「あいたい美的2023」で美容のモチベがアップした、昭和40年代男の現場レポート【中年男性、トキメキ美容沼へ vol.3】
こんにちは、ライターの伊藤聡と申します。私は今年の2月に、男性のためのスキンケア本『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社)を出しました。みなさんは、スキンケアに興味がありますか。スキンケアという言葉から、どんなことをイメージしますか? こちらの連載では、スキンケアに親しんでいく上で役に立つかもしれないあれこれをテーマに書いていきます。トライしてみれば楽しくて奥が深い、スキンケアの世界を一緒に探求していきましょう。
「あいたい美的2023」開催!
去る9月16日、9月17日の2日間、新宿LUMINE0にて「美的」のイベント「あいたい美的2023」が行われました。読者参加型で、ゲストのトークショーを中心に、協賛ブースを回って製品を試したり、肌診断をしてみたりと、楽しい企画が体験できる催しです。コロナ禍でしばらく開催できない期間もあり、「美的」のリアルイベントは5年ぶりだとのこと。これまで美容関連の催しに一度も参加したことのなかった私は、どのような雰囲気なのだろうかと胸をときめかせつつ、会場へと向かいました。なおこちらの記事は、17日の11:30から行われた、有村実樹さん(美容研究家)と友利新先生(医師)、おふたりのトークショーを観覧した際のレポートとなります。
今年、スキンケアに関する本を書き、ありがたいことに「美的HEN」でも連載を始めた中年男性の私。美容ライターとしての道を歩み始めましたが、まだまだ知識は足りず、教えてもらって初めてわかることも多く、勉強中です。そうした私にとって、実際のイベントに足を運んで情報を得たり、詳しい方にオススメを聞いたりといった機会は本当に貴重で、今日はいろいろ教えてもらいたい! と意気込んでの参加となりました。また何より、美容イベントに参加される読者の方々を見てみたかったし、現場でどんなコミュニケーションが生まれるかも楽しみでした。たくさんの人が集まってくるというのは、それだけでワクワクしてしまいますね。おそらく参加者のほとんどは女性であろうと思われるイベント、何を着ていけば場の雰囲気になじむのかがわからず、スーツを着てネクタイを締めました。暑かったです。
会場は大にぎわい
開場の時間に現場へ向かってみると、さっそく参加される読者の方々の列ができており、やはり人気イベントなんだなと嬉しくなりました。参加される方の期待度が感じられます。イベントは、協賛ブースでのコスメ・スキンケア製品のお試し、「美的」スタッフによる肌診断、スキンケア製品の紹介コーナー、そしてゲストによるトークショーで構成されていました。これまで知らなかった製品を試したり、詳しい話を聞いたりできるという、私にとっては願ってもないイベントで、並んでいるスキンケア製品を見ているだけで元気になってきます。会場全体もキレイなピンク色で飾られていて、華やかな雰囲気にテンションが上がります。広い会場に次々と入ってくる参加者の方は、みなさん積極的にブースでの説明を受けたりと、イベントを楽しんでいました。
私がまず向かったのは、スキンケア製品を試せる「スキンケアBar」。雑誌や店頭で見たことはあっても、実際に使ったことのない製品ばかりで、ここでアイテムを試しているだけでもすぐに時間が経ってしまいます。ずらっと並んだ製品はどれもよさそうでしたが、気になっていたポーラの「B.A ミルク フォーム」を初めて試し、その柔らかいテクスチャーにびっくり。他にも「香りのよい製品が好きです」と話してみたところ、オススメしていただいたセルヴォーク「カームブライトニング ナイトリペアマスク」も、精油を使った心地よい柑橘系の香りに大満足でした。使ってみたい! ひとつひとつの製品を試しながら、スタッフの方から情報を教えていただき、日々のケアで取り入れたいアイテムがたくさん増えました。「肌診断Bar」では、機械を使って自分の肌コンディションをチェックできます。私の肌年齢は、実年齢プラス6歳、肌健康度はCという結果に。肌のうるおいが足りないとの結果に少し落ち込んでしてしまいましたが、スタッフの方の「私もCでした!」とのお話を聞いて励まされた私。忖度なしの正直な肌チェックに、これからは日中も保湿スプレーを持ち歩こうと決意しました。
