あなたの顔タイプは?エイジングの未来をチャートで診断!|「棚田トモコのウェルエイジング診断」vol.2

骨格診断ファッション&ビューティーアドバイザー・棚田トモコさん考案の「ウェルエイジング診断」。顔タイプを「リッチ」「エレガント」「ハンサム」の3タイプに分け、顔や体の特徴や、エイジングの方向に合った美容法を提案します。自分の特徴に向き合い、最適なケア方法やスタイルアップする方法を知ることで、より楽しく、前向きに年齢を重ねていきましょう!
ウェルエイジング診断とは?あなたはどの顔タイプ?フローチャートでチェック!
自分のエイジングの未来を知り、自分に合った美容がわかる「ウェルエイジング診断」。あなたの顔はどのタイプ?棚田さんが開発したフローチャートで早速チェックしてみましょう!
【リッチ】肌に厚みがありふっくらとした印象。年齢とともに皮膚が落ちていき顔が四角くなる
リッチの特徴
- 肌に厚みがあり、頬の位置が高く、ふっくらとしている
- 顔の大きさに対して耳が小さく、厚みがある
- 肌の艶が目立ち、生命力に溢れている
肉付きがよく見え、顔には骨感やスジっぽさを感じず、肌のパンとしたハリが強い印象です。若い頃は皮膚のハリをしっかりと感じられ、凛としていてシャープなフェイスラインに健康的な肉感、肌の艶が目立ち、生命力に溢れている感じがします。年齢を重ねても、脂肪の萎縮はそれほど感じないですが、若い頃のようなふっくら感は減少し、肌が下がっていきます。骨が萎縮して、皮膚が下垂することで、顔が四角い印象に。また、脂肪が落ちることで、皮膚の伸びが加速するタイプ。ほうれい線に肉がたまるので、引き締めケアを中心に行うのがベター。顔の外側をしっかりとホールドするケアをすることも大切。
●このタイプの著名人
カトリーヌ・ドヌーブ、ミランダ・カー
【エレガント】華奢で肌がとろんと柔らかい。若い頃はふんわりと優しげだが、年齢とともにげっそりと
エレガントの特徴
- 肌がとろんと柔らかい
- 頬骨や鼻筋などが細い
- 顔の大きさと耳たぶの大きさは均等が取れていて、耳たぶの厚みがない
骨が華奢で肌がとろんと柔らかいです。皮下組織に脂肪がきちんとある若い頃は、ふんわりとした優しげな雰囲気がありますが、年齢を重ねて皮下組織の脂肪の量が減っていくと、こめかみや頬のふっくら感が失われ、目の周りの骨も小さくなることで目のくぼみも目立つように。このタイプは、骨が細いぶん、顔の脂肪量が減ると余った皮膚がシワっぽくなり、げっそりとそげてしまうのが特徴。骨が細いため、老けて見えるのも早い傾向があります。適正体重を保ちつつ、頬などはふっくらとさせるケアをしましょう。
●このタイプの著名人
オードリー・ヘプバーン、リリー・コリンズ
【ハンサム】若い頃はクールでかっこいい印象だが、年齢を重ねるとスジっぽさが目立つ
ハンサムの特徴
- 顔の大きさに対して耳が大きい
- 顔の骨や筋が目立つ
- 肌がドライな印象
脂肪を感じさせず、顔立ちは骨っぽい。また年齢を重ねるとスジっぽさが目立つタイプ。脂肪や肌のハリよりも骨やスジが目立つため、首のスジ“広頸筋”もしっかり。この広頸筋が強いため、二重あごの方もしばしば。若い頃はしっかりとした鼻筋、顎や頬骨の存在感が強く、クールでかっこいい印象ですが、加齢とともにスジや骨が目立ち、若い頃よりもさらに中性的な感じが加速します。年齢を重ねてふくよかになった場合は、顔が四角く見える方も。広頸筋が顔を下方向に引っ張るので輪郭もぼやけやすい。
●このタイプの著名人
ジェーン・バーキン、キーラ・ナイトレイ
棚田さんが骨格診断を通して気がついた「老け方の3タイプ(リッチ・ハンサム・エレガント)」
自分に似合うファッションやヘアメイクを知る手がかりとして、多くの人が活用している骨格診断。棚田さんは診断を重ねるうちに、年齢を重ねたときの変化にも共通する特徴があることに気づいたといいます。
