お悩み別ケア
2016.8.6

えっ…メガネ跡がシミに!? 「色素沈着を引き起こす」生活習慣4つ

加齢とともに気になってくる肌のくすみやシミ、クマ……。肌に透明感がなくなり、すっぴんでいることがだんだんツラくなっていきます。

肌が茶色くなる理由は老化現象だけと思われがちですが、そうではありません。中には、ついやってしまう生活習慣のせいで起こる“色素沈着”も大きな原因になることがあります。

そこで今回は、美容ライターとして活動する筆者が、色素沈着になりやすい生活習慣を4つご紹介します。

 

■顔にできる茶色の色素には種類がある

冒頭で述べたように、肌が茶色くなる原因には種類があります。まず、主に加齢によって出てくるシミは“老人性色素斑”と呼ばれ、今までに浴びた紫外線が原因となり、時間の経過とともに現れるものです。こちらは自然治癒が難しく、レーザー治療など、医療機関で取り除くケースが多いです。

次に、今回紹介する色素沈着は、主に日常生活の外傷や摩擦が原因でできるものです。これらは、注意をすれば防ぐことが可能です。

ポイントは、肌が刺激を受けることで分泌されるメラニン色素をなるべく出さないこと。皮膚を茶色くしてしまうメラニン色素は分泌されたとしても、肌のターンオーバーによりやがて肌の外に排出されます。しかし、生活習慣で肌が毎日刺激を受けてしまうとターンオーバーが間に合わなくなり、文字通り“色が沈着”してしまうのです。

それでは上記のことを頭に入れながら、色素沈着を引き起こす生活習慣を見ていきましょう。

 

■日常でついやりがちな色素沈着を招くNG習慣4つ

(1)傷や虫刺されにも要注意

傷や虫刺されの刺激でもメラニン色素は分泌されますが、通常は肌のターンオーバーにより、皮膚の外側に押し出され次第に消えていきます。しかし、その部分に紫外線を浴びてメラニン色素を増やしてしまったり、加齢とともにターンオーバーが正しく行われないと、色素が排出されずに肌に痕が残ってしまいます。

注意点は3つ。炎症が起きた部分を紫外線に当てないこと、触って刺激を与えないこと、頻繁に保湿を行うことです。20代半ばを過ぎたら、傷や虫刺されも慎重にケアをすることが重要です。

(2)眼鏡でも色素沈着が起こる?

眼鏡をはずした後に鼻の横にできる跡、この眼鏡跡も色素沈着をするって知っていましたか? 眼鏡の重みは思っているよりも負担になっています。特に、眼鏡の調整を長期間していない場合、耳にかける部分と鼻で、重みをうまく分担できず、鼻にばかり負担がかかってしまいます。

眼鏡をかけたまま寝ころぶなど、生活習慣によってフレームは歪みやすく、形は変化しやすいです。専門店でこまめに調整をしてもらえば、それだけでもかなり負担は軽減されるでしょう。たっぷり保湿をしながら痕になった部分を軽くマッサージし、血行を良くするのもおすすめですよ。

(3)自己流の小顔マッサージ

むくみ解消にもなる小顔マッサージ。ネットで調べると方法がたくさん出てくるので、自分でできるならば続けたいものですよね。しかし、注意したいのはマッサージ時に起こる摩擦。専門のエステでは摩擦を起こさないようにと、オイルやジェルをたっぷり使用していますし、肌を刺激しないように工夫されています。なので自分で行う場合も、摩擦を起こさないように保湿成分を分厚く塗り、肌に負担をかけないよう、細心の注意を払いましょう。

(4)アイメイク専用のリムーバーを使っていない

アイメイクコスメはウォータープルーフ仕様のものが多いため、普段使いの洗顔料では落としにくいです。落ちにくいからとゴシゴシこすってしまっては肌への刺激が強く、メラニンの分泌によって色素沈着を引き起こします。落としにくい部分にはコットンや綿棒も活用し、摩擦を起こさずに落としましょう。

また、肌への刺激だけでなく、アイシャドウやアイラインの洗い残しもそのまま色素沈着していきます。特に、目を閉じたまま毎日洗顔をしていると、下まぶたにメイクの成分が残り、クマのように茶色く見えてしまうことも。綿棒にリムーバーを染み込ませ、最後に目を開けたまま、下まぶたのふちを拭き取るとキレイに落とすことができます。

 

ちょっとしたことかもしれませんが、新陳代謝が悪くなり、肌のターンオーバーが正しく行われにくい大人の肌にとっては過剰に気を配る必要があります。色素沈着を長年放ってしまうと消えにくくなるため、早めの対処を心がけましょう。

 

初出:美レンジャー  ライター:鈴木たかこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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