奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える！「紫外線ケアなしで透明肌は生まれない」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第11回】

奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える！「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は？

今月の予言｜紫外線ケアなしで透明肌は生まれない

天野流透明肌コースで早く、確実に効果を出す

既に3月で地上波のオンエアは終了しましたが、私の仲間内でも超がつく程話題になったドラマ『不適切にもほどがある！』。主役の阿部サダヲさんがタイムマシンで1986年と2024年をタイムリープしながら、’80年代の自由な検知から現在のコンプライアンスの窮屈さに物申すという、設定は荒唐無稽だけれど非常に正義を感じるお話です。

オンエア中は友達との会話で必ず話題に上ったし、どの撮影現場に行ってもほぼ全員が視聴していて、登場人物たちのセリフを取り上げてはみんなで大笑い。私も個人的に刺さる印象深いシーンは多々あったのですが、中でもよく覚えているのが、阿部サダヲさん演じる’86年の野球部顧問の不適切言動。部員たちをしごきにしごき、ミスをするとケツバット、ウサギ跳び、そして炎天下であっても水は絶対に飲ませない。そうそう、昔は水を飲むと体力が奪われるという間違った情報がまかり通っていたっけなあ。

このシーンを見ていて、私はふとあることを思いました。それは日焼けが推奨されていた’70～’80年代。紫外線から肌を防御するという概念は伏せられ、キレイに日焼けできることに重きが置かれていた時代。海のお供はサンオイル製品と相場が決まっていて、日焼け肌こそがおしゃれでゴージャスともてはやされ、私もチヤホヤされたい一心でキレイなサンタン肌目指してそりゃもう日々焼きまくりました。

当時も紫外線の害は充分にわかっていたはずなんです。でも、世の中の日焼けブームに押され、紫外線の害を訴求する媒体は皆無。あの頃、紫外線は老化の最大の原因であることを誰かが声を大にして訴えてくれていたら、20代で既に出現したシミ、くすみ、シワを回避できたはず。でも、一度根づいた“太陽は友達”感覚は消滅することなく、40代に至るまで紫外線ケアが適当だった私。シミやくすみが出現する度に慌てて美白製品でケアを繰り返すあり様。タイムリープできたら、日焼けグセがついた’70年代に戻って、海辺でのんきに寝転んでいる私に「老化が早まるよ！」と伝えたい。

そう考えると、今の『美的』読者は紫外線の正しい知識を得ることができて、ただただ羨ましい。つまり無防備に紫外線を浴びていない分、老化のスピードは緩やかなはずだし、しかも優秀な美白製品がたくさんリリースされているから、今の肌をさらに美しくアップグレードする術が豊富にあるのです。

ただ、私も日焼けによるくすみ肌をその都度ケアして「透明肌」を得てきたという自負があります。私の透明肌を作る最終回答は、「角質ケア」からの「美白ケア」。角質を常日頃からケアしながらターンオーバーを促し、その上で美白製品を入れ込むと浸透力が格段にアップ。憧れの透明肌が素早く手に入り、また透明肌を長く維持できるというメリットが。

今月紹介している3品は、日焼けしてはシミやくすみを常に解消してきた私の、今の透明肌コースです。さらなる透明感を目指して、ぜひお試しあれ。

過去へタイムリープ！　焼きまくりの20代。初めて目元に小ジワも出現した

ハワイが大好きで年に一度は訪れていた20代の頃。仕事でも夏は海辺、冬はスキー場と、ロケに出ては無防備に紫外線に当たり、その度にシミやくすみが出現。当時は今程美白製品が豊富ではなかったものの、頑張ってシミやくすみを解消しては、のど元過ぎればの精神でまた日焼けの繰り返し。乾燥も激しく、ついに目元に小ジワが出現。

予言者・天野からのオススメ製品

ふんわりきめ細かな泡が毛穴汚れや古い角質を洗い流し、澄んだ肌に。
コスメデコルテ AQ ラディアンス エアリークリームウォッシュ 125g　￥6,600

外的刺激や乾燥によって固くなった肌をほぐし、潤いあふれる肌へと導く拭き取り化粧水。
イプサ リファイニングローションe 146ml　￥8,250（6月4日発売）

独自研究によって、シミができにくい肌状態を作ってくれる美白美容液。
オルビス アドバンスド ブライトニング セラム［医薬部外品］36ml　￥4,950

（c）青柳理都子
天野佳代子

美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。初の美容本『何歳からでも美肌になれる！』は大ヒット中。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では｢年をとるのが怖くなくなる｣ための美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。