メイクHOW TO
2023.2.19

H&M・小田切ヒロさん流【純欲な肌の作り方】ブルベ肌に仕立てチークは内に仕込む!

大人気ヘア&メイク・小田切ヒロさんが大ブームの“中華メイク”の中の“純欲メイク”を教えてもらいました。大人っぽく、かわいく、色っぽく…と全方位カバーの好感度。純欲な肌の作り方をマスターしよう!

純欲な肌の作り方|ブルベ肌に仕立て、チークは内に仕込む!

ヘア&メイクアップ アーティスト

小田切ヒロさん

ベースとチークだけだとこんな感じ!


\外からくっきりではなく内からじゅわっと滲ませるの/

涼やかな透明感のある肌は、肌トーンを整えてから!

「純欲メイクの肌はズバリ、理想的なブルベ肌に仕立てること」とヒロさん。

「イエベの方、ブルベだけどくすみがちという方、どちらも対応できる方法を今回は紹介するわ。それは最初にファンデーションを塗って肌のトーンをフラットに整えること。下地いらずでカバー力のあるファンデを選ぶのよ。BBクリームもいいけれど、ポイントはトーンアップ効果が“ない”こと。自分の肌と同じトーンで、色ムラを整えた上で、ラベンダーの下地をごく少量塗り重ねて一気にトーンアップよ! 塗る位置も目の下の美肌ゾーンを中心に顔の上半分だけ! 下半分はほぼ塗らなくてOK。それだけで立体感とメリハリがつくから」

そして純欲な肌に重要な要素である血色感を自然に仕込むには?

「リキッドチークを使い、極薄になじませてから、パウダーチークとフェースパウダーを混ぜたものでぼかせば、じわっと滲むような血色感に仕上がるわよ」


Point

【1】ファンデを塗った後にラベンダー下地をオン

ワンプッシュの1/5くらいのごく少量で充分。塗りすぎると顔が膨張する&白浮きするので要注意。指の腹にとったら上写真を参考に、目の下から優しく範囲内に重ねてブルベ肌へトーンアップ。顔の側面や下半分にのせないことで、首の肌色とも自然につながるように。

Point

【2】明るめコンシーラーで強く高さを出す

立体感とメリハリを作るには、まず高くするべき位置をしっかり明るくすることがポイント。パウダーではなく明るいリキッドコンシーラーを、Tゾーン、3角ゾーン、あご先にオン。広げすぎず、範囲内にしっかり定着させるように、こすらず優しく押し塗りを。

Point

【3】リキッドチークで元々の血色風に仕込む

いわゆる頬の上に塗り重ねる血色感というより、肌の内側からじゅわっと滲み出るような紅潮感はベースメイクの時点で仕込むこと。しかも頬だけでなくまぶたや鼻先、あご先など顔の高い位置にピンクみを潜ませることで素っぽい血色感+立体感で小顔見せにも。

 

使用アイテム


A. カバー力抜群でなめらか肌に。
ポール & ジョー ボーテ フォンダン クリーム ファンデーション SPF25・PA++ 30g 全5色 ¥5,500
フォンダン クリーム ファンデーションの詳細・購入はこちら


B. パール入りラベンダーカラー。
ジルスチュアート ビューティ イルミネイティング セラムプライマー 02 SPF20・PA++ 30ml ¥3,520
イルミネイティング セラムプライマーの詳細・購入はこちら


C. 柔らかなライトベージュ。
カネボウインターナショナルDiv. KANEBO デザイニングカラーリクイド 01 SPF12・PA++ ¥3,300


D. 青み系6色パウダーで透明感を。
コスメデコルテ AQ オーラ リフレクター 01 ¥11,000
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E. ソフトマットなベージュピンク。
ジルスチュアート ビューティ サクラブーケ ブルームドロップ リップ&チーク シフォン 103 ¥3,300(2月24日限定発売)


F. 透明感のあるライラックピンク。
SUQQU メルティング パウダー ブラッシュ 105 ¥6,050(限定品)
メルティング パウダー ブラッシュ[2023年1月発売]の詳細はこちら


G. 青みを含んだトープベージュ。
アディクション ザ ブラッシュ マット 006M ¥3,300
ザ ブラッシュ マットの詳細・購入はこちら

 

メイク方法

\mapでまとめて確認!/

(1)ファンデーションAで、上顔中心に肌トーンを均一に整える
つけ始めは目の下。そこから顔の上半分を中心にファンデーションをよくのばし広げる。下半分は塗らないか、手に残ったものを塗る程度で。上下でメリハリをつけることが重要。

(2)ラベンダーの下地Bをごく少量、ゴーグルゾーンにスタンプ塗り
全顔の中でいちばん透明感を出したい位置が目元〜頬のゴーグルゾーン。ラベンダーの下地を指に少量とったら、こすらずトントンとスタンプを押す要領で重ね、青み+トーンアップ。

(3)明るめのコンシーラーCでハイライト&カバーを
Tゾーンや目頭からの3角ゾーン、あご先にしっかりと明るさと高さが出るように明るい色のコンシーラーを塗り込みハイライト効果を。小鼻の赤みも薄くカバーしておくと良い。

(4)フェースパウダーDを、中心はパフで、外側はブラシではらってなじませる
ブルーやパープルホワイトのフェースパウダーを顔の中心はパフで押さえながらややしっかりめに、外側はブラシではらいながらふんわりと仕上げ、さらになめらかで立体的に。

(5)リキッドチークEを、頬、まぶた、鼻先、あごの高い位置につけてぼかす
リキッドチークを少量とり、頬、上まぶた、鼻先、あご先の、最も高い位置に点おきしてから、指でぼかしながらざっくり広範囲に、ごく薄〜くなじませる。

(6)ピンクのチークFとフェースパウダーDを混ぜて、頬にさらにじゅわっと血色感を
パウダーチークにフェースパウダーを混ぜて、頬の、目頭下辺りにのせ、外側に向かってブラシではらう。仕込んだリキッドチークと相まってさらにじゅわっとピンク感がアップ。

(7)青みベージュのシェードカラーGで、フェースラインをシャープに整える
マットな青み系のベージュのフェースカラーをブラシにとり、耳下〜えら部分を始点にくるくるとブラシでぼかしながら耳前、あご裏にかけてシェーディングを施す。

 

『美的』2023年3月号掲載
撮影/榊原裕一(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/小田切ヒロ(Nous) スタイリスト/平田雅子 モデル/上國料萌衣 構成/村花杏子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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