健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2020.12.25

上白石萌歌さん「オーディションは就活みたいなもの。自分にしかできない役を見つけたい」

オーディションは就職活動のようなもの、と述べるのはアーティストの上白石萌歌さん。実力派20歳の役に対する思いとは?

役者は、毎日が就活状態。自分にしかできない表現を見つけていきたいです

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「のどのケアにこれが欠かせないんです!」。そう言ってもってきてくれたのは、甜茶が入ったのど飴。『劇場版ポケットモンスターココ』で、ポケモンに育てられた少年ココの声を演じる際にも助けられたそう。

「10歳の少年らしく、大声を出していたら声が出なくなってしまって。声の技術が足りない分、今回はハートで勝負!という思いでした。実際に体を動かすと声に感情が入るので、アフレコ中もココと同じように動いていました。私、映画館で初めて観た映画が『ポケモン』なんです。ポケモンに育てられた少年を、ポケモンと共に育った私が演じられることも感慨深かったです。でも、ポケモンの言葉は難しかった!(笑)」

親子の絆、人間とポケモン=自然との共存という今作のテーマに考えさせられる一方で、自分はポケモンなのか、人間なのか戸惑うココには共感も覚えた。

「自分が何者なのか、私も模索中です。私にとってはオーディションが就職活動のようなもので、作品ごとに毎回、自分と向き合わされます。どんな作品にもはまれる役者を目指しながら、自分だからこその表現を見つけたいです」

女優の仕事を始めた当初は人見知りで、人との関わりを避け、「鉄のような繭で自分を覆っている感じだった」。役を演じ、登場人物や共演者をもっと知りたいと思う中で、気づくと人見知りも克服できていたそう。

「お芝居では、先輩方と年齢や性別を超えてつながれることがうれしくて。ご縁を大切にしたくて、時々、手紙やギフトを贈るんです。郵便で、あえて時間をかけて思いを届けることも楽しいんですよね!」

俳優として、アーティストとしても活動する実力派の20歳は、「時代に媚びない、カッコいい女性」を目指す。

「中学1年から続けている日記は7冊目。書くことで気持ちが整理できて、ぶれない自分でいられる気がします」

MOKA’s Tips

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#眉はしっかり描く

太めの眉を、メイクでよりしっかり描くのが好きです。

【Movie】『劇場版ポケットモンスター ココ』

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オコヤの森の幻のポケモン・ザルードはある日、人間の赤ん坊を見つけた。森の厳しい掟おきてに反し、ココと名づけ、育て始めて10年。サトシ、ピカチュウと出会ったココは、自分は何者なのか悩む。その頃、森に不穏な気配が…。
声(特別出演):上白石萌歌、山寺宏一、中川翔子、中村勘九郎 2020年12月25日公開

 

PROFILE
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かみしらいし・もか/2000年鹿児島県生まれ。映画『羊と鋼の森』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ『義母と娘のブルース』など話題作に多く出演。出演するドラマ『教場II』(フジテレビ系)が2021年1月3・4日に放送。公開待機作に主演映画『子供はわかってあげない』など。アーティスト・adieuとしても活動。

 

『美的』2021 年2月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/冨永朋子 スタイリスト/道端亜未 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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