メイクHOW TO
2023.8.31

メンズでもできる初めての眉メイクー薄眉編ー【 ヘアメイク・KUBOKIが教えるメンズ美容塾 第四回】by『美的HEN』

メンズ美容人口は急増中!  でも、スキンケアの次の一歩=メイクとなるとまだまだハードルの高さを感じる人が多いよう。ですが、「メンズメイクはスキンケア以上に着実に印象アップをかなえられる手段。絶対やったほうが得です」とヘア&メイクのKUBOKIさん。「ジェンダーレスな時代でも、女性のメイクの真似じゃない、男のためのメイクがあります。連載第4回目は、超初心者でもマスターできる眉メイク。清潔感をメイクするならまかせてください!」(KUBOKI)

ヘア&メイク

KUBOKI(くぼき)さん

 

【薄眉の悩み相談】生まれつき眉毛が薄く、キリッとした眉に憧れます…でも、自分でナチュラルに眉メイクできる気がしません!

「生まれつき眉毛の毛自体が細く、存在感のない薄眉が悩みです」と、徐ハヌルくん。

薄顔で、眉も薄いので印象がはっきりせず、表情があんまりないと言われてしまうんです。優しそう、とは言ってもらえるんですけどね。だから、普段は前髪をおろして隠しているけれど、本当は前髪をあげたヘアスタイルのときも自信を持ちたくて…」という相談に、「眉を描いてみたことは?」と、“清潔感いい男”の師匠こと、KUBOKIさん。

「チャレンジしたことはあるんですが、元が薄いゆえに、どこまで濃くすればいいのかゴールがわからず、描いているうちに左右がずれてしまったりして…。もともと僕は“男としての自然さ”を保ちたいタイプで、いかにもなメイクに見えるのは避けたいんです」(ハヌルくん)。

「OK! 作りすぎてないけどカッコよさ増しの、“男のナチュラル眉”の作り方を伝授します!」(KUBOKIさん)

【KUBOKIの解決法】コツは“グレー”のペンシルで眉毛を1本1本描き足すこと! リアルな毛になりすますことで自然に増毛が可能

「眉アイテムは何か持っていますか?」というKUBOKIさんの質問に、「黒のペンシルだけ持っています。何を使っていいか自分で探してやっぱり情報に限界があって…色とか全然考えずに適当に買ったのがそのペンシルです」とハヌルくん。

「毛がない人はとくに、黒のペンシルだと濃くなりすぎるし、ハヌルくんの選んだメーカーのペンシルは芯が柔らかめなのでテクニックがないと、ベタッと“いかにも描きました”というようになりやすいはず」(KUBOKIさん)。

「本当にそうでした…。なので僕にはうまく描けないんだ、と諦めて以来迷宮入りしています(笑)」(ハヌルくん)。

薄眉のメンズが選ぶべき色は、濃いめのグレー一択。これで、毛流れに沿って1本1本書き足していきます。どんなに薄眉の人でも少しは生えている部分があれば、そこには毛流れがあります。それに沿って描いていくと自然に描けるんです。眉頭から眉尻までひと通り描いた上から、アイブロウパウダーをふわっとかけて影色でなじませればまとまりがでて、ナチュラルな眉が仕上がります」(KUBOKIさん)

【KUBOKIおすすめアイテム】薄眉でも自然に毛を足せる“眉ペンシル”と“眉パウダー”はこちら

KUBOKIさんおすすめの“濃いめグレー”の眉ペンシルは、芯がしずくの形をした“涙型”。「持ち方と角度の調整で、極細の線から比較的太めの線まで描けて便利なんです。芯が柔らかすぎてもベタッとついてしまうし、硬すぎても滑って描きにくいので、程よい硬さで描きやすいunoなどが僕の推し。眉をとかすためのコーム型のブラシとダブルエンドのものだと、わざわざブラシを買わなくていいので◎。最後に、ブラウン系のアイブロウパウダーもひとつあると完成度がアップ。1本1本描いた線の上から、ふわっと自然なブラウンのパウダーで影色をのせることで、肌になじませてくれます」(KUBOKIさん)

右から/グレーの色は比較的暗めの色がリアルな毛の色に近く、効果的。unoのこちらは濃いめグレー1色だけの配置なので迷ったり色を間違えたりする心配がなくて◎。眉の穴が空いたように毛がない部分は、太めの方で塗りつぶすようにしても。
ファイントゥデイ  uno バランスクリエイター  ¥880(編集部調べ)

立体的なグラデーションがつくブラウンの濃淡2色に、自然な影色のノーズシャドウがセットになったパレット。ひとつあると重宝。
カネボウ化粧品 ケイト デザイニングアイブロウ3D  EX-4  ¥1,210(編集部調べ)

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【HOW TO 脱・薄眉】絶対失敗しない超初心者&薄眉向け“眉メイク”法はこう!

