスンや美容誌、ファッション誌、映像などさまざまなジャンルで活躍。女優、モデル、アーティストからの指名も多数。美的GRANDwebでは、大人世代のリアルなメイク悩みを見事解決。
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【ベースメイク編】個性を活かしながら理想の肌に
『美的GRAND』の読者の皆さんにご参加いただき、「ウェルエイジング診断」でそれぞれの顔タイプを判定。その結果をもとに、棚田さんのメソッドを活用した「顔タイプ別メイク」に挑戦してもらいました。
ベースメイクは、肌の質感や補正をタイプごとに意識することが大切です。また、光と影の調整や艶の出し方も重要なポイント。顔のタイプごとの個性を活かしながら、理想の肌印象を実現するベースメイクを心がけましょう。
【ふっくらとハリ感のある「リッチ」】色補正効果のある下地で肌をクリーンに
【Make Up Point】
肌に赤味があると野暮ったい印象になりがちなリッチさんは、ファンデーションを塗布する前の下地づくりが一番大切。色補正効果のある下地を全顔に塗ったら、赤みの気になるところにパープルの下地を重ねて肌をクリーンな印象に。仕上げは、肌全体に自然な艶を与えて、チアフルに!
【How to】
STEP1.下地は放射線状に叩き伸ばして
色補正効果のある下地を、頬の高いところ、額、顎に逆三角形に乗せて放射状に叩き伸ばして。赤みの気になるところは、パープルの下地をさらに重ねて肌の色ムラをなくします。
使用アイテム
左/クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn SPF 25・PA++ 40g ¥7,700 (※4/17より¥8,250に価格変更)
肌表面の凹凸とくすみを瞬時に補正しトーンアップ。なめらかで澄んだ素肌のように演出するメイク下地。
右/ケイト スノースキンベース クールラベンダー SPF50・PA+++ 30g ¥1,540 ※編集部調べ
毛穴を補整し、白光感のあるトーンアップが長時間持続。ラベンダーカラーが肌の赤み、黄味を消しさり、透けるような明るい肌印象にする。
STEP2.コンシーラーはクリームタイプをチョイス
コンシーラーは保湿力・カバー力ともに高い、クリームタイプがおすすめ。クマの下にはオレンジのコンシーラー、小鼻の横には自分の肌の色と同じくらいのトーンのベージュのコンシーラーを。
使用アイテム
コスメデコルテ トーンパーフェクティング パレット 01 5g ¥4,950
厚塗り感なく肌悩みを自然にカバー。なめらかで伸びが良く、薄膜でしっかりとフィットする。
STEP3.大きめのブラシでパウダーをオン
パウダーで透明感をプラスする。大きめのブラシでお粉をとり、顔の中心からフェイスラインに向かってのせます。その後、額、小鼻の横にものせて。
【とろんと柔らかい肌質の「エレガント」】肌馴染みの良いアイテムで自然にトーンアップを
【Make Up Point】
横顔の奥行きがなく、頬にボリュームが少なめなエレガントさんは、光を味方にした肌作りがおすすめです。足し算することがキーに。艶をプラスして華やかさやチアフルな印象を加えて。下地の段階から艶を顔全体に仕込みましょう。
【How to】
STEP1.艶肌を仕込める下地を重ね付け
ベースの下地を適量とり顔全体にのせたら、艶の出る下地を顔の真ん中にプラスします。鼻を中心として、顔の中心に円ができるくらいの範囲に重ねて。ラベンダーカラーのものをセレクトしてくすみもオフ。
使用アイテム
左/SUQQU ザ プライマー SPF15・PA+ 30g ¥11,000
顔全体に使用。内側から自然に輝いているかのような、ふっくらやわらかなハリ艶を演出する。
右/ジルスチュアート イルミネイティングジェム セラムプライマー 01 SPF40・PA+++ 30ml ¥3,850
顔の真ん中にプラス。オーロララベンダーパールやダイヤモンドパウダーが、肌のくすみを一掃し、ツヤツヤで透明感あふれる肌に仕上げる。
STEP2.ファンデーションは、指→スポンジで伸ばして
ファンデーションは顔の中心にのせたら、指で叩き込むようにのばします。この段階ではキワにまでファンデーションをのせないこと。その後、スポンジでタッピングして密着させますが、この時に顔のキワにまでスポンジでファンデーションをのばします。
STEP3.やや明るめのコンシーラーで立体感を
皮膚が柔らかいので、コンシーラーもリキッドタイプを。自分の肌よりやや明るい色を目の下、小鼻の横に少量を置きたたきのばして。
唇のしぼみも目立ちがち。寂しげに見えるので、口角を上げるようにコンシーラーを乗せます。唇の山にもコンシーラーを乗せて立体感を仕込みます。
使用アイテム
M・A・C スタジオ ラディアンス 24 ルミナス コンシーラー 11ml ¥4,510
乾燥しやすい目元・口元をケアする80%美容液ベースのコンシーラー。すっと伸びる薄膜感で、クマやくすみをカバーする。
【骨感がありクールな「ハンサム」】肌馴染みの良いアイテムで自然にトーンアップを
【Make Up Point】
骨感が強く、顔に影が出やすいタイプ。粗があるとより目立つので、肌のノイズをしっかりと隠すことが大切。また、アイテム選びは肌馴染みの良いものを。肌のトーンアップも艶を加えるのもやりすぎないことが大切です。また、お粉を全体的に使うとドライに見える肌がさらに乾いた印象になりがちなので、部分使いを。
STEP1.ファンデーションは肌を磨くように広げて
下地を顔全体に乗せたら、ファンデーションを少量のせ、ブラシで肌を磨くようにのせる。ブラシは内から外に向かって動かして。こうすることでファンデーションがより自然に肌に密着します。
STEP2.コンシーラーは多色使いで粗をしっかりオフ
コンシーラーを駆使して肌の粗を隠します。クマは先にオレンジをのせ、伸ばしたあと、同じ部分にベージュを重ねて。口角は自分の肌に近い色を。上まぶた、小鼻の横にも肌色を。肌の粗をしっかりとオフすることでその後の仕上がりのクオリティがぐんと上がります。
使用アイテム
エトヴォス ミネラルコンシーラーパレット ベージュ SPF36 PA+++ ¥4,950
天然由来のミネラルと植物由来オイルでできたコンシーラーパレット。3色のカラーを組み合わせることで、シミやクマ、ニキビ跡等を自然にカバーする。
顔タイプ別・ベースメイクで、理想の肌質感に
仕上がりの印象を大きく左右するベースメイク。肌質や骨格に合わせたアイテム選びと塗り方の工夫で、理想の肌に補正をしていきましょう。自分にぴったりのベースメイクを見つけて、メイクをもっと楽しんで!
次回は、シェーディング&ハイライト編。お楽しみに!
撮影/藤井マルセル(t.cube/人物) ヘア&メイク/yumi(Three PEACE) モデル/三上結以、鍋谷香織、相原彩子(美的グラニスト) 構成/山岸夏実
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、〝骨格診断断・ウェルエイジングアナリスト”としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断の知識を融合して、その方の魅力を引き出し、より素敵に輝くスタイルを提案する。