気圧やストレスで肌がゴワつく!? 季節の変わり目や梅雨時期に肌がゆらぐ原因を徹底解説
梅雨どきに肌がテカる原因は? 保湿の仕方次第でテカりがツヤ肌になる秘策をご紹介♪
梅雨どきに肌が【ゴワつく】原因は?
《原因》 夏肌へシフト し始める段階だから 、外的要因でゆらぎ やすくゴワつきやすい
\ゴワゴワする~/
梅雨どきも季節の変わり目。肌がゆらぎやすいと心得て
「この時期に肌のゴワつきで悩む人が多いですが、ゴワつく原因は人それぞれ」と藤本さん。
「紫外線によるターンオーバーの乱れだったり、潤い不足による乾燥で肌の柔軟性が失われていることもあります。ですから、マスクを着用していても紫外線対策はきちんとしましょう。また、蒸し暑いと汗をかきやすいですが、汗には塩分が含まれているので、肌表面は塩もみをしたように水分が奪われやすくなります。これもゴワつきの原因に」(藤本さん)
「真夏は肌を外的刺激から防御するために角層が厚くなりますが、梅雨どきはその狭間で肌が準備できていません。さらにこの時期増える紫外線は免疫力を低下させるため、肌の変化時期+紫外線+湿度でゆらぎやすくなります。肌がゆらぐとゴワつきやすくなるので、スキンケアではゴワつきを優しくきちんとオフするものや、肌力を高めてくれるアイテムを投入するといいでしょう」(山崎先生)
知ってた?? 天気が変わりやすい梅雨どきは “気圧ぐすみ” が起きやすい!
参考資料:気象庁データ (2016年6~7月・東京)
「梅雨どきは気圧が1日の中でも変動しやすい季節。気圧変化が繰り返されると自律神経が乱れて抹消血管が収縮し、肌がくすみやすくなります。また、ターンオーバーや角層状態が乱れやすく、肌あれの一因にもなるので、自律神経を整えるケアを心掛けるといいですよ」(藤本さん)
紫外線量 だけで油断は禁物!
参考資料:気象庁H.P
「梅雨どきの6月は紫外線量が減っているように見えますが、これは曇りや雨の日が多くて日照時間が少ないせい。量は少なくても強さはあることを忘れずに」(藤本さん)
汗をかくと 肌が緩んでハリ・弾力不足 に
「汗をかくと体内のナトリウムイオンが減少し、線維芽細胞の筋力が落ちます。それにより、コラーゲンを引っ張ることができなくなって真皮は緩んだ状態に。ハリや弾力のない“汗緩み肌”につながってしまいます」(藤本さん)
薄曇りでも紫外線 に注意!
参考資料:ポーラ提供
「晴れた日の紫外線量を100%とすると、雨の日は25%ですが、梅雨どきの曇りの日は約60%、薄曇りでは約85%も降り注いでいます」(藤本さん)
ストレスは 肌細胞を未熟 にして 水分を逃がして しまう!
参考資料:ポーラ提供、ポーラ化成工業研究所調べ
「肌は体の一部。ストレスを感じていると、肌の角層細胞の面積が小さくなって刺激を受けやすくなります。また、ストレスから睡眠不足になると、頬の水分が蒸発しやすいというデータもあります」(藤本さん)
ストレスケアと温めケアを取り入れよう
「冷房で冷えると血行が悪くなり、肌の調子もイマイチに。湯船につかると体が温まってストレスも軽減されるので、夏場でもお風呂に入るようにするといいですよ」(藤本さん)
\おすすめは…/
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\柔らかふっくら肌♪/
教えてくれたのは…
まいこ ホリスティックスキン クリニック 院長 山崎まいこ先生
皮膚科医。体の内側と外側からはもちろん、精神面からもアプローチするホリスティックな診療に定評がある。
ポーラ ユニバーシティ アカデミア本部ビューティークリエイション学科 学科長 藤本恭子さん
ポーラのプロフェッショナル教育機関で美容部員の育成や教育コンテンツ開発を担当。接客コミュニケーション研究も行っている。
『美的』2021年7月号掲載
撮影/天日恵美子(人物)、河野 望 ヘア&メイク/輝・ナディア(Three PEACE) スタイリスト/小川未久(人物)、大島有華(静物) モデル/椎名美月 イラスト/中村幸子 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。