メイクHOW TO
2025.1.5

“美しすぎる元娘役”ゆいかれんさんのメイクの秘訣「ブルベ冬だと最近判明」ベースは薄づき&ツヤを意識【宝塚歌劇OGセルフメイク】

宝塚歌劇で美を培い、退団されてなお美しさを更新し続けている元タカラジェンヌの方々。この連載では、実際に愛用しているコスメを使った、セルフメイクのテクニックに迫ります。今回は、元月組娘役のゆいかれんさんが登場。ベースメイクの詳細を教えていただきました。

コスメを選ぶのは至福の時間。だから実際に見て手に取って購入

2023年4月に宝塚歌劇団を卒業し、ひらがなに改名して映像を中心に芸能活動を続けているゆいかれんさん。月組に所属していた「結愛かれん」時代は、華やかなビジュアルと表現力豊かなダンスで見る人の目を惹きつけていました。

美しい舞台化粧からも伝わっていたように、メイクに対するこだわりは人一倍。最近のコスメ事情をうかがいました。

「現役のときは目元に強めの色を使うことが多かったですが、今は抜け感を重視してシアーな色を選ぶようにしています。

ベースのアイテムは&beを超絶信頼。今日使ったもののほか、実はリップやシャドウもけっこう持っているんです」

最近まで自らをイエベだと思っていたのに、実はブルベだったという新事実が判明。もともと華やかな顔立ちのため、派手めの色を使ってしまうとゴージャスになり過ぎてしまうと悩んでいたときに、同期の元雪組男役・日和春磨さんにパーソナル診断をしてもらったのだとか。

「ずっとイエベだと思っていたからそれに合う色を使っていたのですが、意外と最近手に取るものが薄めのピンクだなと思ったんです。年齢を重ねて大人っぽい色を無意識で選ぶようになったのかなと思ってひよりん(日和さん)に診断をお願いしたら、『ブルベ冬だよ』って」

コスメは、自分に合う色や欲しいアイテムなどあらかじめ目星をつけてから、オフラインで購入しているそう。

「繰り返し使うアイテムはネットで買うことが多いですが、基本は自分で買いに行きます。大きなドラッグストアやバラエティショップに入ったら、いったんぐるっとひと回りしてから気になるものをじっくり。デパートでも、ブランドごとにゆっくり見ます。コスメを選んでいるときって、テンションが上がるとっても楽しい時間ですから」

コスメは、「それどこで買ったの?」「その色いいね」と会話のきっかけになるもののひとつ。「外からトントンと心をノックしたくなるようなメイクをしたい」という、ゆいさんのベースメイクのあれこれを、これから教えていただきましょう。

ベースメイクの愛用品はこちら!

1.アリィー クロノビューティ トーンアップUV 02 [SPF50+・PA++++]
「トーンアップできる日焼け止めは、肌に透明感を出したくてほのかなピンクベースを選びました。量を出しすぎるとけっこう白くなってしまうので、さじ加減が大事です」

2.フーミー コントロールカラーベース ピンク
「ピンクの下地がほしくて、こちらをビジュ買い。コントロールカラーっていろいろあって、以前は韓国の3CEのものを使っていましたがネットでしか買えないから、フーミーに乗り換えました。少しの量でよくのびます」

3.&be ファンシーラー ベージュ、オレンジ [SPF20・PA++]
「ベースはやっぱり&be! この2色が使えるんです。ファンシーラーの名前のとおり、ファンデとコンシーラーのいいとこ取り。河北さんのYouTubeで使い方を勉強しています」

4.&be クッションファンデーション オークルベージュ [SPF24・PA+++]
「薄づきで使いやすいです。透け感のあるファンデーションが好きなので、リキッドなどの重めのものよりクッションタイプが好き。こちらはカバーもしてくれますが、ツヤでアラを飛ばして自然に仕上げてくれる感じです。

ファンデーションを使わずNARSのコンシーラーだけの時期もあったのですが、メリハリを出すのが難しくて。肌荒れが改善されてこちらを改めて使ってみたらとっても良くて、それ以来リピしています」

ベースメイクのポイント How to

薄いヴェールを重ねるように軽やかに。厚塗りは禁止!

