クラシックバレエやストリートダンスに精通し、NY留学中に腰を痛めた経験からピラティスメソッドの効果を実感。ピラティスインストラクターの資格を取得後は横浜·山手に『スタジオ ピラティス イズム』をオープンし、呼吸法や解剖学を取り入れたセルフメンテナンスを提案。グループレッスンやパーソナルレッスンのほか、現在はリモートによるオンラインレッスンも実施。
■ スタジオ ピラティス イズム
ベッドでできる簡単ピラティス|ゴロ寝したままヒップアップ&骨盤ケア!【解説動画つき】
リモートワークを始め自宅で過ごす日々に慣れてきたこの頃、運動不足や体重増加に悩む人が続出! かと言って散歩で長時間外出するのは抵抗があるし、家の中で運動できるスペースも無い…。そんなあなたにお届けするのは、ベッドや布団の上などの省スペースでできる簡単ピラティス。全4回に渡り、『スタジオ ピラティス イズム』の内山いずみさんが解説動画つきでご紹介します。
今回は、座り姿勢がすっかりクセになってしまった「怠けものヒップ」にフォーカス!
ピラティスとは?
深い呼吸とともに、正しい姿勢を意識しながら体幹・インナーマッスルを強化していく動きのこと。リハビリのために開発されたエクササイズで、運動神経も柔軟性も関係なく身体作りができるのが特徴。無理なくおこなえるため年齢問わず毎日でも実践しやすく、ほどよく引き締まったボディラインを理想とする人にもぴったり。
長時間の座り姿勢はお尻の巨大化を招く!?
「普段よりもデスクに座っている時間が長いと無意識に悪い姿勢になっていませんか? 悪い姿勢のまま座り続けると下腹がぽっこり出てしまうばかりか、座りっぱなしで動かなければお尻の筋肉が衰えて骨盤が開き、どっしり大きい&ぺったんこなお尻をした洋ナシ体型になりかねません…。
そこで今回ご紹介するのはお尻の側面部分の筋肉、『中殿筋』と『深層外旋六筋』をメインに鍛える簡単ピラティスです。これらの筋肉は骨盤の位置を安定させるほか、きれいなハート型のお尻を作り、股関節の動きをスムーズにする働きがあります。リモートワークで動かす機会が減り、”怠けもの”になってしまったお尻まわりに喝を入れましょう!」(いずみさん)
ピラティス中のPOINT
・スタートポジションで鼻から息を吸い、動く時に口から息を吐く
・効かせたい部位に意識を集中!
・狙った部位以外が効いてると感じるのは筋肉を正しく使えてない証拠
初級編・オイスター【片足20回ずつ】
(1)身体の右側を下にしてベッドへ横たわり、両足をそろえて股関節とひざを軽く曲げる。骨盤は前傾させたり後傾させず、ベッドに対して垂直になるよう意識し、左手で位置をキープしておいて息を吸う
(2)貝がパカっと開く動きをイメージし、息を吐きながら左ひざを持ち上げる。骨盤が動かないよう注意して(1)~(2)を繰り返し、反対側も同様におこなう
上級編・バタフライ【片足20回ずつ】
(1)まずは初級編の(1)の状態から、息を吸いながら左足を持ち上げる
(2)左ひざで右ひざを軽くタッチするように、息を吸いながら左の股関節を前方向へ大きく動かす
(3)今度は左のつま先で右のつま先を軽くタッチするように、息を吐きながら左の股関節を後ろ方向へ大きく動かす。股関節をダイナミックに動かすことを意識して(1)~(3)を繰り返し、反対側も同様におこなう
取材・文/井上ハナエ