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2026.1.4

【美しい人の美の習慣】市川美和子さん ゆっくりと、自分を育てる。|美的GRAND

10代から、憧れるファッションの先にはいつも市川さんがいた、という人も多いはず。モデルとして、俳優として活躍を続け、来年50代を迎える。シワも肝斑さえもチャーミングになるその生き方とは。

EDIT: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢ととともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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SOURCE: 美的GRAND2026年冬号

美的GRAND2026年冬号

2025年12月12日発売頃発売

12月12日美的GRAND冬号が発売します。 毎年12月は、この一年最も輝いていた有名人を 「美的GRANDベスト…

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「こんなに続けるんだったら、芸名にしておけば良かったです(笑)」。モデルとして35年近いキャリアについて尋ねると、笑ってそう答えた。15歳でのデビューと同時にファッション誌やカルチャー誌を席巻し、「◯◯のよう」と形容できない、チャーミングで新しい美しさに魅せられた。ルックスや若さが重視されてきたモデルの世界で、長年キャリアを重ねている存在は希望をくれる。

個性派枠だから続けられた。天職と言われて腑に落ちた

「周りと比べてコンプレックスを感じることもありましたが、そもそもが個性派枠で、キレイでいることを期待されていなかったんです。だから、続けてこられたのかもしれません。刹那的な仕事として始め、その感覚がずっと続いていましたが、お仕事には嫌なことも違和感もなく、モデルの仕事は私がいちばん自然体でいられる場所でした」

あるインタビューでその話をすると、
「それは天職ですね」と言われ、その瞬間、「すっと腑に落ちた」という。

「モデルとしての撮影時は自分を空っぽにし、無の状態で臨みます。そういうことも、体型をキープすることもつらくないんです。自我を出したいという欲も強くはないので、基本的にどんなメイクもファッションも楽しいですし。あまり深く考えずに取り組んできましたが、これが天職ということなのか、と。当時、キャリアは既に20年以上でしたが、初めて、『私はモデルだと言っていいんだ』と思えました」

撮影ではルックごとに変わるメイクで肌を酷使する分、普段はノーメイクでいたり、多様なメイクに対応するため、肌のケアを念入りに行う人も。だが市川さん自身は、「美容情報には疎い」という。

「普段はほぼすっぴんでいるのは、メイクを落とした後の自分の肌色とのギャップにへこむからなんです(笑)。美容習慣といえば、お風呂に毎日入ること…と思う程、あまりなくて。進化する情報に追いつけず、何を選べばいいのかわからなくなるんですよね。モデルはその時々でのリアルを伝える仕事でもあるので、今は肝斑もそのままにしています。ただ仕事柄、なるべく体型を維持できるように、食べすぎたら自然と節制モードに。甘いジュースも飲みません。同じ糖分をとるなら高価なケーキでとりたい(笑)」

20代の頃、環境問題を考える中で、思い詰めたことがあった。以来、セルフケアアイテムの選び方にも変化が。

「物を使った後の行く末が気になってしまったんです。これは自然に帰るのかな…と考え始めるとノイローゼ気味になってしまって。当時はまだ環境に配慮した製品の選択肢も少なかったのでよけいに。でも、頭で考えすぎるより、自分が心地いいと思うものを選んでいこうと思えると、より自然体で生きられるようになりました。今はスキンケアもナチュラルなものを好きな香りで選んだり、マッサージもバッテリーを使わないマッサージボールにしたりと、アナログなものを選んだりしています」

44歳で加齢を実感。でも抗わず、変化も楽しむ

俳優としても活躍し、良作に多く出演。静かな役でも強く印象に残るが、実は5年程、俳優業を休んでいた時期がある。

「器用ではなく、周りのペースについていけず、お芝居は向いていないと思う中で疲れてしまって。悩んだ末、いったんモデル業に専念しました。お芝居の休憩時間をとったことで仕事を冷静に見つめ、より正直に演技ができるようになれた気がします。『私は俳優です』とはまだ言えませんが、お仕事には責任をもって臨みながら、もっと気楽に頑張ろうと、心が軽くなれたことは良かったですね。それでも落ち込むときは抗わず、ちゃんと落ち込みます。そのうちどうにかなると、長年の経験でわかってきたので」

人生、休み休み。その中で自分らしい生き方を見つけた市川さん。俳優業を再開後は無理のないペースで仕事を続け、話題作に出演し続けている。

「撮影中、モニターに映る自分を見て、“年をとった”という現実に衝撃を受けたのが44歳。そこから徐々に、自分の変化を受け入れられるようになりました。白髪はまだ少ないのですが、いずれ白髪染めをする時期も来るかもしれない。だから、今は染めずに自分の髪色を楽しんでいます。そういえば以前、クランクイン前に眉毛が抜けてしまったことがありました。演じる役にまつわることを考えすぎたストレスが出てしまって。私は食らいやすいタイプなんだな…と。いまだに自分に発見があるのも新鮮です。憧れるのは、シンディ・ローパーやティルダ・スウィントンのような、型にはまらない自由な女性。自分も人も型にはめるようなことをせず、のびのびと生きていきたいですね。50代の目標は、筋トレを続けられる自分になることです(笑)」

セルフケアではナチュラルなもの、好きな香りのものを選ぶ。その時々のリアルを伝えたいから、シワや肝斑も慈しんでいます

お芝居を休んだことで、心を軽くできた。50代も自分を型にはめず、自由に生きたい

 

いちかわ・みわこ/1976年東京都出身。15歳からモデルとして活動。その個性的でチャーミングなルックスで、『an・an』『non-no』『Olive』など多くのファッション誌で人気を博し、ハイファッション誌でも存在感を放ち続ける。俳優としてドラマや映画でも活躍。近年の主な出演作に、映画『ちひろさん』、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』、ドラマ『1122 いいふうふ』『僕達はまだその星の校則を知らない』など。出演するドラマシリーズ『人間標本』がPrime Videoで12月19日より全5話一挙配信。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢ととともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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撮影: YUJI TAKEUCHI (BALLPARK)

ヘア&メイク: 石川ひろ子(eek)

スタイリスト: 青木千加子

構成: 松田亜子

SOURCE: 美的GRAND2026年冬号

美的GRAND2026年冬号

2025年12月12日発売頃発売

12月12日美的GRAND冬号が発売します。 毎年12月は、この一年最も輝いていた有名人を 「美的GRANDベスト…

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