八木勇征さん×池端杏慈さん×中村海人さんの和気あいあいな様子にキュン!『矢野くんの普通の日々』インタビュー【♯美的エンタメ部】
2024年11月15日から公開される映画『矢野くんの普通の日々』は、超不運体質な男子高生と超心配性な女子高生をはじめとするクラスメイトたちの日常を描く青春ラブコメディー。主演のFANTASTICSの八木勇征さん、共演の池端杏慈さん、Travis Japanの中村海人さんにインタビュー。仲の良い3人の掛け合いにもご注目ください!
超不運体質の矢野くん、心配性の吉田さん、モテ男子の羽柴くんの想いが交差
――映画では、八木さん演じる超不運体質の高校生・矢野剛(やのつよし)と、池端さん演じる矢野くんが心配なクラス委員長・吉田清子、中村さん演じる吉田さんに想いを寄せるスポーツ万能な学校一のモテ男子・羽柴雄大の想いが交差します。まず、オファーされた際の作品の第一印象と、役へのアプローチの仕方から教えてください。
八木 作品の第一印象は、以前SNSで原作第1巻の表紙を見た時に、とても惹かれて読んでみたことがあったんです。日常生活を描いていて癒しもあるけど、ケガをする場面の描写ではなぜか色気が増していて、見たことがない漫画だなと思いました。だから撮影前は、実写化するとケガのシーンも一つの見どころだけど、どう撮影していくんだろうなと思っていました。現場に入るとアクションチームの方と相談をしながら、無事に撮影ができて、ホッとしましたね。
矢野くん役へのアプローチとしては、まず外見から入って髪型をセンター分けにしました。そして何より、彼はピュアな心の持ち主という点が一番の魅力なので、お芝居になった時にも観ている方にそう思ってもらえるように演じました。矢野くんは嘘をつかない、100%自分の気持ちを相手に伝える性格なので、たとえば目線を合わせた時に、気持ちを伝える時は目線を絶対にずらさない、といったこまかい仕草まで意識していました。
池端 私も原作の漫画を読んでいたのですが、一巻からケガもリアルに描かれていたので、実写化でもこれをどうやるんだろう!? と驚いたのを覚えています。でも、アクシデントがある場面での(吉田)清子ちゃんは、心配性で一生懸命で、矢野くんをほうっておけない。最初は、彼女のように喜怒哀楽をしっかりと表現できるのかなという緊張と不安がありました。
清子ちゃんの役になるにあたって、私はずっと前髪が長くておでこを出した髪型だったのですが、役のために8年ぶりぐらいに前髪を作ったんです。外見から清子ちゃんに寄せたい気持ちもありましたし、撮影に入る前にしっかりと役に感情移入できるように、台本を読み込んで役に取り組むようにしました。
中村 僕もたまたま原作を読む機会があって、つい次の展開が気になる面白い漫画だなと思っていました。今回、原作漫画としてあらためて全巻読ませていただいたのですが、読み進みやすいですし、全部一気に読ませていただいたくらいでしたね。
羽柴くんの役作りですが、僕は普段グループでお仕事していると、そのときどきの自分の気分で動くことが多いんです。でも、羽柴くんは学校の中でもいつも明るい存在というイメージがあったので、普段からまわりの人たちにも明るく接するようにしました。あと彼は鈍感な性格でもあるので、その鈍感さを体験するために、僕も日頃から鈍感に生活するようにしていましたね。
――鈍感に生活するというのは、何かに気づいてもあえて何も動かないということですか?
中村 そうです、動じないことですよね。だから、たとえ自分がこけたとて、何にこけたのか気づいてないとか(笑)。
八木・池端 ははははは(笑)!
中村 でも、今はそうする必要はなくなったので、今日も池端さんのネイルの色が以前の撮影の時とは違うということにもすぐ気づきました!
池端 すごいです。
現役高校生・池端さんの青春が「うらやましい!」
――今作は青春ラブコメディーですが、劇中で青春を感じたことや、ご自身の青春時代を振り返るといかがでしたか?
中村 僕は高校時代、クラスメイトと遊びに行くような経験をしてこなかったので、羽柴役で青春追体験できました。とくに夏祭りのシーンの合間で、みんなが屋台のご飯を食べる姿を見て、「これがお祭りだ!」と(笑)。金魚すくいのシーンでは、八木くんが一生懸命金魚をすくっていて、めっちゃ可愛かったです!
八木 ははは(照笑)。僕も学生時代に青春を経験できなかったので、取り戻すためにも必死で楽しい時間を過ごしました。お祭りに行くこともなく、サッカー部の仲間とずっとサッカーをやっていましたね。
中村 サッカーボールが恋人だ?
八木 そうですね(笑)。青春といえば、池端さんは……。
池端 今、高校生なので……。
八木・中村 うらやましい〜っ !!
池端 いえいえ(笑)。私はファミレスのシーンと林間学校のシーンで、青春を感じました。とくにバスの中で撮影した時は、クラスのみんなで、トランプなどのいろいろなゲームをしたシーンが一番印象に残っています。
――八木さんはFANTASTICSで、中村さんはTravis Japanでご活躍でもあり、メンバーのみなさんからの反応はいかがでしょうか。池端さんは女優業が本格始動されましたが、お友達やご家族などまわりのかたからの応援はどのように受け止めていますか?
