香りの都・パリならでは! おしゃれメガネ店が力を入れるオリジナルフレグランス
ここフランスでは老舗のパフュームリー以外にも、アパレルブランドなどもオリジナルの香水を手掛けるところが多いのですが、このエルヴェ・ドマールの香へりのこだわりようは、他とは一線を画しています。
なぜならば、ジュエリーとメガネのブランドにも関わらず、2種類のアロマキャンドルと、なんと9種類もの香水を打ち出しているのです。
パリ左岸に20年前からブティックを持つエルヴェ・ドマール氏。彼が最初に香水を発表したのは2年前の秋、“ディアモン・ノワール(ブラックダイヤ)”と、“ディアモン・ブラン(ホワイトダイヤ)”でした。
香水ボトルには2つのクリスタルが入っていて、ボトルを手にするとクリスタルが転がり、きらりと光を放ちます。「この2つの石が、エルヴェ・ドマールの世界観を物語っているんですよ」と、プレスのアニエスさん。彼女の言うとおり、どのボトルにも無色透明なスワロフスキーのクリスタルが1粒と、それぞれの香水の名にちなんだ色合いのクリスタルが1粒、輝いています。黒い石がシックな“ディアモン・ノワール”は、アンバーとウッディーノート。そして、“ディアモン・ブラン”は、フレッシュなバラの香りです。
(ページ下の写真右から2つめの)ボトルにある文字は、白以外に、黒や金、銀の4色の中から選ぶことができ、文字を彫っても彫らなくても価格は一律50ml・65ユーロ、200ml・195ユーロ。
バラというとフェミニンな香水が多い中、この“ディアモン・ブラン”は甘すぎず、すっきりとした香りが印象的。
「エルヴェ・ドマールの香水はユニセックスなので、男性もご自身のためにローズの香りをお買い求めになりますし、女性でもアンバーの“ディアモン・ノワール”を愛用なさる方もいらっしゃいます」。
この2つの香水の発売以降は、昨年の夏に5種類、今年の3月に2種類の香水を発表しました。“ディアモン・ブリュン(褐色ダイヤ=キャメル)”はパチュリ、“タンザニット(タンザナイト=薄紫)”はクローヴ(丁子)、“トゥルマリン(トルマリン=淡いグリーン)”はラベンダー、“エメロウド(エメラルド=緑)”はカフェ、“グルナ(ガーネット=オレンジ)はオレンジの香り。
そして、今年の新作、“サフィア(サファイア=淡いブルー)”はユリ、“リュビ(ルビー=赤)は、チュベローズのパルファムです。ちなみに「リュビ」(ページ下の写真いちばん右)は、希望があれば、スワロフスキーのクリスタルの代わりに本物の宝石を入れることも可能です。
一方、2つのアロマキャンドルは、アンバーが芳しい“ロー・ノワール(ブラックゴールド)”と、チュベローズの花を連想させる“ロー・ルージュ(レッドゴールド)”。これらの香水ボトルのアロマキャンドルの蓋には、15種類ある書体から好きなフォルムを選んでメッセージや名前、イニシャルなど好きな文字を、24時間以内に彫ってもらえるので贈り物にもぴったり!
[SHOP DATA]
Hervé Domar Paris(月-土 10:00-19:30)
48, rue Dauphine 75006 Paris
Tel: 01 46 33 88 99
http://www.hervedomar.com
mail@hervedomar.com
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。