スキンケアニュース
2022.8.16

「無添加」が肌に良いとは限らない!?コスメの安全性を守るには|あきば美容研究生のメンズ美容塾 vol.110

どんな地域に暮らしている人でも週に2回ほどは燃えるゴミの日があって、あまり良いこととは言えませんが、使いきれなかった食材や古くなってしまった食べ物などを処分することってありますよね。それは食生活の安全を守るために必要なこと。でも化粧品を安全に使うために、ちゃんと知っておきたいこともあるのです!

というわけで今回はYouTubeチャンネル『プチプラスキンケア研究所』にて美容情報を発信している美容好き芸人のあきば美容研究生が、『化粧品の安全性』というテーマでお話させていただきます!質問などがありましたら、インスタグラムのDMからをどうぞ。

化粧品を安全に使うためには?

\安全のポイント!/

Point

(1)商品を正しく使おう
(2)「無添加」という言葉を鵜呑みにしない

美容情報があらゆるところから発信されることで、知識を持っている人も増えましたが、間違っている情報が流れていることも多いです。きちんとあなたにとって大切な情報を見極められるようになりましょう。

(1)商品を正しく使おう

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家電でもおもちゃでも、正しく使わないと壊れてしまいますよね。化粧品には「壊れる」というイメージはないかもしれませんが、化粧品だって壊れます。それは外面からではわからなくとも中身、つまり成分的に壊れてしまうことはあるのです。

いろんなところで見かけることのあった、冷蔵庫に化粧品を保管して冷やすという方法。当然中身が冷えるので、お風呂上がりに使うとひんやりして心地よかったり、冷気で毛穴が引き締まるような感覚があるかもしれません。でもそれメーカーさん推奨している使い方ですか?メーカーさんがアイテムを作るときは当然ですが、「こういう風に使ってね」という狙いや想定があります。それを無視した保管法にしてしまうと中の成分に悪影響を及ぼします。変化したり、他の匂いが付いてしまったり…もちろん肌にも悪影響を与えるのは簡単に想像できますよね。メーカーさんが勧めている使い方をしっかり守って使うようにしましょう。取り扱い説明書は大抵小さい字で書いてあって読む気にならないかもしれませんが、新しいアイテムを使うときは必ず一度読むようにしてくださいね。あなたの美肌のヒントがそこにありますよ。

\化粧品の基本的な保管方法/

Point

・開封前、開封後も高温多湿、温度変化の激しい場所や直射日光の当たる場所を避ける。また、開封後は容器の口元を清潔に保ち、きちんとキャップを閉めて保管する。

・使用期限は未開封なら3年、開封済みは1年以内に使い切ることがおすすめ。

これらはあくまでも基本なので、使っているうちに合わなくなってきたと感じたら想定よりも早く劣化している可能性もあります。そういったアイテムは使わないようにしてくださいね。もったいないと思わず、あなたの肌のためにポイするのも時には大切です。
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ぐちゃっとした保管の仕方も良くないですね。汚いし、テンション下がります。

(2)「無添加」という言葉を鵜呑みにしない

「無添加」を謳うコスメって多いし、増えたような感覚ありませんか?メーカーさんからすると非常に便利で、消費者からするととても不透明な言葉なのです。どういうことかと言うと、「無添加」を語るための明確な基準やルールが存在しないのです。簡単にいうと言ったもん勝ちの状態。何らかの成分を配合していなければそれは添加していないと言えますし、それぞれのメーカーさんにその基準は任されているのです。ですのでA社さんとB社さんで同じ「無添加」という言葉を使っていてもその内容は全然違う可能性がありますし、逆にA社さんの考えでは絶対に入れないと決めている成分をB社さんでは良しとしている可能性だってあるのです。でもどちらも「無添加化粧品」として肌に優しいコスメ顔をできるのです。ですので、何が無添加なのかをきちんと把握することが大事。その基準はもちろんどのメーカーさんもパッケージに書いているので、購入する前に確認するのをクセづけましょう。

一見悪い言葉のように見えがちな「防腐剤」についても同じことが言えます。現在化粧品にて「防腐剤」と呼ばれるのは「化粧品基準」にて定められた特定の成分だけです。つまりそれら以外の成分で防腐効果のある成分を含めれば表記上は「防腐剤フリー」と書くこともできるのです。でもそれらの場合は配合量が増えがちで、刺激になりやすい可能性もあります。防腐剤フリーと言っていて、消費期限の記載されていないアイテムは気をつけるようにしてください。

余談ですが、僕は前職で化粧品メーカーにいた時、消費者にとってわかりやすいように競合他社と共同で基準を設け、その基準を満たした商品につけることのできる「無添加マーク」を作ろうという新規事業を考案したことがあります。現状が変わっていないことからわかるように社内コンペで勝てず、そのままになりましたが、消費者目線で言えば今でもいいアイディアじゃないかなと思います。前置き通り、余談でした。

使い切る、使いきれないときはお別れする

日々新しいアイテムが発売され、話題となり、季節で肌悩みは変わり、化粧品がなかなか使いきれないことってありますよね。僕なんかもしょっちゅう肌が足りない!状態になります。基本はちゃんと使い切ることを前提に、使いきれないで時間が経ってしまったときはすっぱりとお別れしましょう。ごめんね、ありがとうと添えて。それが肌の健康のためなのです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
またYouTube『プチプラスキンケア研究所』でも美容情報も発信してますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです。ではまた次の連載でお会いしましょう!

美容好き芸人

あきば美容研究生

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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