「以前はノーファンデでしたが、&beのファンデに出会って使うようになりました。ベースは厚塗りにするとくずれやすくなるので、薄づきのものを薄く均一に広げることを意識しています。

まず、1を少量出して顔に点置きし、顔全体に広げます。首や小鼻周りなど、見落としがちなところも丁寧に」

2ものびがいいので少しでOK。目の下の三角ゾーン・Tゾーン・あご先とハイライトを入れる部分に仕込んで。

3のオレンジで目の下のクマをカバーし、それを塗った下に3のベージュをちょんちょんと。上から4をスポンジを使って広げます」

 

チーク&ハイライトの愛用品はこちら!

1.パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー ピンク
「チークとして使っています。ほのかな血色感が出るのと、上品なパールの効果で透明なツヤもプラスできます。すごくキレイなんですよ」

2.スナイデル ビューティ アクアジェム ティント 02
「スナイデルのお洋服を買っていてコスメが出たと知り、なにか買ってみたいなと手に取りました。リップ・チーク・シャドウと、マルチに使えます。かなりしっかりした色なので、本当に少しだけでOK。だから全然減らないんです(笑)」

3.ルナソル エアリールーセントパウダー 00(生産終了)
「色のつかないシアーなパウダーです。これを重ねるとくずれず、浮いてこないんです」

4.ヴァレンティノ ビューティ アイ2チーク 04
「いただきものの、ソフトなパウダーチークです。発色のいいコーラルカラーで、頬に存在感を与えたいときに重ねづけしています」

5.M・A・C ミネラライズ スキンフィニッシュ ライトスカペード
「現役時代から愛用しているハイライトで、これは本当にみんな使っていました(笑)。粉っぽさがなくしっとりしていて、品のいい仕上がりになります」

6.M・A・C 159SES
「ハイライトはこれでつけています。ボテッとつかず、軽やかに広げることができます」

7.パルファン・クリスチャン・ディオール ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 002
「ファンの方にいただいた名前入り。ファンの方からのプレゼントは、かなり使っています。くださったファンの方も『自分があげたものだ!』ってわかるかも(笑)。ツヤツヤになれるパウダーは、部分使いにぴったりです」

 

チーク&ハイライトのポイント How to

品よく輝くハイライトの重ねづけでナチュラルな煌めきを

「ほのかに色づく1を両目の下全体に鼻を越えて帯状に入れ、血色感とツヤを仕込みます。そして、頬骨の黒目の真下位置あたりに2をスポンジでトントンと。

仕上げに、3を崩れやすい鼻や口の周りをパフで重ねます」

「もう少し血色感を足したいときや、チークを主役にしたいときだけ、2の上に4をブラシでふわっとのせて。

ハイライトはダブル仕込み。6を使って5を、Tゾーン・目頭から斜め下・頬骨・鼻先・上唇の中央上・あご先にのせます」

「さらに、7の1を指に取り、頬骨と鼻先にちょっと重ねた“部分的追加テカリ”でメリハリを出します」

ひとつのアイテムをいろいろなパーツに活用して、コンプレックスを解消していくというゆいさんのメイク。次回は目元と口元のメイクを深掘りします。お楽しみに!

ゆいかれん
9月6日生まれ、愛知県出身。旧芸名は結愛かれん。2015年に宝塚歌劇団に101期生として入団。月組大劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』で初舞台を踏み、月組へ配属。2017年『All for One』で新人公演初ヒロインを演じる。2023年『応天の門/Deep Sea -海神たちのカルナバル-』で退団。現在はドラマを中心に活動中。2024年8月にオープンしたアートカフェ「anonymous」も話題に!
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撮影/風香 ヘア&メイク/加藤志穂(PEACE MONKEY) スタイリング/槇 佳菜絵 構成・文/淡路裕子

※こちらで紹介したコスメはゆいさんの私物です。ブランドへのお問い合わせはお控えください。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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