「骨格診断は生まれ持った肌の質感や体のシルエットや、重心バランス、骨の出方の特徴などから3つの骨格タイプのどれに当てはまるかを見極め、それぞれに似合うファッションアイテムやヘアメイクを導き出します。その答えに“ミックス”という答えはなく、必ず答えは一つです。ただ、骨格ストレートタイプだとしても重心バランスはウェーブよりの方がいらっしゃったり、ナチュラルタイプだとしても肌の印象はストレートタイプのようだったり。ウェーブタイプは首が長い方が多いですが、首が短くてもウェーブタイプの方はいらっしゃいます。つまり、人間の体のパーツ全てが各骨格タイプにピッタリと当てはまるわけではないということです。似合う洋服やそのコーディネートに似合うヘアメイクを導き出すこという点で骨格診断はとても役に立ちますが、体にとくに強く出ている特徴と顔の特徴が違う方には効率的にエイジングケアをするという点においては、ほかの見極め方があると思ったのがこの診断を開発するに至った経緯です。ライターとして美容皮膚科の先生方に取材をさせていただくたびに年齢を重ねるごとに大きく3タイプで老け方が違うと実感していました。
診断の際に体はもちろんですが、顔の特徴も注意深く見るようになると、肌がぱんっとしている方は顔に対して耳が小さく、また耳たぶがふっくらとしている方が多いことに気づきました。また、顔を横から見た時に奥行きもあります。年齢とともに脂肪のボリュームロスが気になる方は顔の骨や鎖骨、首筋がしっかりしていて、顔がゴツゴツ筋張っていく方と骨感は少ないものの、皮膚が余るようにたゆんと下に落ちる方の2タイプがいらっしゃるということにも気付きました。前者のようなゴツゴツとしている方は耳が大きい方が多く、後者は耳はさほど大きくありません。そして耳たぶも比較的薄いです。
一般の方が肌の質感だけに注目するのは難しいですが、耳の大きさや耳たぶの厚みの見極めは自分でも比較的わかりやすく、日々のスキンケアや年齢を重ねた時にぶつかる顔悩みの解決のヒントになると思います。もちろん、耳たぶに厚みがなくても顔に奥行きがあって、肉質が厚い方もいらっしゃったりもし、顔や上半身にも目を向けることで自分の顔がどのようにエイジングしていくか予想がしやすくなります。」(棚田さん)
「ウェルエイジング診断」で見えてきた、エイジングケアのヒント
編集部Y 私は耳が小さくて厚みがあり、首も短いので、一直線で「リッチ」に辿り着きました。耳に特徴が出るというのは面白いですね。
棚田さん 骨格診断を通して多くの人を見ていくうちに、大きく3つのタイプの老け方があると感じていたんです。そして顔の特徴も注意深く見るようにすると、特に耳に特徴が表れるということに気がつきました。
編集部Y この3タイプを見ていて、あの人はエレガント、あの人はハンサム…と知り合いの顔が次々と浮かんできて、みんなに教えてあげたくなりました。私は本当にリッチの典型のようで、特徴もバッチリ当てはまりました!顔が肉厚で、今のところシワなどは目立たないのですが、40歳を過ぎ、最近少しずつ頬が緩んできた実感があります…。エイジングケアは、変化が出る前からのケアが大切と言いますよね。なので尚更どんなケアをしたらいいか迷っている人も多いと思います。自分のエイジングの方向が見えれば、対策もしやすいですよね。
棚田さん 闇雲にエイジングケアをするのではなく、目的を持ったケアをすることで、効果実感も得やすいですし、モチベーションにもつながると思います。さらに、顔立ちの特徴に合ったメイクを心がけることで、生まれ持った美しさをより引き立たせることができるんです。
編集部Y ぜひ教えて欲しいです!
次回はいよいよ実践編!棚田さんに顔タイプ別メイクを教えてもらいます。
撮影/藤井マルセル(t.cube/人物) イラスト/別府 麻衣 構成/山岸夏実
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、〝骨格診断断・ウェルエイジングアナリスト”としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断の知識を融合して、その方の魅力を引き出し、より素敵に輝くスタイルを提案する。