協賛ブースとトークショー
協賛ブースは8社が参加しており、各社の製品を試したり、説明を受けたりできます。どれも気になる製品ばかりでしたが、資生堂の新製品「SHISEIDO エッセンス スキングロウ ファンデーション」には胸がときめきました。個人的にも、ひげ剃りのあとの青みがかった肌の色味を補正してくれる製品があれば使ってみたいと思っていました。「美容液がファンデーションを包み込む新処方」というのは、いったいどんなからくりなんでしょうか。コスメの進化ってすごいですね。ブースの方にもていねいに説明していただき、興味が湧きました。また、ロート製薬の「Obagi X」シリーズ、そして新製品の「BLOOMIO(ブルーミオ)」シリーズも試したのですが、こちらも実によかったです。お肌のハリがほしい私としては、乳液「オバジX フレームリフトエマルジョン」で肌質改善できるのでは? と期待も高まります。新製品の「BLOOMIO」シリーズも、導入美容液の「ブルーミオ ディープブーストセラム」が心地よいテクスチャーで、使いやすそうでした。
協賛ブースを回っているうちに、メインステージでは、有村実樹さんと友利新先生のトークショーが始まりました。司会の方に呼び込まれて登壇したおふたり。有村さんはステキなワンピース、そして友利先生は医師らしく白衣で登場です。ふたりとも似合っていらして、実にステキでした。おふたりが登場した際、近くにいた女性が「えっ、こんなにキレイなの……」と驚愕の声をあげていたのが忘れられません。私は、自分が女性だったらワンピースでオシャレをしてみたいという夢があるので、登場の場面からときめきました。トークのテーマはスキンケア。お肌の手入れをする人にとっての毛穴の悩みは、安斎肇さんにとっての遅刻くらい切実な問題ですが、おふたりからのアドバイスや普段実践されていることを聞いて、なるほどと納得する内容ばかり。「手を抜くとすぐに角栓がたまってしまう」「クレンジングや洗顔は結果が返ってきやすい」といったお話を聞きながら、日々のケアが大切なのだな、とあらためて思いました。
イベントでモチベがアップした私
おふたりのトークでは、協賛ブースを出しているパーフェクトワンフォーカスの製品「スムースクレンジングバーム」の紹介もあり、「毛穴の汚れにフォーカスした製品で、ヴェールがかかったような肌の感触を楽しめる」との感想に、会場の参加者もぐっと惹きつけられていました。トークが終わったあと、パーフェクトワンフォーカスのブースに長い行列ができていたのも印象的。あんな風に紹介されたら、やはり使ってみたくなってしまいますよね。また個人的にも、ずっとYouTubeを拝見していて、自分がスキンケア本を出すための勉強をさせてもらった、友利新先生の実際のお姿が見られて、ユーモラスなトークを聞けたことも本当に嬉しかったです。楽しいトークショーが終わり、ビューティカプセル(カプセルトイ)を回したり、たくさんのおみやげをもらったりと嬉しいサプライズもあり、大満足で会場を後にしました。
イベントを終えた私は、さっそく新宿の伊勢丹へ寄って、セルヴォーク「カームブライトニング ナイトリペアマスク」を購入です。今日「スキンケアBar」で知った製品なのですが、あんなにステキな香りのジェルを教えてもらって、使わないわけにはいかない! と急いでお店へ向かうのでした。スキンケアのモチベーションは、上がったり下がったりを繰り返すものですが、こうしてイベントへ出かけてみると、とたんにやる気がみなぎってくるのだから不思議です。やはり人と会って話を聞いたり、現場で雰囲気を味わったりすることで、モチベーションのスイッチが入るものなのだな、と感じた「あいたい美的2023」でした。今年参加できなかった方も、ぜひ次回のイベントには来場してみてほしいと思った、とても有意義な催しでした。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。