出版社、化粧品会社、海外での広告代理店勤務を経て、現在は『美的GRAND』エディトリアルディレクター。小学館『ミニレディ百科』をバイブルにしつつ、サンタさんに頼んだ『ダリヤお子さま化粧品』セットを使い倒しながら、「わたしは雑誌をつくる人になっておしゃれ情報をみんなに届けるの!」と小学2年生でこの道を志す。10歳から45歳まで、ずっと吹き出物に悩まされ、齢50歳でようやく落ち着く、どちらかというと皮脂多め系。
Instagram @minashanshan
7月1日、実に2011年発売以来、初のリニューアルを果たしたTHE GINZAの美容液「ザ・ギンザ エッセンスエンパワリング P」。ブランド最高峰の美容液ですが、DAY用とNIGHT用の2本セットそれぞれを朝晩6週間使ってケアしていくエクストリーム&ミニマリズム美容。お値段も税込み198,000円という、買うにはだいぶ勇気が必要な価格帯。「そんなにすごいものならば、徹底的に使ってみようじゃないの」。実験的にこれのみをみっちり6週間使い、旅行や出張にも持ち歩いて使い切った感想をお伝えします。【三井三奈子「50代からの美容アップデート」vol.8】
「THE GINZAのアノ美容液がついにリニューアルですってよ」。
タイムレスで本質的。だからロングセラーになるし、なかなか処方変更もしない。
そんなTHE GINZAの美容液「エッセンスエンパワリング」がパワーアップするという噂を耳にしたのは桜の頃。そわそわしつつ、ゴールデンウィーク直前に開催された発表会に伺いました。
会場はアマン東京のスイートルーム。都会の摩天楼に浮かぶ和モダン空間です。日本の様式美と西洋モダニズムの折衷はTHE GINZAの世界観にぴったり。そしてこれが生まれ変わった美容液「エッセンスエンパワリング P」! パッケージだけ見てもラグジュアリー具合に磨きがかかっています。ひとことで表現すると「削ぎ落された美」。それは外装だけではなく中身&ケアにも通じる、一貫した信念のようなものを感じました。
ブランドマネージャーの長谷川亜弥さんから直々にレクチャーが。
実は肌にもサーカディアンリズムがあって、それが肌コンディションにも影響しているんですって。サーカディアンリズムとは、概日(がいじつ)リズムという24時間周期で巡る体内リズム信号のことで、生物時計とも呼ばれています。そのサーカディアンリズムに基づき1日の睡眠と覚醒のリズムに合わせた最小限のお手入れを6週間。ベストな肌へと更新するサポートをしてくれるのがエッセンスエンパワリング Pなのです。一定期間、厳選された上質なものをミニマルに取り入れ、そこから最善の状態へと導くのはまるでファスティングの手法と同じですね。
この2本それぞれに役割があって、日中の強い日差しから肌を守るプラチナカラーのボトルがDAY用、夜の健やかな肌リズムヘ導き整えるのが漆黒のボトルNIGHT用。今回のリニューアルではバリア機能が低下した肌でも「秒で」潤う「ワンショットデリバリーテクノロジー」が採用されました。DAY用66種、NIGHT用51種の厳選成分配合し、まさに資生堂の最先端ハイテク技術を惜しみなく投入したプレステージスキンケアというわけ。
早速その日の夜から使いました!と言いたいところですが、開けるのがもったいなくて……。そしてパッケージが美しすぎて、とてもじゃないけどすぐには使えなかった貧乏性の私です。しばらくサイドボードに飾っておいたのですが、意を決して6週間、始めてみました。
まず考えたのが、日頃、あらゆる新製品、そしてお気に入りの私的定番商品を使い倒してスポイルされたわがまま肌に、この断捨離的スキンケアで大丈夫なのか。
おそるおそる使ってみると、これが意外なほど過不足なし!なのです。最初のうちは、若干「ん?今日の肌は潤い少なめ?」と思うこともあったのですが、それは普段がトゥーマッチ過ぎたのでは?という結論に。つまり、栄養がさほど必要のない中高年なのに3食みっちり食べてしまう「過食」のようなイメージでしょうか。
今回6週間しっかり使い切ってみた感想ですが、まずは今さらながらオールインワンの便利さに開眼したということ。
「もう眠い。お手入れしたくない」という時でも「あれ1本で済むのならやるか!」とがんばれる。朝も同じで、「今日はリモートワークだから、洗顔はもう少し後でいっか」なんて時も、「いやいや、室内でもUVケアしたほうがいい」という自分の中の小さな正義が勝つんです。だってたった1本、2プッシュのばすだけなのだから。
そして、この2本は美容医療の後のダウンタイムにもちょうどいいということ。
美容医療は大好物なくせに、私はクリニックの予約を面倒くさがるダメ人間……。なぜか予約が一番億劫に感じるのです。ですが、たまたまこの6週間の間に「この先生はいいよ」という噂を2案件聞きつけ、懸案だったHIFU(ハイフ)とレーザーをひさかたぶりに受けることに。腰は重たいが、やるとなったら連続してやりたいという極端な女なのです。
そこで思ったのが、「治療後のケアにも合う!」。特にレーザーの後はお手入れしすぎてもやらなすぎてもダメだと思うのです(←個人の意見です)。そういった意味ではこのペアはとてもいい塩梅。
6週間の間には、出張1回、温泉旅に2回、連れていきました。この素敵なボトルを生活感いっぱいの自宅に置くのは忍びないと常々思っていたのですが、さすがお値段が非日常な美容液なだけあって、特別な空間にしっくり馴染んで気分も上がりました♡
出張や旅行って、「旅先で特別なお手入れしちゃおうかな」なんて張り切るのですが、実際はヘトヘトでそんな余裕なし!ということが多いんですよね。そんな時でも最小限の手間で最大限の効果が得られるのはうれしい! その上、「手抜き」といううしろめたさではなく、「最高峰のスキンケアできちんと補っているから大丈夫」という安心感も。
決してお安いものではありませんが、6週間集中で肌の立て直し。美的グラン世代には「こんな方法もありますよ」とお知らせしたくご紹介しました。ご興味あればぜひ。
THE GINZA
ザ・ギンザ エッセンスエンパワリング P [医薬部外品]〈美容液〉
DAY 45ml SPF25 PA+++/NIGHT 45ml セットで¥198,000(税込)
出版社、化粧品会社、海外での広告代理店勤務を経て、現在は『美的GRAND』エディトリアルディレクター。小学館『ミニレディ百科』をバイブルにしつつ、サンタさんに頼んだ『ダリヤお子さま化粧品』セットを使い倒しながら、「わたしは雑誌をつくる人になっておしゃれ情報をみんなに届けるの!」と小学2年生でこの道を志す。10歳から45歳まで、ずっと吹き出物に悩まされ、齢50歳でようやく落ち着く、どちらかというと皮脂多め系。
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