(1)眉ペンシルの後ろについているコーン型ブラシで、眉を毛流れに沿ってとかす。眉頭は上方向へ、眉中から眉尻までは斜め下へとかし、今ある毛をあるべき位置に置いて整え、骨格にのせる。

(2)眉中から眉尻に向かって毛のない部分に描き足していく。涙型のペンシルを縦に持ち、毛と平行に動かすと、細くリアルな毛が描ける。

(3)眉頭は 毛流れに沿って下から斜め上〜上方向に毛を描き足す。このときもペンシルを縦に持って、細い線でリアルな毛を描く気持ちで。

(4)眉頭に人差し指をのせ、鼻筋の始まりの凹みまでずらす。こうすると、眉頭がぼけて自然に見えるようになるし、鼻筋の自然な影につながって眉が骨格にフィットする大切なひと手間。必ず指先がキレイな状態でやること、一度でキメることが大切!

(5)パウダーの一番濃い色と中間の色をブラシで混ぜる。

(6)プロセス(5)でブラシにとったパウダーを、眉頭ジャストより5mm程内側から眉尻に向かって、眉全体にふわっとかけるようにして完成。

【コツ】失敗しないためのOne Moer TIPS

パウダーをブラシにとった後は、必ず手の甲に描いてみて量を調節しよう。ドバッとついて濃くなりすぎるなどの失敗を防げる。

【薄眉の悩み克服】優しい雰囲気は残しつつ、キリッとデキる感倍増! 額を見せるヘアスタイルにも挑戦できて、おしゃれの幅も広がります

薄眉だと誰も思わないほど自然に眉メイクが仕上がったハヌルくん。

「眉アイテムについては右も左もわからず、ペンシルは持ってはいたもののお蔵入り、アイブロウパウダーを使ったのは今回が初めてで、お店で見たことはあったけれど『これ何に使うんだろう?』と想像もつきませんでした。眉の毛流れなんて考えたこともなかったです。でも、コツさえ掴めば、意外とササッと眉が描けるんですね」(ハヌルくん)

眉が薄い人は顔の毛も薄いことが多いので、濃く描きすぎると不自然。ハヌルくんの場合も、眉頭から眉尻までしっかり描きながらもふわっとナチュラルな眉に仕上げたから、本人の優しい雰囲気は残しながら、清潔感と意志のあるイケメン印象になりましたよね。眉頭を指でぼかしてノーズシャドウにつなげているのもポイントで、こうすることで鼻筋と眉の筋肉がつながって見えるから、描いた眉がきちんと骨格に乗って見える。だから、左右のズレも自然に防げるんです」(KUBOKIさん)

「KUBOKIさんが教えてくれたセオリーとテクニックは思ったよりシンプルで、しっかり真似すれば僕にもできそうです」(ハヌルくん)

「眉は顔のフレームとも言われるパーツだから、描くと断然しっかりした印象になれるよね。リアルな毛流れが透けるナチュラル眉は薄眉の強い味方だから、ぜひチャレンジしてみて」(KUBOKIさん)。

次回も初心者さんのメイク悩みをKUBOKIさんが解決します! お楽しみに!

 

いかがでしたか? 「メンズ美容」を始めるならまさに今!これからの『美的HEN』にぜひ注目して♪

『美的HEN』

新プロジェクト『美的HEN』は17年前からメンズ美容に取り組んできた『DIME』と、22年前から女性の美を発信してきた『美的』がタッグを組んだ新しいプロジェクト。プロの美容情報ニュースサイト『美的.com』と“知りたい”を深掘りするウェブマガジン『@DIME』上にそれぞれコラボ企画ページを立ち上げ、双方の視点からすべての人の美をサポートします!様々なカテゴリーを超えて、あらゆる人が美容を楽しむための情報をお届け予定。スキンケアの基本から、悩ましい“毛”問題、気になる最新グッズまで。美容事始め、『美的HEN』サイトをチェックして♪

*HENは、スウェーデンで「hon(彼女)」でも「han(彼)」でもない、ジェンダーニュートラルな三人称単数代名詞として使用されている言葉です。

 

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撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/KUBOKI(Three PEACE) モデル/徐ハヌル(メンズ美的クラブ) 構成/中尾のぞみ

 

【化粧品問い合わせ先】

ファイントゥデイ お客様窓口 0120-202-166
カネボウ化粧品  0120-518-520

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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