石井美保流スキンケア|肌はどうしてこすってはいけないの? “こすらないケア”の正解
最近多くの人が取り入れている、美容家・石井美保さん提言の「こすらないケア」。でも、こすらずに肌に触れるって難しいし、汚れも落ちなそうで心配…。そこで、力の入れ具合から手の動かし方、使うべきアイテムまで教わりました!
石井美保“こすらない”ってこういうこと!
\このハリツヤ肌は、毎日の「こすらないケア」の賜物です!/
美的クラブが石井さんに質問! 肌はどうしてこすってはいけないの?
どこからが“こする”に当たる?本当にこすらずお手入れを終えられる!?
「肌に摩擦の刺激を与えてはいけない」。実は古くから言われている美肌の基本中の基本ですが、影響力のある石井美保さんが自らこれを実践、発信することで、徐々に認知が広まっています。美的クラブの3人が石井さんに詳しくお話を聞きました!
\石井さんに聞きたいことがいっぱいです!/
座談会に参加した美的クラブメンバー
(左)
甲斐 彩さん (保育士・31歳)
産後9カ月のママ。多忙な中でも石井さんの美肌の秘密を知りたくて参加。乾燥してくすみやすい肌に悩み中。
(中左)
大塚麻公さん (会社員・33歳)
美容が大好きで、雑誌や動画サイト、SNSで得た情報を積極的に取り入れている。右端の三崎さんとは姉妹。
(右)
三崎文英さん (パラリーガル・34歳)
『美的』のスキンケア企画を熱心に読み込み、石井さんの“こすらないケア”にも興味津々。肌悩みは目元の小ジワ。
肌をこすらないようにしたら乾燥肌から卒業できました―――by 石井さん
“こすらないケア”の正解がわからない!
石井さん(以下すべて敬称略) 美的クラブの皆さん、今日はよろしくお願いします。
甲斐 石井さんにお会いしたいと思っていた夢がかないました! 顔はもちろん指先までしっとりツヤのある美肌で、うっとりです。
三崎 私も同感! 本当に、同じ人とは思えないような…。
石井 それはオーバーですよ(笑)。でも、ありがとうございます。皆さんも、さすが『美的』の読者だけあって肌がとてもキレイですが、それぞれきっと悩みを抱えているのですよね。
三崎 私は30代半ばになって、乾燥やくすみに加えてハリがなくなってきたのが悩みです。
大塚 私は三崎と年子の姉妹なんです。肌質も似ていて乾燥しやすいです。あと、顔がむくみやすいのが悩み。毎日頑張って小顔マッサージをしているのですが…。
石井 私も30代前半まで、何をつけても潤いが続かない超乾燥肌に悩まされていました。でも約10年前に、お手入れでこする動作をやめたら、肌の調子が見る見る良くなってきたんです。
三崎 “こすらないケア”として石井さんが提案されているテクニックですよね!
石井 はい、そうです。実践してくださっていますか?
三崎 取り入れようと頑張っています。が、どのぐらい力を入れるとNGなのかがわからなかったり、こすらないで本当に汚れが落ちるのか?というのも心配で。
甲斐 私も最近こすらないケアを意識し始めましたが、やはりそこが気になります。毛穴の汚れやくすみが悩みなので、どうしてもしっかり洗いたくなってしまう。
こすらずに汚れは落とせますか?
肌の乾燥が悩みです
こすって汚れを落とすとくすみや毛穴の開きが悪化―――by 石井さん
たまになら良くても毎日の摩擦はNG
石井 なるほど、でも逆に、洗うときにこすることで肌がダメージを受けてバリア機能が乱れ、乾燥してくすみやすくなることもあるんですよ。毛穴の汚れを指で押し出したりしたら、毛穴に負担がかかってより開いてしまいます。
甲斐 汚れが落ちたかどうかはどう判断すればいいですか?
石井 私は洗顔後、鏡で毛穴やキメの凹凸をしっかり観察して、汚れが残っていなければヨシとしています。
大塚 化粧水や乳液を浸透させるために擦り込むのも良くない?
石井 もちろんそうです。それと、大塚さんが習慣にされている小顔マッサージも、肌に負担をかけて、残念ながらかえってたるみの原因になってしまいますよ。
大塚 えーっそうなんですね!
石井 時々なら良くても、毎日だと肌に負担をかけやすいケアは意外と多くあります。毎日の“こすらないケア”、今日はしっかり覚えてくださいね。
小顔マッサージがNGだったとは!
PROFILE
石井美保さん
トータルビューティサロン『リッシュ』オーナー。コスメ好きとして雑誌に登場したのをきっかけに見る見る出演が増え、美容家として注目を浴びている。
『美的』2022年2月号掲載
撮影/長谷川 梓(人物)、松本拓也(静物) ヘア/大野朋香(AIR) スタイリスト/青木宏予 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。