美的GRAND
お悩み別ケア
2023.6.4

今あるシミに効く!美白有効成分が含まれるコスメ|美的GRAND

メラニンを含む細胞の代謝を促すことで、シミ・くすみを追い出す! 今あるシミのケアにおすすめの成分&コスメを、サイエンスビューティに詳しい美容エディター・大塚真里が徹底解説します。

こんな人におすすめ! 今あるシミにアプローチする「美白有効成分」

  • 日焼けによるシミがたくさんある
  • 最近シミができてしまい、どうにかしたい
  • 冷え症で代謝が悪い

シミやくすみのある肌は、メラニンが表皮に過剰に作られ、留まっている状態です。最近できたシミには、表皮の代謝を高めることでメラニンの排出を促すというアプローチの美白有効成分が効果を発揮!

【エナジーシグナルAMP】肌本来の 代謝をサポート し、メラニンの排出を促す

健やかな肌が本来もつ力でメラニンを排出

医薬品や健康食品を手掛けてきた大塚製薬が、エビデンスに基づくスキンケア製品で“肌の健康”に貢献したいと考え、開発した成分。2004年に美白有効成分として承認されました。
 
これまでの美白有効成分に共通していた、過剰なメラニンの生成を防ぐアプローチとは異なり、“表皮のターンオーバーを促してメラニンの排出を促す”という作用。基底層のエネルギー代謝を高め、理想的なサイクルで細胞を生み出せるようサポート。その結果ターンオーバーが促進され、メラニンが肌の外に排出されやすくなります。

 

表示名と働きなど


基底層の母細胞にアプローチして代謝をサポート
基底層の母細胞にアプローチしてエネルギー代謝を高めることでターンオーバーを整え、メラニンの排出を促す。

 

エナジーシグナルAMP配合美白コスメ

肌そのものが健やかになるような使い心地も特徴。


新ブランド。
大塚製薬 サクラエ ダブルアクションセラム[医薬部外品]33ml ¥13,000


AMPを初めて配合した美容液。
大塚製薬 インナーシグナル リジュブネイトエキス[医薬部外品] 30ml ¥11,000

【PCE-DP(m-ピクセノール)】2019年、約10年ぶりに承認された 新規美白有効成分

メラニンの代わりに細胞にエネルギーを

紫外線を浴びると増えるメラニンには悪というイメージがありますが、本来は、細胞の中の大切な核を守るために作られる体の防御反応です。ポーラがこの点に着目し、メラニン以外の方法で核を守れないかという独自の美白発想で研究を進め、2018年に承認された美白有効成分がPCE-DP。

表皮細胞でエネルギーを生み出す「クエン酸回路」を活性化。細胞をエネルギーで満たすことでメラニンの生成指令を減らします。さらにターンオーバーを促進することによって、メラニンの蓄積を抑えます。

 

表示名と働きなど


クエン酸回路を活性化して表皮をエネルギーで満たす
表皮細胞のクエン酸回路を活性化し、細胞をエネルギーで満たすことでメラニンの量を減らして排出を促す。

 

PCE-DP配合美白コスメ

ポーラ製品には「PCEDP」、オルビス製品には「m-ピクセノール」として配合されている。どちらも同じ成分。


化粧水。
ポーラ ホワイトショット LX[医薬部外品] 150ml ¥12,100

ホワイトショット LX[医薬部外品]の詳細はこちら


透明感を引き出す。
オルビス ホワイトクリアエッセンス[医薬部外品] 25ml ¥5,500

非公開: ホワイトクリアエッセンス[医薬部外品]の詳細はこちら

 

現在承認されている主な美白有効成分リスト


真ん中の「通称」が一般的に知られている名前。最近は化粧品の成分がトレンドなので、なんとなく知っているという人も多いかもしれません。右端のいわゆる本名が、全成分表示に記載される名前。成分の溶解性によって、配合されるアイテムの傾向が変わります(例えば水溶性の成分はみずみずしい剤形に配合されやすいなど)。

化粧品に配合されている美白有効成分はここをチェック


パッケージのどこかに必ず「全成分表示」があります。医薬部外品の場合、有効成分が冒頭に書かれ、末尾に有効成分の注釈が添えられています。その化粧品が肌あれ防止など美白以外の効能も備えている場合、美白以外の有効成分も列記されます。

 

エディター

大塚真里

 

『美的GRAND』2023春号掲載
イラスト/伊藤美樹 監修/近藤和裕(Nuzzle) 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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