スキンケアニュース
2016.7.7

夏の肌は想像以上に過酷な環境だった!?美肌のカギをレクチャー!

気温の上昇、紫外線、冷房による温度差、etc.。夏の肌は、思った以上に過酷な状況にさらされています! でも、暑くてスキンケアする気が起きない…。
そんなときこそ夏肌のメカニズムをきちんと知り、肌に必要なケア、やらなくてもOK! なケアの仕分けをしちゃいましょう!

〜必要なケアだけを効率的に行うことが夏の美肌のカギ〜

うだるような暑さと蒸し蒸し不快な湿度のせいで、夏は肌も心も体もお疲れモード。よけいなケアはしたくない! けれど、きちんとケアしておかないと秋以降の肌が心配…というジレンマを抱えている人も多いのでは? スキンケアを断捨離しつつも美肌をキープするためには、まず夏の肌状態を知ることが大切です。そこで花王の次田さんとイプサの中田さん、美容家の水井さんにお話を伺った所、夏の肌に悪影響を及ぼすのは「紫外線」「エアコン」「大量の汗」ということがわかりました。では、この夏肌の3大悪を制するために必要なケアはなんでしょうか?

「紫外線は量も強さもピークに達する時期。紫外線を浴びると日焼けやシミ・ソバカスだけでなく、乾燥やハリ・弾力の低下の原因にもなるので、いちばん大切なのは日焼け止めなどで肌を守ること。日焼け止めは外出時だけでなく、室内でも必ず使いましょう」(次田さん)。「エアコンの利いた室内は真冬並みの低湿度。肌の乾燥が進まないようしっかり潤し、その潤いを逃さない工夫も大切です」(中田さん)。「日焼け止めや酸化した皮脂、大量の汗をしっかり落とすことも大事。さらに心地よく使えるテクスチャーのものや、ケアに時間をかけなくてすむアイテムを厳選することも重要です」(水井さん)。

今日からさっそく「落とす」「潤す」「フタをする」「守る」ケアを効率的に行って、夏老けとは無縁の美肌を目指しましょう!

 

落とす
日焼け止めやウォータープルーフのメークアイテムを多用する時期なので、まずはクレンジングでそれらを完璧にオフして。酸化した皮脂や汗の塩分が肌に残っているとダメージにつながるので、洗顔料も毎朝晩きちんと使いましょう。
79.step1

 

潤す
紫外線ダメージやエアコンの影響で肌の水分が奪われやすくなるため、化粧水で肌をたっぷり潤しておくことが大事。美容液は、ダメージを受けた肌を鎮静させるためにもシミや黄ぐすみを防ぐためにも、美白タイプがおすすめです。

フタをする
肌が乾燥するだけでなく、バリア機能も低下しがちな時期。化粧水や美容液でせっかく肌を潤しても、その潤いを逃がしてしまっては意味がありません。油分のある乳液やジェルなどで肌表面にしっかりフタをすることも重要です。
79,step2,3

 

守る
夏の肌にいちばんダメージを与える紫外線。乾燥、炎症、シミ・シワ・弾力の低下を引き起こします。量も強さもピークに達する時期なので、日焼け止めをしっかり使って紫外線ダメージから肌を守ってあげることが何よりも大事です。
79,step3

 

 
教えてくれたのは…、

KD_skin-care-01_8237
美容家
水井真理子さん
美容家のもとで美容論、エステティックを学び、独立。わかりやすく実践しやすいメソッドには定評がある。
KD_イプサ中田さん顔写真_新規
イプサスキンケア研究員
中田美奈子さん
化粧品の中味開発に4年、安全性評価及び研究に4年を費やし、スキンケア化粧品の情報開発に従事する。
KD_花王-次田研究員(白衣)
花王スキンケア研究所
次田哲也さん
スキンケアの臨床効果実験・評価に精通。20数年の研究歴から肌状態やスキンケア法をわかりやすくアドバイスする。

撮影/袴田幸治(STASH/人物)、河野 望(静物) ヘア&メーク/猪狩友介(Three Peace) モデル/辻元 舞 デザイン/GRACE.inc 構成/内田淳子(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事