化粧水の消費期限は1か月ってホント?真相を専門家に直撃!
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“コスメ”について。開封した化粧水の消費期限は1か月って…ウソ? ホント? 日本化粧品協会代表理事の小西さやかさんにお答えいただきます。
Q:開封した化粧水の消費期限は1か月ってホント?
「化粧水はできるだけ早く使い切るのがベスト」、「化粧水の消費期限は早く、1か月しかもたない」こんなウワサを聞いたことはありませんか? ずいぶん短い印象もありますが化粧水の消費期限って1か月なのでしょうか。
さっそく、この疑問を小西さんにぶつけてみました! 果たして小西さんの答えは……?
A:半分ホント、半分ウソ
「化粧水は必ずしも1か月以内に使い切らなければいけないわけではありません。ただし開封後はできるだけ早く使い切ることが望ましいので、1か月以内に使い切るという意識はよいですね。」(小西さやか先生・以下「」内同)
化粧水はどのくらいもつ?
「化粧水に限らず、使用期限が記載されていない化粧品の場合、開封後1年以内に使い切ることがおすすめです。また、化粧水は毎日使うと1~1.5か月でなくなるような量になっています。
各メーカーの1回あたりのおすすめの使用量を調べると、標準的にどのくらいで使い切れるかの目安が分かるので、それを参考に計算してみるといいでしょう」
化粧水の冷蔵庫保管はNG!常温で保管を
「化粧水を冷蔵庫で保管されている人がいますが、これはあまりおすすめできません。冷蔵を推奨されている商品であれば大丈夫かと思いますが、温度を低くし過ぎてしまうと配合成分の溶解性が低下してしまったり、冷蔵庫からの出し入れによる温度変化などが原因で、品質の安定性が損なわれる可能性があるからです。
基本的に化粧品は、25度で安定して保たれるようにつくられています。そのため、温度変化が少なく、直射日光の当たらない、常温の場所で保管するのがベスト。また、使用後はきちんとキャップを閉めて保管するようにしてくださいね」
化粧水をより浸透させたいのなら“コットンよりも手”
「化粧水でお手入れをする際、手かコットンか……迷われている人も多いですよね。基本的にはメーカー推奨の付け方がいちばんですが、化粧品の中にはどちらでもよいという商品もあります。
肌に刺激を与えず、化粧水をより浸透させたいのなら手でつけるのがおすすめです。手でつけると、体温で化粧水が温まり、肌に浸透しやすくなるからです。とくに、とろみのある化粧水が向いていますよ。反対にコットンは、粘度の低い化粧水をムラなく肌全体に塗るのに向いています。ただし、強くパッティングしてしまうと肌を傷めてしまうので、コットンを使う際はやさしくていねいにを心がけてくださいね」
文/木土さや
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