渡辺佳子のナチュラルコスメ入門(13) エイジングケアには有効成分をミックスして相乗効果を出すのがポイント!
2002年に設立されたトリロジー。
最近の新しいブランドと思っているうちに、すでに今年でブランド創設10周年になるわけですね。
そのアニバーサリーイヤーに発表されたのがこだわりのローズヒップオイルに抗酸化効果を加えたエイジングケア用フェイスオイル「ロザピン プラス」です。
これは、ブランドの最大の特徴である良質のローズヒップオイルをベースに、肌を守る抗酸化力にすぐれた自然成分を配合したオイルで、9月に日本に上陸したばかりです。

成分構成は、ローズヒップオイルを中心に必須脂肪酸と抗酸化力のある成分を豊富に含む4種類の植物オイルのカクテル。
ローズヒップオイルは、これまでと同じく、チリ産ローズヒップの種子から抽出するオイルで必須脂肪酸のオメガ3.6を多く含み肌を滋養。
(ニュージーランドのオーガニック認証であるバイオグロ認証を取得)
その他の3種類の植物オイルの中で要となるのは
★トマト種子オイルです。
フランス産トマトの種子油から。
ご存じのようにリコピンを多量に含んでいます。
また、以下の2つも強力なサポート成分。
★クランベリー種子オイル
フランス産クランベリーの種子油
同じくオメガ3.6を含む
(エコサート認証)
★アサイオイル
ブラジル産アサイのオイル。オメガ3.6.9と
抗酸化フィトステロールが豊富。
加えて、フィンランドのオート麦のエキス(カラスムギ穀粒エキス)が入っています。
こちらはフィンランド産でフィンランドでのオーガニック認証をとっているもの。
オメガ3.9、ビタミンA、Eを含み必須栄養分が理想的なバランスで入っているそう。
・・ということで総合的に肌が酸化してしまう(肌サビ=老化へとつながる)ダメージから保護し、肌を滋養して、健康的な脂質の膜を作る方向に導くための成分が盛りだくさんな感じですね。
個人的には、ローズヒップだけでなく、栄養価の高いオイルがセレクトされたブレンドになっている点が、とてもバランスよいと思います。姉妹からのメッセージにも「エイジングケアには有効成分をミックスして相乗効果を出すのがポイント!」と。
また、発表会でうかがったのですが、オイルをつける前に使うことを推奨されているものがありまして、それが、ハイドレーティングミストトナー。
成分を見ますと、ダマスクローズの花のウォーター、ゼラニウムの花のウォーター、ラベンダーの花のウオーターが配合されて、肌を鎮静、冷却しながら整える系のものなのですが、スプレーすると肌がきゅっとしまる実感あり、これがブースター的役割を果たして、上につけるオイルのなじみをよくするとのこと。
自然コスメ、ことに植物成分の事情に詳しい吉川千明さんによりますとゼラニウムの花のウォーター(殺菌、冷却、鎮静、ニキビ肌やオイリー肌の調子を整える)を配合した化粧水というのはとても珍しいそうで、確かに、ローズやラベンダーのウォーターはよくありますがゼラニウムって貴重かも。しかもローズは乾燥や成熟肌向き、ラベンダーは敏感肌向き、ゼラニウムがオイリー肌向きという3種類なので、どんな肌にもメリットのある最強ブレンド!という点にも、姉妹の製品作りの賢さが感じられますね。

問い合わせは
トリロジー/コスメティカ パシフィック リム 03-5484-3483
http://www.trilogyproducts.jp/
>>(12) ニュージーランド人姉妹が設立した「トリロジー」の女性目線のこだわり
■渡辺佳子のブログ 『テクマクマヤコン フルスロットル』
http://www.cafeblo.com/beauty/
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。