お悩み別ケア
2017.5.1

黒ずみ、詰まり、たるみ、あなたの目立つ毛穴はどのタイプ?

毛穴が気になると一言でいっても、その理由は人それぞれ。自分の毛穴タイプを知って正しくケアすれば、毎日スッキリ過ごせるはず!

 

毛穴について教えていただいたのは…慶田朋子先生

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女性の美をとことん追求する美容皮膚科『銀座ケイスキンクリニック』院長。切らずにアンチエイジング、リバースエイジングをかなえてくれる、頼れる美人皮膚科医♡

 

黒ずみ、詰まり、たるみ、あなたの毛穴を検証!

美容皮膚科医の慶田先生に毛穴についてインタビュー&毛穴に悩む美的クラブのメンバーを診察していただきました!

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毛穴はタイプ別に対策することが必要です

 

編集部 そもそも毛穴が目立つにはどんな理由がありますか?
先生 一般的に毛穴とは、毛が表面に出てくる開口部の“ 毛漏斗部(もうろうとぶ)”のことですが、毛の断面も毛穴として呼ばれることが多いようです。この部分はメラニンが多く生理的に黒ずみやすい。また角層が厚くなりやすい特徴もあるので、皮脂が中に詰まりやすくニキビのように白や黒くポツポツ見えることも。また加齢により真皮のコラーゲン線維が劣化すると、毛包の形態が保てなくなり、楕円形に広がることもあります。このように毛穴が目立つ要因はさまざまですが、そもそも毛穴の入り口はすり鉢みたいなロート状。毛穴は上から見るので物理的に広く見え、影が黒く目立ちやすいんです。
編集部 なるほど。美的クラブのメンバーの毛穴を診ていただきましたが、率直な感想は?

先生 皆さん「黒ずみ毛穴」を気にしている様子。でもよく見るとそれは黒ずみでなく皮脂が詰まっていたり、加齢でたるんだ影だったり…。自分の毛穴タイプを認識せず、曖昧な知識に任せてケアをしている印象がありました。
編集部 具体的にはどんな毛穴のタイプがありますか?
先生 分類は医学的ではなく便宜上で分けることになりますが、まず摩擦や日焼けによりメラニン色素が増えた「黒ずみ毛穴」。次に過剰分泌した皮脂が詰まった「詰まり毛穴」。もうひとつ、加齢などにより毛穴が楕円形に広がった「たるみ毛穴」。この3つのタイプに分けて判断し、対策することをおすすめします。

 

毛穴はこの3つに分かれます!

 

タイプ1 黒ずみ毛穴

紫外線や摩擦、誤ったスキンケアなどで生じた皮膚の炎症によりメラニンが増えすぎ、毛穴が黒ずんで見える。

□毛穴が黒ずんでいる
□毛穴がリング状に茶色く目立つ

 

タイプ2 詰まり毛穴

過剰な皮脂と角質が混ざり合った角栓が毛穴の入り口に詰まった状態。脂性肌の人に起こりやすい。

□毛穴の入り口が詰まっている

□ニキビのような白や黒いポツポツがある

 

タイプ3 たるみ毛穴

加齢や紫外線などによる光老化が引き起こす肌老化のひとつ。皮膚が緩み、毛穴はすり鉢状にヘコんで広がる。

□毛穴が楕円形に広がっている
□肌のハリがない

 

美的5月号掲載
撮影/諸田 梢(人物)、金野圭介(静物)ヘア&メイク/深瀬介志(sui/慶田先生)デザイン/GRACE.inc 構成/上村ゆう子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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