美的クラブに緊急アンケート! 7割以上が冬の終わり〜春先に肌がゆらぐと感じる! その原因は?

花粉だけじゃなく、紫外線の影響や寒暖差、環境が変わったことによるストレスetc.1年のうちで最も肌が不調に陥りやすい春先。ここを「正しい肌管理」で乗り切ることこそが、美肌の必須条件になるんです!
あらゆる角度で分析・実践! ゆらがぬ無敵肌の作り方
春先に肌不調が起こるのは敏感肌だから?それとも…
朝起きて、肌の調子が良くメイクののりが良いと、その日1日気分よく過ごせる。逆にニキビがひとつでもできていたら、鏡を見る度に憂鬱、思いきり笑顔で笑えない。『美的』読者にとっては、そのぐらい“肌”って重要なものだと思います。コスメが大好きでブランドや美容成分にも詳しくて、時間と予算に余裕さえあればスキンケアは何品使うのも厭わない。むしろ、ステップが少ないとつまらなく感じてしまうし、これで本当に足りているのか…と不安になることも。
そんな“お手入れ賢者”の『美的』読者だから、自分の肌に満足しているかというと、これがそうでもないのです。鏡でじっくり見ると毛穴や小ジワなどが気になって、憧れの俳優や美容家のようなつるんと明るい美肌を目指し、さらなるお手入れに勤しみがち。
今、ときはちょうど季節の変わり目。今年は寒かった冬が1月後半にいったん緩み、そしてまた寒い2月と、例年なら寒いだけの時期にも気温の乱高下があり、また1日の寒暖差も激しい日が続きました。さらに、スギ花粉の飛散も1月にはスタート。肌が乾燥したりムズムズしたり、調子の悪さを感じている人も多いと思います。さまざまなことで肌が調子をくずすと「私って敏感肌かも」と思うかもしれません。でも、季節の変わり目の肌不調は、敏感肌ではなく“ゆらぎ”。そしてゆらいでしまう真因は、実は日々のお手入れの内容にある可能性もあるのです。
思い込み、やりすぎ、お手入れのエラーがゆらぎを招く!?
コロナ禍を機に情報のあり方が変わったのはご存じのとおり。TVや雑誌、Webなどのいわゆるメディアに加えてSNSから情報を収集する人が激増しました。美容においても今、SNSでの情報の広がりは圧巻です。
SNSはソーシャルメディア(個人や組織が双方向に情報を発信・拡散する場)であり、さまざまな考えや意見に触れて知識が広がる反面、使い方によっては危うさも秘めています。それは、多くの発信が個人の考えや体験に基づいていること。玉石混交、そして誰かにいいものが必ずしも自分に合うとは限りません。それなのに、信じすぎて判断力を失うと「SNSでバズっている商品を反射的にポチった」なんてことにもなりがち。
また、良くも悪くも情報が“点”の状態で無数に広がっていることも、スキンケア迷子をさらに迷わせます。結果、お手入れに使うものを増やしすぎてしまったり、自分には不要なものを取り入れてしまったり。
昔はそうでもなかったのに、最近は季節の変わり目に決まって肌がゆらいでしまう…という人は、いろんなものを見て取り入れているお手入れが肌に合わず、バリア機能が低下してしまっているのかも。自分の肌と向き合って、必要なお手入れだけで正しく肌管理を行うことで、ゆらぎと無縁のバリア機能が高い肌に導くことができます。
頭の中をいったんリセットして、特集各パート発信者のメッセージを受けとりながら、何が自分に必要なのか考えてみませんか?
Q1.冬の終わり〜春先に肌がゆらぐと感じますか?
「急に乾燥してくすむ」(34歳)、「肌がかゆくなる」(26歳)など、なんらかの不調を感じる人が7 割以上と多い印象。もちろん花粉やホコリへのアレルギー症状である人もいますが、日頃のお手入れが肌に合っていなかったり、やりすぎていたりして、むしろバリア機能を低下させている可能性も!?
Q2.スキンケアコスメを一度に何品使っていますか?(夜の場合)
さすが『美的』読者はしっかりお手入れしている傾向。クレンジング・洗顔・化粧水・美容液・乳液(or クリーム)という「5品」が最も多く、それにブースターやシートマスクを加える人も多数。
Q3.マスクやマッサージなどスペシャルケアは週に何回行っていますか?
想定内ではありましたが、改めてこの数字を見るとびっくり! スペシャルケアも平均して週2〜3 回と、しっかり取り入れています。シートマスクを毎日する人も多数。
『美的』2025年4月号掲載
撮影/松本拓也 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。