お悩み別ケア
2022.3.6

今すぐやめて! 美容家・石井美保さんが教える乾燥やくすみ、たるみの原因

「汚れを落としたり肌にコスメを浸透させようとして肌をこすると、摩擦によって肌のバリア機能がダメージを受け、乾燥肌や敏感肌ケアの原因になります」と美容家の石井美保さん。ほかにもこんな“こする”動作がNGです! 日々少しずつの負担が肌に蓄積し、乾燥やくすみ、たるみの原因に!

毎日のスキンケアやメイク、こんな“こする”は今すぐやめて!

\一生懸命な人程こすりがちです/
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化粧水をコットンにちょっぴりとってゴシゴシつける

\NG!ゴシゴシ/
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「化粧水をコットンでつける方も多いと思いますが、使う量が少ないと、コットンの繊維で肌をこすることになってしまいます。さらに肌を拭き取る動作が加われば、摩擦による刺激は増える一方。化粧水は手でつけるか、コットンを使う場合は慎重に」(石井さん)

肌が動くくらいに強い力で触れる

\NG!ギュウギュウ/
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「美容液やクリームを浸透させようという気持ちはわかるのですが、力強くなじませれば浸透するというものではありません。クレンジングや洗顔も同様で、汚れはこすって落とすものではなく、油分や洗浄料によって肌から浮かせて落とすものです」(石井さん)

気になる部分程、押し出したり擦り込んだり

\NG!毛穴汚れは押し出す!/
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\NG!グイグイ/
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「毛穴汚れを指でぎゅっと押し出すと、毛穴に負担がかかり、炎症を起こしてかえって毛穴が開きます。目元や口元などの気になるシワに、コスメを力いっぱい塗り込むのもNG。お手入れの後に肌が赤くなっていたら、こすりすぎのサインです」(石井さん)

輪郭をグリグリ小顔マッサージ

\NG!目指せ小顔!/
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「皮膚を力いっぱい押したり引っ張ったりする行為は、どんなやり方でも肌に負担を与え、乾燥や炎症、弾力線維の劣化によるたるみにつながります。むくみを取る小顔マッサージなどは、人前に出たり撮影されるなど、特別なときだけにして」(石井さん)

メイクするとき、なぜか力を入れてしまう

\NG!力いっぱい/
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\NG!ぐいっと/
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「メイクでも肌にこする負担はかかります。ブラシやチップなど指以外のツールを使うことも多いので、むしろ摩擦による負担は大きくなります。本当に上手なメイクアップアーティストの触り方はフェザータッチ。彼らの仕上がりはとてもキレイです」(石井さん)

 

PROFILE
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石井美保さん
トータルビューティサロン『リッシュ』オーナー。コスメ好きとして雑誌に登場したのをきっかけに見る見る出演が増え、美容家として注目を浴びている。

 

『美的』2022年2月号掲載
撮影/長谷川 梓(人物)、松本拓也(静物) ヘア/大野朋香(AIR) スタイリスト/青木宏予 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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