シミ、くすみ、赤み、血色のなさ…すべての肌色悩みをケアする“パワーブライトニング”って?|美的GRAND
時代は美白からブライトニングへ。シミ、くすみ、赤み、血色のなさ。すべての肌色悩みを包括的にケアして発光美肌へと導く、それが…「パワーブライトニング」。今回は美白&ブライトニングケアの歴史をご紹介します。
大人肌に有効。久しぶりに帰ってきた“パワーブライトニング”
歴史を経た今だから再び効果に期待したい
冬から春へ。季節の変わり目はブライトニングコスメのオンシーズン。今年の春は、冬季オリンピックならば“トリプルコーク1440”級の、処方にも効果実感にもすごい技を効かせたブライトニングコスメが続々登場。これはかなり久しぶりのことで、近年の透明感あふれる発光肌のトレンドを感じさせます。
なぜ久しぶりなのか、その背景を語るには、日本の美白の歴史を遡る必要があります。“美白コスメ”とは、国の承認を受けた美白有効成分を配合した医薬部外品を指しますが、美白有効成分が初めて誕生したのが1980年代後半。その後各メーカーが競い合うように研究を重ね、有効成分の数もどんどん増えていきました。2010年代に入ると、シミにこだわったり肌の色を白くするのではなく、透明感を高める方がヘルシーだというムードが高まり、美白はブライトニングと言い換えられるように。また、新規美白有効成分の開発におけるハードルが高まり、新しい挑戦はできにくくなりました。
とはいえ、安全性はもちろん効果も追究したいという、研究者たちの情熱は健在でした。コロナ禍の美容成分ブーム以降、新機軸のパワーブライトニングコスメが少しずつ現れ、そして今年ついに、ブライトニングが再び面白くなってきたのです。
その時代の美の価値観を象徴している「美白&ブライトニングケアの歴史」
【1960s|美白化粧品黎明期】

白肌を目指すスキンケアコスメは大正時代(1910年代〜)からあったようですが、“美白”を謳うコスメの登場は1960年代ごろ。資生堂「ドルックス オーデュベール」(1962年・写真)やアルビオン「乳液 ホワイト」(1965年)など。
【1970s|美白スキンケアラインが登場】

シミを防いで肌を明るくするコスメには一定のニーズがあり、資生堂「フレッシュア」(1976年)、アルビオン「ナチュラルシャイン」(1974年)などの美白スキンケアラインが登場。その後、欧米文化の影響で小麦肌ブームとなり、日焼けをする人が増えます。
【1980s|美白有効成分が承認される】

1983年、日本で初めて安定型ビタミンC誘導体(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)が美白有効成分として承認され、1989年にはコウジ酸も承認。これらを配合した美白コスメが次々と発売されました。写真はポーラ「ルミエラMC2」(1984年)。
【1990s|美白有効成分開発競争へ】


1990年にアルブチン、1994年に安定型ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)、1998年にルシノール(4-n-ブチルレゾルシノール)、1999年にはカモミラET…と、多くの成分が美白有効成分として承認。資生堂「ホワイテス エッセンス」(1990年・上)、コーセー「ホワイトニングクリームXX」(1990・下)など、歴史に名を残すパワフルな美白コスメも次々誕生。
【2000s|通年美白時代に突入。アプローチも細分化】


今もなお資生堂のシミ美白のスターとして君臨する「HAKU」(上)が、2005年に誕生。一方で“点と面”という概念も生まれ、点=シミをケアする美白と、面=顔全体のくすみをケアする美白へと細分化。コーセー「雪肌粋」(2004年・下)のように手頃な価格の美白コスメの現れ始め、美白ケアの裾野が広がっていきました。
【2010s|美白からブライトニングへ】

新規美白有効成分の承認についてハードルが高まるなどの事情から、安全性が確認された既存の有効成分を使って、穏やかにブライトニング=透明感を高めようという時代へ。そんな中、ポーラは「メラニンの蓄積を抑える」というポジティブな作用機序で新規美白有効成分を開発。2019年、「ホワイトショット」の新製品が発売に。
そして……
【2026|パワーブライトニング時代到来!】
肌への安全性は絶対。かつ、効果の手応えも鮮やかに。そんなブライトニングの新しい着地点を目指して各メーカーが研究を重ねてきた成果としての新製品が、今年一斉にローンチ。美白有効成分の濃度を慎重に高めたり、肌本来の機能をサポートする成分を組み合わせるなどのアプローチにより、健やかで透明感あふれる均一肌へと導きます。この新しいブライトニングの世界をぜひ体験して。
○2026 Keywords
美白有効成分強化
美白有効成分の濃度を高めたり、その処方に工夫を凝らしたりして、有効成分そのもののパワーを安全かつこれまで以上に引き出そうというブライトニングコスメが、この春の目玉。
鎮静ブライトニング
さまざまな外的刺激やストレスにより、肌が無意識に炎症を起こしている人が増えています。炎症を鎮静することで肌の赤みやくすみを抑え、透明感を手に入れるというアプローチ。
サポート美白
美白有効成分にメラニンの分解や排出を促すなどの作用をもつ美容成分を組み合わせて、ブライトニングケアの効果を高めるという発想。メラニン以外の色要素へのアプローチも。
内部反射光
メラニンを減らし、肌全体の調子を整えることで、肌内部からの反射光が増えて光に包まれたような透明感がアップ。今季この働きを備えたブライトニングコスメが全体的に多く、内部反射光は時代のキーワードに。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。