八木 メンバーみんな映画の公開を楽しみにしてくれていますし、公開前に試写で観てくれたメンバーもいますが、映画館でも「観る」と言ってくれているので、感想が楽しみですね。それこそ映画の主題歌はFANTASTICSの「Yellow Yellow」という楽曲なのですが、プロモーションビデオの撮影の際、メンバー全員が、矢野くんになりきって学ランを着てくれました。僕はそこに矢野くんとして登場していて、すごく面白い仕上がりになっていると思うので、みなさんにも観てほしいです。
中村 僕たちTravis Japanも挿入歌として「Staying with you」を担当させていただいていて、この映画を盛り上げられたらいいなと思っていますし、うちのグループもみんな観てくれるはずなので、感想を待ってみようかなと(微笑)。 そして映画の撮影に入る前には、役のためにいきなり短髪にしたので、メンバーに「どうしたの?」と聞かれて映画のことを話すと、みんながお祝いしてくれたんです。なので、公開を楽しみにしてくれているんだなと嬉しかったですね。
池端 私は家族や親戚に映画のことを話した時に、すごく喜んでくれて、全国上映なので遠く離れた場所に住んでいる親戚も「絶対、観に行くね」と言ってくれました。実は、友達から、完成披露試写会に参加できる抽選に当たったよ、と教えてくれた子がいてびっくりしましたね。
八木 すごい!
中村 なかなかないことだよね?
池端 はい。そうやって友達もみんな喜んでくれて嬉しかったです。父は映画のチケットを10枚以上買ってきてくれて、翌日に母も何枚か買ってきて、さらにその後また父が追加でチケットを買ってきてくれて(照笑)。
八木 かわいいなあ、お父さん。
池端 結局20枚近く買ってきてくれて、本当に映画出演をまわりも応援してくれて、喜んでくれました。
八木勇征さん・池端杏慈さんの美肌の秘訣は?
――お話は変わりますが、ここからは美肌の秘訣を探るべく、八木さんと池端さんの普段の美容面についてもお聞かせください。
八木 僕はもともと美容に関しては無頓着で、洗顔もそれほどこだわらないタイプでした。今は、撮影していただく機会もありますし、以前よりは意識するようになりましたね。でも、シンプルが一番なので、化粧水を選ぶ時も特別なものを使うこともなく、そのときどきに「いいな」と思うものや新しいものを試しています。
化粧水を肌に染み込ませたあとは、僕は乳液を使わず、美容液を使うことが多いですね。あとは最近、ロケで地方に行ったときに羊の革などからとれる油を使用した保湿クリームをいただきました。使ってみたら、保湿力が高くて良かったです。
――八木さんのお肌が整っている秘訣を教えていただき、ありがとうございます。池端さんは、美容面で意識して行っていることはありますか?
池端 お風呂を出た瞬間に、化粧水をつけるようにしています。乾燥して、お肌の状態がわるくなるのがいやなので、保湿には気をつけていますね。あとは寝る前に、脚や腕のストレッチや運動をするように心がけていて、ボディメンテナンスをしています。
――映画の役作りで前髪を切ったお話をされていましたが、メイクやファッションにも変化がありましたか?
池端 そうですね。普段は学校があるのでメイクをしませんが、休みの日におでかけに行く時は、きらきらするラメのアイシャドウをつけたりすることもあります。ファッションはあまり変わりなく、以前から好きなストリート系やカジュアル系の格好をすることが多いです。変わったことといえば、前髪を切ったことで、ヘアアレンジをよくするようになりました。
――前髪の変化によって、ヘアアレンジの楽しさも広がったのですね。いろいろなお話をありがとうございました。映画も楽しみにしています。
八木・池端 みなさんもぜひ映画をご覧になっていただけたら嬉しいです。
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PROFILE
八木勇征
1997年5月6日生まれ。東京都出身。
FANTASTICSのボーカル。俳優業にも精力的で、主な映画出演作に『イチケイのカラス』『劇場版 美しい彼〜eternal〜』など。主なドラマ出演作に「ホスト相続しちゃいました」「18/40~ふたりなら夢も恋も~」「婚活1000本ノック」「南くんが恋人!?」などがある。今後の待機作としては、UniReelにて、2024年11月より全話一挙配信されるショートドラマ『最期の授業–生き残った者だけが卒業–』で主演を務める。
池端杏慈
2007年9月8日生まれ。東京都出身。
第25回ニコラモデルオーディションにてグランプリを獲得し、雑誌「ニコラ」の専属モデルとなる。2022年放送のTBS日曜劇場「オールドルーキー」でテレビドラマ初出演。同年12月公開の映画「かがみの孤城」にて映画初出演となる。2023年4月より「ポカリスエット」ブランドCMキャラクターを務める。
中村海人
1997年4月15日生まれ。東京都出身。
2022年に全世界配信デビューを果たした7人組の男性アイドルグループTravis Japanのメンバーとして活躍。ドラマ出演作に「今どきの若いモンは」「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」など。本作で映画デビュー。
Information
映画『矢野くんの普通の日々』
https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/
<不運>から恋がはじまる!? 超不運男子、矢野くんのミラクルピュアラブストーリー!
主演:八木勇征
出演:池端杏慈 中村海人 白宮みずほ 新沼凜空 伊藤圭吾 筒井あやめ
原作:田村結衣「矢野くんの普通の日々」(講談社「コミックDAYS」連載)
監督:新城毅彦 脚本:杉原憲明 渡辺啓 伊吹一 音楽:信澤宣明
主題歌:Yellow Yellow/FANTASTICS(rhythmZONE)
挿入歌:Staying with you/Travis Japan(キャピトル・レコード/ユニバーサルミュージックジャパン)
企画製作:HI-AX 制作プロダクション:ダブ 配給:松竹
取材・文/かわむらあみり 撮影/楠本隆貴
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。