石井美保流・美まつげ3か条|まつげが変わると人生が変わる! 長ければいい、多ければいいわけじゃない理由とは?

自身のまつげはもちろん、美容家としてまつげエクステの施術者として、多くの女性のまつげを見つめ続けてきた石井さんがたどり着いた、美まつげのアンサーとは?
まつげが変わったことで、人生が変わった!
石井さんといえば、常に美しく繊細なまつげがトレードマークですが、「実は、地まつげは細くて少なくて短い。目に対してバランスが悪く、ずっとコンプレックスでした。だから学生時代は、人からギョッとされる程マスカラてんこ盛り」だったそう。そんなときに出合ったのが、まだ上陸したてだった“まつげエクステ”。「まつげが変わるだけで、顔も、印象も、気持ちまで変わる、そんなまつげのパワーに魅せられすぐにまつげエクステ屋さんを開くことを決意。こうして今の私があります」。何よりもまず相手のまつげからチェックしてしまう程まつげ愛にあふれる、石井さんの美しいまつげへのこだわり、とくとご覧あれ!
石井美保流 美まつげ3か条
長ければいい、多ければいいという思い込みは今すぐ捨てよう
石井さん自身、マスカラ時代やエクステに出合いたての頃は、まつげの「長さ」「量」「太さ」は、あればある程良いと思ってしまっていたそう。
「鏡で自分の目元だけを見ていると気づかなかったんですが、集合写真で客観的に見ると我ながら驚きました、まつげの主張が強すぎて(笑)。瞳を彩る名脇役くらいでちょうどいい。また、まつげの量や長さなどのべストは、個々の目の幅などによって異なるので、そこに捕らわれないでほしいですね。それよりも、健康的でハリツヤのあるまつげが、均一に生えそろっている方が美しい。さらに黒目に光が入るような自然な上向きカールがつくと理想的です」
美まつげ1|目頭から目尻まで均一に生えそろっている
量が多ければいいというわけではない。抜けや欠けがなく、端から端まで、均一に生えそろっていることが大切。
美まつげ2|目に光が入る上向きカール
まつげを上げるのは、下向きだと目に光が入らないから。闇雲に巻き上げるより、目に光が入る程度に緩やかな上向きが美しい。
美まつげ3|ただ長いだけでなく、ハリ・コシ・ツヤがある
まつげの毛質も重要。無理に長さを出すとうねったりツヤを失う場合も。髪と同様、元気だ素直に生えた艶やかなまつげが理想。
これが理想の美まつげバランス
眉下:目(まつげの先まで)が1:1
上まぶたのまつげの先端までを「目」だと見なした上で、「目」と「眉下」の広さが1:1くらいになっているとバランスが良いのだそう。まつげの上げ具合や、長さを足す場合の指標にもなるのでぜひ覚えておきたい!
もっと知りたい美まつげKeyword
【Hair】まつげの毛周期
まつげが一定の長さを保っているのは、髪と違い毛周期がとても短いから。3か月程で抜けて、その毛が再び生えるのは3〜6か月先。生え替わりが活発化する夏や、乾燥で抜けやすくなる冬は、特にまつげが少ない時期。
【Length】まつげの長さ
日本人のまつげの長さは、平均で7mm程だそう。小顔の人や薄い顔、顔の凹凸が少ない人であれば、まつげが7mm程あれば充分。一方、目鼻立ちがくっきりしている人の場合はもう少し長めの方がバランスがいい。
【Amount】まつげの量
片目で50〜100本程、目の横幅によって個々でかなり毛量は異なる。まつげは本来、目をゴミや汗、紫外線などから守る傘の役割。基本的には骨格に応じた量が備わっているが、扱いや季節によって増減するので注意。
【Curl】まつげのカール
日本人は欧米人などに比べるとまつげが下向きに生えている傾向。また、髪が直毛の人はまつげも直毛になりがち。立ち上げる際は、正面から見たときに、下まつげ〜上まつげの先端が、眉下の幅と同じになるように調整を。
Profile
石井美保さん
美容家、トータルビューティサロン『Riche』オーナー。「こすらない美容法」で輝くような美肌をキープ。
『美的』2022年5月号掲載
撮影/天日恵美子、魵澤和之(まきうらオフィス) ヘア&メイク/輝・ナディア(Three PEACE) スタイリスト/今井聖子 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/村花杏子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。