ポイントは目元と唇のW盛り! 小田切ヒロ流 「愛され小顔」へ導くメイク術を解説
人気ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんの小顔メイクが多くの女優やモデルから支持される理由は、圧倒的な小顔力に加え、美人度が格段にアップするのが理由。今回は、目元と口元をWで盛る「愛され小顔メイク」を教えてもらいました。
アイメイク
アイカラーもアイラインもワイドにイン。ハイ&ローライトも入れ、ふんわり強い眼差しへ
アイカラーもアイラインも実際の目幅より広く入れて、上下に拡張。アイラインを2色使ってまぶたの際を引き締めたり、下まぶたを中心に光と影を与え、ピンポイントでメリハリをつけるのもコツ。
使用アイテム
A.温かみのある深みピンク。マットな中にパールが光り、自然な奥行きある目元に。
THREE アルカミストツイストフォーアイ 03 ¥3,500
B.なじみやすい赤みブラウン。
NARS ベルベットアイライナー 8176 ¥2,500
C.クリーミーな描き心地。
資生堂インターナショナル SHISEIDO カジャルインクアーティスト 01 ¥2,200
D.まつげがツヤめく程の繊細な仕上がりのマスカラを仕上げに塗って。地まつげが染まったような艶めかしいブラックカラーに色づく。
資生堂 マジョリカマジョルカ ラッシュティント BK961 ¥1,200
E.パール感のあるハイライター。肌の内側からにじみ出るような輝きで上品なツヤを演出。
アルファネット rms beauty ルミナイザー ¥4,900
メイク方法
(1)アイホールの外側までリキッドシャドウをオン
縦にも横にもアイホール(眼球の丸み)より2mm以上広くアイカラーAをオン。まぶたの際から上へ塗り、グラデーションをつけて。
(2)濃淡2色のブラウンで下まぶたの際を締める
下まぶたの粘膜を赤茶色のペンシルアイライナーBで埋めた後、その外側をやや明るめのCでなぞってぼかし、自然にぐっと引き締め。
(3)上まぶたの際に沿ってブラウンラインを入れる
やや明るめのブラウンCを上まぶたの際に入れ、下まぶたのラインまでつなげると、まっすぐ自然に延長される。軽くぼかして。
(4)ハイ&ローライトで目元の骨格を美しく際立たせる
ハイライトEを指にとり、斜線部分へピンポイントで入れたら、眉頭の下へノーズシャドウのようにローライトF(右下)を薄く指でオン。
フェースライン
クリームとパウダーのローライトを重ね使い。下半顔へ大胆に入れ、徹底的に引き締める
輪郭をシャープに見せたい下半顔に、ツヤは不要。クリームタイプのローライトで下半顔をがっつり削った後は、パウダータイプを重ねてツヤをオフして。
使用アイテム
F.軽いタッチでするりとのびて、肌にぴったりフィット。ムラなくぼかせて簡単に影を作り、メリハリ顔が完成。
アディクション チークスティック 13 ¥2,800
G.ソフトマットな質感でメイクの仕上がりをキープ。白浮きしにくく、乾燥も防ぐ。
NARS ソフトベルベットプレストパウダー 1458 ¥5,000
メイク方法
パウダーのみあごや輪郭の裏側までより広く入れて
クリームタイプのローライトFを耳の手前からあご先まで大胆に入れたら、外側に向かって指でのばし、スポンジでなじませる。同じ範囲にパウダータイプGを大きめブラシでふんわり重ねる。Gは輪郭やあごの裏側までのせると、より自然な影ができるように。
アイブロウ
目頭よりも3mm程内側に眉頭を設定し、のっぺり感をオフ
実際よりも内側から眉頭を作ると求心的な顔だちになり、正面から見たときの小顔度がぐっと高まるように。横から見られたときも表情が美しく、美人度も底上げ。
使用アイテム
淡い発色で地眉のような仕上がりに。極細筆で眉毛1本の太さ調節がしやすい。
エレガンス アイブロウ リクイッド WN51 ¥3,000
メイク方法
リキッドアイブロウで眉頭に縦ラインを引き毛並みを立たせる
細めのリキッドアイブロウを使い、目頭よりも3mm程内側へ眉毛を1本ずつ再現するように縦にのびるラインを引く。ほかはいつもどおり眉を作って。
リップ
きちんと発色のマットリップで上唇のみ輪郭をオーバーにとる
マットタイプの口紅を選び、下半顔のツヤ感を軽減。日本人は基本的に上唇の方が薄く、上下の厚みを整えると、鼻と唇の距離が縮まり、端正な美人小顔へ。
使用アイテム
マットリップでありながらなめらかな塗り心地。ブラウンローズ。
資生堂インターナショナル SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 507 ¥3,600
メイク方法
上唇のみ輪郭の外側をなぞりふっくらさせる
じか塗りでもリップブラシで塗ってもOK。上唇のみ輪郭をオーバーにとったら、下唇を含め内側を塗りつぶして。鼻との距離が縮まり、若々しさも加わる。
教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん
「現場でもマッサージなしでメイクするなんてあり得ない。それくらい必要不可欠なんです」
『美的』1月号掲載
撮影/中島 洸(まきうらオフィス・人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/小田切ヒロ(LA DONNA) スタイリスト/小川未久(人物) モデル/上西星来(東京パフォーマンスドール) 構成/北川真澄、高橋彩花
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。