美的HEN
洗顔・クレンジング
2023.1.10

男性もダブル洗顔って必要?タイプ別の洗顔料の違いや選び方、使い方も|あきば美容研究生のメンズ美容塾 vol.131

「スキンケア?してないよ」なんて言っている人でも行っている人の多い『洗顔』。洗顔ももちろんスキンケアの一部です。というか全てのケアは汚れを適切に落とすことから始まります。でもなんとなくでやっている人のなんと多いこと。

というわけで今回はYouTubeチャンネル『プチプラスキンケア研究所』にて美容情報を発信している美容好き芸人のあきば美容研究生が、『洗顔料ってどう選ぶ?』というテーマでお話させていただきます!質問などがありましたら、インスタグラムのDMからをどうぞ。

メンズスキンケアの洗顔料の選び方

\どんなアイテムがあるの?何で選べば良い?/

Point

(1)洗浄料の違いと正しい選び方&使い方
(2)「ダブル洗顔不要」は男性には関係ない?

スキンケアの究極は2点。汚れを適切に落とすことと、適切に保湿すること、これしかないのです。正しく身につけて、良い清潔感を手に入れましょう。

(1)洗浄料の違いと正しい選び方&使い方


スキンケアを突き詰めていくと、汚れを洗い流すことと肌に栄養を与えること(保湿)しかありません。あとはそれをどうやってやるか、ということだけなのです。だからこそ洗顔はすごく大事。皆さんはどんなふうに行っていますか?適当になんとなく良さそうなのを選んで使って、無くなったらまたなんとなく買って…という風に選んでいる方がいたらちょっと待ってください!どんなアイテムがあって、どんな特徴があるのかを知っておいたら、もっと楽しめると思いますよ!どんなタイプの洗浄料があるのか、ご紹介しますね。

固形石けん


油脂や脂肪酸に水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ性物質を混ぜて作るもので、難しく感じる方は「石けんは界面活性剤の一種」ということだけ覚えておいてください。機械練り法と枠練り法の2種類の作り方によって仕上がりも異なる。透明石けんの方が洗浄力が穏やかでしっとりとした洗い上がりになる。ただし、基本的に石けんは他のものに比べて洗浄力は高め。弱アルカリ性のものなので、使用後に肌のつっぱりを感じる方もいます。

フォームタイプ

ボトルの中では液体だけれども、ボトルの特殊な形状によって出てくると泡で出てくる。当然泡立てる手間が省けるので、泡立てが苦手な方や忙しい人にとっては便利なアイテム。ドラッグストアでいろんなアイテムが売られていることもあり、手に取りやすさも◎。しっとりからさっぱりまで様々なタイプが存在しています。

クリーム&ペーストタイプ

にゅるっとした状態で出てくるもので、泡立てるタイプであれば自分の手かネットなどを使って泡立てる必要がある。それを手間と考えるか、キメの細かい泡を自ら作れるワクワクと捉えるかは自分次第。保湿剤を多く含むことが出来るのでしっとりした仕上がりのものが多い。また、石けんよりの弱アルカリ性のタイプと、非石けんタイプの弱酸性のタイプがあり、商品としての振り幅が広いのも特徴。

パウダータイプ

最近人気のタイプですね。水と混ぜて泡だてて使うもので、酵素入りのアイテムで人気になったイメージがありますね。1包ずつになっているものもあり、その都度ゴミが出てしまうという点もありますが、逆に言えば使いすぎないというメリットもあります。水分を全く含まないからこそ、配合できる成分などもあり、この形状でしか作れないアイテムもあります。

正しい選び方&使い方


洗浄力は高ければ良いというわけではありません。なぜなら皮脂の出方やメイクの度合い・生活の仕方によってどのくらいの洗浄が必要か、というのは人それぞれ違うからです。ですので、選び方は洗い上がりの気持ちよさで選ぶのが一番良いです。もちろん成分やタイプなどである程度絞ることはできますが。泡立てるのがめんどくさくてたまらないのに固形石けんを選ぶことはありませんし、逆に泡だてのワクワク感を楽しみたいのにフォームタイプを選ぶ必要もありません。ご自分の生活形態や好み、そして何より肌質に合わせて選ぶようにしてくださいませ。もちろんそのためには試す必要があって遠回りに感じられるかもしれませんが、ゲームで言えば体験版みたいなものですからワクワク楽しみながら選んでみてください。ブランドさんによってはサンプルをもらえるものもありますので、うまく活用すると良いでしょう。

