健康・ヘルスケア
2020.5.13

新型コロナウイルス感染…妊娠中はハイリスクってホント?真相を婦人科医、福山先生に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

A:半分ホント、半分ウソ

「厚生労働省が発表している、“新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策~妊婦の方々へ~”では、現時点では妊娠後期に新型コロナウィルスに感染したとしても、経過や重症度は妊娠していない方と変わらないとあります。胎児のウィルス感染症例が海外で報告されていますが、胎児の異常や死産、流産を起こしやすいという報告はなく、妊娠中でも過度な心配はいらないとされています。

しかし、妊娠後期に入りお腹が大きくなってくると、子宮が肺を圧迫するようになります。万が一肺炎になってしまうと重症化する可能性もあるので、より気を付けた方がよいですね」(福山医師・以下「」内同)

感染予防が大切!3密を避け、手洗いうがいを

「コロナ疲れやコロナ鬱も囁かれる一方で、深刻に考えすぎなくてもよいのでは? なんて声もありますが、そんなことはありません! 妊娠していても、妊娠していなくても日頃の感染予防が大切です。密閉空間、密閉場所、密閉場面の3密を避け、こまめに手洗い、うがいを行うようにしましょう」

産後の面会やお祝いは避けて…外気浴はOK

「ママだけでなく、親戚や友人も赤ちゃんの誕生を楽しみにしていますよね。本来であれば、みんなで出産のお祝いをしたいところですが…生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力も弱く、心配です。この時期は面会を遠慮するようにしましょう。

また、産後の外気浴はしてもOKですが、やはり問題なのは“人目に触れさせるか”という点。自宅のベランダやお庭程度にとどめて、人の多い公園などは避けた方がよいですね」

 

 profile
福山 千代子
アヴェニューウィメンズクリニック 院長

日本産科産婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業。クリニックは、医師をはじめ全て女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS) などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響され様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援しています。

アヴェニューウィメンズクリニック

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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