また使い方ですが、最大のポイントは泡で洗うことです。お風呂掃除や食器洗いなどの感覚でゴシゴシと汚れを落としたくなる気持ちはわかりますが、肌にとって摩擦はNG!泡を通して直接指の腹と肌が触れ合わないように気をつけましょう。特に乾燥肌や敏感肌の人は要注意。洗顔は泡で行うもの、と肝に銘じておきましょう。大抵のアイテムは手だけで泡立てることができますが、それには技術が必要。はっきり言って僕はできません。でも洗顔ネットというとてつもなく便利なアイテムがありますので、不器用な方でも全く問題ありません。ただし、洗顔ネットに水がついたまま放置しておくとカビるので、定期的に新しいものに変えることを忘れないようにしてくださいね。

その他のポイントが2つあります。1つがしっかりと洗い流すこと。泡が残ってしまうとそこにニキビが出来てしまう要因になったりします。髪の毛の生え際や顎周りなどは流し残りが発生しやすいので気をつけてくださいね。もう1つがタオルでの拭き方。先ほども話した通り、肌に摩擦は厳禁。せっかく優しく丁寧に洗ったのに、ゴシゴシ拭いてしまっては残念。ですので、ポフポフと押し付ける程度の感じで構いませんので、水分だけをしっかりと取るようにしましょう。

「ダブル洗顔不要」は男性には関係ない?


そもそも「ダブル洗顔ってなに?」という人も多いかと思いますが、ダブル洗顔とはクレンジング(メイクなどによってできる脂汚れを落とすこと)と洗顔(洗顔料で汚れやほこりを落とすこと)を両方行うことを指します。そうやって聞くと、「メイクをしない自分には関係ないじゃないか」という人もいるかと思いますが、ちょっと待ってください。男性は女性に比べて皮脂が2〜3倍ほど出ています。ということは、脂汚れが肌に残りやすい男性も多いのです。ですので毛穴に残った余分な皮脂が残りやすい人もいて、そういった方はクレンジングをした方が肌がきれいになることもあるのです。また、日焼け止めなどを塗る方もいらっしゃると思います。使ったアイテムにもよりますが、日焼け止めを塗った日などはクレンジングを行う方が基本的には良いかと思います。

そして、もう一つ大事なポイントですが、ダブル洗顔不要とするかどうかの判断はメーカーの基準によって任されています。つまり、「この成分を使ったらダブル洗顔不要」「このくらいの洗浄力ならダブル洗顔不要です」のような統一的な基準は存在しないので、同じダブル洗顔不要のアイテムであってもその洗浄力には幅があるのです。ですので、やっぱりご自身の感覚でダブル洗顔をするかどうかは決めた方が良いと言えます。オイリー肌の方はダブル洗顔不要のクレンジングアイテムで自分に合ったものが見つかれば、それが楽(ステップ少なく)できれいに近づく近道があるかもしれません。

どんなアイテムも判断軸は同じ

「売れてるから」「人気だから」「有名人が勧めているから」といった基準でアイテムを選ぶと自分に合わないことは当然あります。どんな商品でも同じだと思います。なぜならあなたのためだけに紹介されている情報ではないからです。大事なのはきちんと情報を精査すること。その上で、自分の肌で判断をしてください。でもそれってすごく楽しいこと。これだけたくさんのアイテムがあるので、きっとあなたにぴったりのものも見つかりますし、スキンケアって楽しいことですから。一緒に楽しみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
またYouTube『プチプラスキンケア研究所』でも美容情報も発信してますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです。ではまた次の連載でお会いしましょう!

美容好き芸人

あきば美容研究生

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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